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荒木優太 @arishima_takeo
もうひとつ考えねばならないのは、何でもそうだが、否定的なことを言わないのが何かを大切にすることでは必ずしもないということだ。もっと言えば、大事なものが危機的状態になるからといって、それを甘く見ることが救済に資するわけではない。by合田正人『入門ユダヤ思想』
荒木優太 @arishima_takeo
「「異教」という訳語は、ギリシャやローマの多神教的宗教を指し示しているが、語源的には「定住的農民」を意味する「パガヌス」に由来し、「パガヌス」は更に、ある囲い込まれた領域を指す「パグス」から派生した」(合田正人『入門ユダヤ思想』)。へぇー。
荒木優太 @arishima_takeo
誰とでも関係しうる者をシェイクスピアとマルクスは「娼婦」と呼んだが、そうした何とでも交換可能な存在が予め前提とされなければ、愛は愛とのみ交換されるということすら生じえないのだ。by合田正人『入門ユダヤ思想』
荒木優太 @arishima_takeo
宇宙は必然的法則に司られているけれども人間がそれを知らないだけだ、というスピノザの考えは、私たちは世界ないし宇宙を形成している言語の文法を知らないと言い換えることができる。この無知を、ちょっとした「言い間違え」として捉えたのがフロイトであった、と私は思う。by合田正人
荒木優太 @arishima_takeo
「若きアーレントが一九三五年亡命先のパリで「若者の指導者:マルティン・ブーバー」なる熱烈な賛辞を『青年ユダヤ新聞』に寄せていたという事実は、おそらく今でもあまり知られていないのではないだろうか」(合田正人『入門ユダヤ思想』)。へぇー。
荒木優太 @arishima_takeo
合田正人『入門ユダヤ思想』読了。相変わらずの博識で面白かった。けど、「入門ユダヤ思想」というタイトルの新書で読者が求めているのはコレなのか…?という疑問はないではない(笑)。いや、お買い得であることは間違いないですよ。
荒木優太 @arishima_takeo
あと、途中から読みの推進力が落ちるというか、「アレ、なんでこんな話してんだ?」とか思う瞬間もないではない。合田正人さんの著作は一つの固有名(レヴィナス、ジャンケレヴィッチ、アラン…)を巡る数珠つなぎだとそうでもないのだが、フワッとした主題の数珠だと相互のつながりが時に見えにくい。
荒木優太 @arishima_takeo
でも、繰り返しですけど、高密度だからコスパはすごいですよ。『柄谷行人と吉本隆明』読んだ人にも、ちょっとしたサービスがある。

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