サイエンス・ウォーズ(笑)
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ソーカル事件より遥か以前、35年前に結論は出ていた
一部で話題になっていた、大岡昇平の柄谷行人批判について。「成城だより2 」p143より、1982年6月13日より。 大岡昇平、柄谷行人のゲーデル論を批判すべく連続体仮説と選択公理の無矛盾性や圏論を勉強するの巻。 pic.twitter.com/Jclp8EQos3
2017-05-07 14:48:29大岡昇平、柄谷行人について「ラッセルの逆理以後の数学の展開を、正式に勉強する気にさせてくれた事で、柄谷氏の数学的発言に感謝する。ただし『文藝』の『一頁時評』月毎に酷くなり行きて、もはや数学的寝言に近し。(続)
2017-05-07 14:53:06(続き)癌を宣せられてより数学に熱中せりという父君が、今日の氏の短文を見たら何と言うだろうと反省をすすめる。なおこの人と数学の話をするのは予めお断り。まともな話はできそうにない。」
2017-05-07 14:53:55「(柄谷)氏の錯乱を見れば、文藝評論家が、ベクトル、位相、束の如き数学用語をいい加減に使うのを、私はもはや咎めない。みな比喩的にも使うのだから勝手にしたらいい。数学と文学は全然無関係でいいのである」もいい味出している。
2017-05-07 15:22:40ソーカル事件とその後の論争も遠い日々
しかし○○はなくならない
#超数学 現代思想畑で話題の千葉氏のツイートは変な発言が多いな pic.twitter.com/DBmXivSfPY
2017-08-31 17:25:58未だに言い争いが続いている
ソーカルらの「『知』の欺瞞」を読むと、サイエンスウォーズはポストモダニストらによって展開されたかのような印象を受けるが、日本におけるサイエンスウォーズ、販売総代理店の金森先生は「テキストには魂がある」とかポストモダニストが絶対に言わないようなことを言っちゃう人なので、ねじれがある
2017-08-31 08:22:11金森先生は「科学者は皮相な反応しかしてこない」とお怒りだったらしいが、「科学は素晴らしいが科学者は科学を裏切っている」とかいきなり人のこと怒鳴りつけておいて実のある対話なんかできる訳ないじゃないですか。
2017-08-31 08:24:57@ytb_at_twt その作品、読んでみます。金森先生の最後の編著の書評をすることになり、比較的長いスペースを与えられてたこと、ほかに英語の特集にも書くことなど、金森先生のお仕事について、正面から正直に考えるので。もし、ご出版された何かがあったら、いただけますか?
2017-08-31 08:32:04@akihito_suzuki すみません、金森先生に関してはあくまで私は一素人であり、ちゃんと論じたことはありません。 金森先生の「テキストの魂」や「裏切り」発言は、2013年の日本哲学会のwsで聞いたものですが、そのときの酷い印象のせいで、私の金森先生に関する印象は公平性を欠いているかもしれません。
2017-08-31 10:30:19@akihito_suzuki ご存じかとは思いますが、科学者側からの典型的な金森先生観は以下のようなものであり、ご著書やwsから私が受けた印象は、こういう典型的反応を補強するものでした。 d.hatena.ne.jp/leeswijzer/201… math.tohoku.ac.jp/~kuroki/FN/kan…
2017-08-31 10:33:50いくつかのツイートをしろうと目でみるかぎり,金森修という人がなんかえらいからというよりは,日本の科学哲学界隈を描き出すのに格好の題材を提供するのでどこかで特集する意味はあるんじゃろう.
2017-08-31 14:24:46twitter.com/ytb_at_twt/sta… ソーカルさんのパロディー論文は多くの人を笑わせることに大成功しちゃったんです。 もともと思想の内容で勝負していなかったので、ユーモアのセンスでわらいものにされた点がとても痛かったのでしょう。 ポモはダサいという印象が広まった。
2017-08-31 22:34:13現代思想の人達について不思議に思うのは、ソーカル事件について何で躍起になって否定するのかという点です。彼ら彼女らが言うとおり、ソーカルは別にデリダらを論破してはおらず、その仕事の中核は科学用語の濫用とは無縁なのであれば(ですよね?)、さっさと遺憾の意を表して後は黙ってればいいのに
2017-08-31 22:26:31いえ、私は1998年の春頃からサイエンス・ウォーズのことは意識していた者です。しんかいさんのご探求とは直接関係がないです。主にJ-M. Levy-leblond他の論者に着目していましたし、基本的には2000年代の『フレンチ・セオリー』など思想史的な理解に依拠しています。 twitter.com/ytb_at_twt/sta…
2017-09-01 14:30:56しんかいさんがサイエンスウォーズについて調べ始めたばっかりにおき先生事件やら金森先生祭りやらなにやら連鎖的に騒ぎが大きくなってきている件。へんぴな村によそ者がやってきた結果、かつての旧怨がほじくるだされて死体の山が築かれる推理小説ってこんな感じだったのか。
2017-08-31 21:25:41金森先生が「サイエンスウォーズを主導」というのも私は歴史的理解としては共有していません。私からすると金森さんは「早い段階で反応を出して、ある程度妥協した」方です。ソーカル、ブリックモンがまとめて叩いた極めて多様なテキストが「実際に何であるのか」を緻密に考察する作業はされていません
2017-09-01 14:35:01あと、そもそもこの議論を日本語だけでやるのは変です。米国のCultural wars、Science warsは当然つながっているし、最近把握しましたが、オーストラリアにはHistory warsもありました。仏の場合は「戦争」かどうかは論者により認識が違ったのでは(要確認)
2017-09-01 14:36:31ポスト構造主義を米国経由で受け取った各国、各領域の反応の一変種として私はサイエンス・ウォーズを捉えています。実際、関連トピックとして日本の「ニューアカ」が何であったのかなど、思想史的検討も近年では進んでいるようです。fabula.org/actualites/fre…
2017-09-01 14:39:47そういうわけで、日本語のツイッター界隈(?)で、金森さんをメインアクターとする「サイエンス・ウォーズ」史観が形成されているのは、ある意味驚きだったりする。「日本版フレンチ・セオリーの輸入とその論争の経緯」みたいな論文になりそうな…。
2017-09-01 14:47:38