21世紀型新悪役論~パトレイバー「内海課長」の発展形はyoutuber? 悪のキャラクターの個性、造形の過去と未来をあれこれ考える
- gryphonjapan
- 115138
- 285
- 91
- 81
@nakatsu_s 国家を超えて世界を遊ぶ人 狂言回しの人間が必ず産まれてくる 日本は戦はダメだという人が大半でも 戦術、戦利、戦略に特化した人間は必ず産まれてくる これはもう仕方ないことでは? ロジに特化した人、戦に特化した人、彼らを棄て置いた国に 未来はないと個人的に思います
2017-09-11 19:07:55@tyokorata あー! 分かる。。。冨樫義博の登場キャラクターの悪役に付随する「エリート主義(まぁ富樫さん自身が天才だしな)」「一方でアートとか美学などと高尚なモノでもないもっと身近で卑近な悪意」、こういうのは君のすぐ隣にもいるよ感というのは怖いよね。
2017-09-11 20:33:39@futsu_no_ossan @kingbiscuitSIU 絵としての新しさ&演出の素晴らしさがあったから悪役として「おぉっ!」って思いましたけど、わりと変態とか殺人狂とか、一括りにしやすい気はしますね。
2017-09-11 20:36:11ハチワンダイバーが頭に浮かんだけど・・・違うか。 twitter.com/nakatsu_s/stat…
2017-09-11 21:20:29【募集】ゆうきまさみさんが描いた画期的な悪役「パトレイバーのシャフト企画七課の内海課長」みたいな、面白主義を信奉して倫理を乗り越えちゃう大人子供は、今の時点で、絶対にYouTube上等に生息しているんだけど、それを指摘するような小説やマンガコンテンツをご存じの方、教えてください。
2017-09-11 16:09:43@sassie0802 実はまだ今ひとつ自分の中で言語化出来ていないんですよ。内海課長が「趣味人として楽しみを内面化」しているのに対して、「YouTuberは自己承認を外部においている」から違うはずなんだけど。でも何か接点がある。新しい悪役ってこの2つの境界線上にある気がして……。
2017-09-11 21:34:00@nakatsu_s 内海課長も自己承認かどうかは別として、自分がすることを多くの人に見せつけたいという側面が多々見受けられたので、かなりのユーチューバー気質なのかなぁと個人的には思いました。多分派手なことをしでかして、それを見た他の人の反応を見るのが楽しいだけなんだとは思いますけど。
2017-09-11 21:47:54@nakatsu_s ▼YouTubeあたりにいらっしゃる当該のみなさんの人間像は、内海などより、新井秀樹『ザ・ワールド・イズ・マイン』のトシ(三隅俊也)に似てるのではないかと思うのですが(@∀@)
2017-09-12 01:24:53@nakatsu_s 最近だと、ジャンプ+で連載している「終極エンゲージ」の主人公、クリス王子ですかね。ヒロインは、主人公と結婚する為に主人公自身によって作られた主人公のクローンという設定で、かなりの面白主義者と言えるでしょう。 shonenjumpplus.com/episode/139320…
2017-09-12 08:02:54@nakatsu_s 漫画アクション連載の「奈落の羊」はどうでしょうか。そのもの内海みたいなキャラはいないけれど、youtuberが悪徳と分かった上で再生数のために色々やっちゃう描写があると思います。
2017-09-12 07:54:45銀河英雄伝説のトリューニヒトなんかもその眷属でしょうか。すなわち、ドラマツルギーにのっとると倒すための筋道がなく、キャラクターの怒りやこだわりによってのみ打ち倒される。 twitter.com/nakatsu_s/stat…
2017-09-12 08:11:35【悪役列伝】中津が「画期的な悪役であり、倒し方が分からん」と思うコンテンツ上の三大悪役を上げると、『パトレイバー』の内海課長/『蓬莱学園の冒険!』の南豪君武/デビッド・ブリン『ガイア』のデイジーとなります。次点で『エンダーのゲーム』の大人たち/『ダークナイト』のジョーカーです。
2017-09-12 08:01:16@yu_nagi2 そう「法治主義・民主主義に巣食うため倒せない」という意味で、トリューニヒトは画期的。ちょっと田中芳樹さんがわかり易く「基本的には倒せない」ってとこまで書いたので、逆にフォロアーが使いにくくなった観もありますよね。その意味で企業に中間管理職として巣食う内海は巧い抜け道だった。
2017-09-12 08:27:29@kikori2660 お、こちらも未読でした。拝読してみます。ジャンプ系のネット漫画は、『彼方のアストラ』など含めて、攻めているなぁ……。
2017-09-12 08:37:11@nakatsu_s パトレイバーはヒーローではなくおまわりさんを描く話だからわからやすくない犯罪者は倒せない=ヤン・ウェンリーは民主主義的こだわりを捨てられないから国家権力の使い手を倒せない、は相似形でしたね。その意味で、有能だが厄介なトリューニヒトは単純にキャラ作りにくいのかも。
2017-09-12 09:25:01@nakatsu_s youtuberの悪役と言いますと、「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」のジンガロはすでに挙がってますでしょうか。下請けギャングのリーダーでしたが、若い頃に素人が出演するテレビ番組に出たのが一番の自慢で、スーパーパワーを得た後はyoutuberに転身していました。
2017-09-12 09:27:01@yu_nagi2 キャラ作りしにくいのはその通りで、「煽動政治家を上手く書く」のが難しいんですよ。基本的に「まさかこんなのに騙されないよ」と読者が思うから。でも現実は違うよねというのが、まさに民主主義のお手本の一つだったアメリカで起きちゃったしなぁ。
2017-09-12 09:28:48@hatikaduki 残念ながら未見ですが、「ジンガロが新しい悪役だ」というのは聞いたことありますね。そう言えば気付いたのですが、日本コンテンツでは、キック・アスやホームカミングの様に、「ネットで活躍するヒーロー」をまだ上手く描けないから、「ネットで活躍する悪役」も描けないのかな。
2017-09-12 09:31:28@nakatsu_s 他、ガッチャマンクラウズでは、ネットを介して超常の力を分け与える累くん&総統Xと、正義感を暴走させる梅田さんと、不和を煽るベルク・カッツェとが、みな歪んだヒーローとして描かれてるのが特徴でした。カッツェが最後に主人公の一部=内面の声になるオチが良かったです。
2017-09-12 10:29:19@nakatsu_s まあリアルよりフィクションの方がハードルが高いというのはよくある話ですが(フィクション的に説得力のないことも現実にはちらほら)……それにしてもトランプショックは大きいですよね。「トランプみたいなのが大統領になる」はあるはずのない話の定番だったのに。
2017-09-12 10:40:25@hatikaduki お、御指摘多謝! 確かに滅茶苦茶に新しかった。中村健治監督は、私は「つり球」の大ファンです。中村監督はスゴく先進的でありつつ、おそらく温故的な少年の倫理観を信じていて、そこから逆算して物語を作る手腕が、射程距離があるんですよね。半面、破綻なくまとまる部分で話題になりにくいかも。
2017-09-12 10:51:42内海課長の後継として檀黎斗を挙げる声があって、youtuberではないものの説得的であるなと思ったのですが、近年の本邦におけるyoutuberへの注目度と平成ライダーのフットワークを考えると来年再来年にはもういるかもしれません。 twitter.com/srpglove/statu…
2017-09-12 21:23:37