武蔵野台地と谷の成り立ちの一例を蟹川に見る(新宿~大久保~早稲田:蟹川の谷巡検)
いや、しかし、武蔵野台地が淀橋台や荏原台まで含んでしまう場合、こびわさんのいう階層的地形名とは違ってきてしまいますね。形成時代が異なるので。
2017-10-13 13:29:42問題としてより本質的なのはこちらで、学校教科書を世間一般に広げれば、私のいう類型IIや類型IIIに相当する。類型IIIであることは間違いなさそうで、さらに地質学(地層学)と地形発達史で用語が異なれば類型IIにも相当する。 twitter.com/s15taka/status…
2017-10-13 13:00:11下末吉面の上には下末吉・武蔵野・立川ローム層がのってて「地表面は下末吉面じゃない」というのが一般にはわかりにくくなってるかもしれません twitter.com/kobiwa_net/sta…
2017-10-12 00:13:31類型についてはこちらをご参照ください twitter.com/s15taka/status…
2017-10-13 13:00:50連載第1回「学校教育でみかける地球惑星科学用語の不思議(尾方隆幸)」では、学校教育における地球惑星科学用語の問題を類型化したうえで、科学界と教育界の齟齬が高大接続・連携の支障になっていることを指摘しました。2017年8月号に掲載。 kokon.co.jp/book/b308756.h… pic.twitter.com/wGXJxoTPyi
2017-09-30 21:15:54この連載は今学期のすべての講義で受講生に配っています。やっぱりパブリッシュすることは大事と改めて実感。あわせて月刊「地理」の宣伝も。無償配布になってますが将来の顧客層開拓の可能性もあるのでご容赦をm(__)m @kokonshoin twitter.com/s15taka/status…
2017-10-13 13:20:22地球惑星科学も、高校生物の用語問題改善の仕事を見習っています。いま日本学術会議地球惑星科学委員会と日本地球惑星科学連合で進めている作業に関連して、古今書院の月刊「地理」において『学術用語と教育用語:どうちがう?どうする?』を連載中。 kokon.co.jp/monthly/
2017-09-30 21:12:03私の授業を受けている学生には無償で配布しますが、社会人には基本配布しませんので、皆さんご購入くださいね。ウェブサイトからPDF版も買えます。
2017-10-13 13:22:46『日本の地形4 関東・伊豆小笠原』(東大出版会)によれば、武蔵野台地は淀橋台や荏原台、さらに多摩や立川も含んでいるようです。「多摩川、東京湾、荒川、入間川に囲まれた台地を入間・武蔵野台地と呼ぶ」とはっきり書かれてる(p232)。図「武蔵野台地の地形区分」(p233)も同様の扱い。
2017-10-13 13:58:32『地形学辞典』(二宮書店)によれば地形発達史における下末吉面や武蔵野面の定義は地質学の定義とずれていないようだ。例えば武蔵野面の項には「武蔵野ローム層が直接載る面を武蔵野面として下末吉ローム層以上を載せる淀橋面から区別し」とある(p601)。原典は貝塚・戸谷(1953地学雑誌)
2017-10-13 14:04:46下末吉面や武蔵野面の語義については、地球科学側では統一がなされていて、しかし世間一般には誤解されてる可能性があるという状況でしょうか。そうだとすると類型IIIになりますね。それなら地球科学側が正しいアウトリーチを進めるだけで改善に向かうでしょう。まぁそれが難しいではあるのですが。
2017-10-13 14:09:14上述『日本の地形』には多摩川と入間川に挟まれた部分とあって、そこには多摩面とみられる段丘もありおかしいなと思っていたが、多摩丘陵は外しているようだ。そうすると武蔵野台地は下末吉・武蔵野・立川の総称。武蔵野台地と多摩丘陵はあくまでも丘陵と台地を分けた地形区分と理解すれば納得できる。
2017-10-13 22:21:51台地縁の斜面を作る原因について
・ 霜柱クリープの影響について
・ 蟹川の谷右岸にも武蔵野面上のロームが?
霜柱クリープの影響について
@s15taka @hira_sail これについては東西に流れる玉川上水の両岸で学芸大の伊東さんがやられて,小泉・伊東(2011)として出てますね. dl.ndl.go.jp/view/download/…
2017-10-13 16:22:27小野有五(1978)以後は詳しい観測がなされなかったのでそれ以来の論文ですね。ただ武蔵野台地各所の自然的な地形に当てはめるとなるとLGMはどうだったのか気になる。現在でこれだと、LGMでは南向き斜面でも霜柱クリープは発生したでしょう。@jirokomori @hira_sail
2017-10-13 16:55:46最終氷期の関東平野南部の気候環境に近い状況としては(趣旨はだいぶ違いますが)奥日光で河岸の侵食プロセスをモニタリングをしてPAPPに論文を書いたことがあるので、参考になるかもしれません。 onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/pp… @jirokomori @hira_sail
2017-10-13 17:00:05奥日光でモニタリングをしてたときや論文を書いてるときは最終氷期の関東平野南部などまったく考えてなかったが、いま思えば参考になるプロセスがあるような気がする。この観測では季節凍土の融解によるマスの崩落がプロセスとして重要だったが・・・ twitter.com/s15taka/status…
2017-10-13 20:08:05蟹川の谷右岸にも武蔵野面が?(谷の右岸は直接下末吉面上の台地ではない?)
@hira_sail さん反応遅くてすみません.この東西の違いですが東側にも武蔵野面が細く残ってるのでは?だから緩傾斜に見える.東京都のボーリングデータdoboku.metro.tokyo.jp/start/03-jyouh… のそのあたりの柱状図を見ると武蔵野礫層があるように見える
2017-10-13 16:33:09@hira_sail このC面と大久保通南側の右岸(区立子ども総合センター周辺)は同じ面,ということです.前述の都のボーリングデータベースdoboku.metro.tokyo.jp/start/03-jyouh…で久保さんの図を精査するってのもありですね.孔口標高が間違ってたりとか結構取り扱い注意ですが
2017-10-13 16:42:29@jirokomori ありがとうございます! 東京都のボーリングデータを見てみます。 下末吉面の台地は谷が多く刻まれていたり、侵食が進んでいる印象がありましたので、そのせいで左右違うのかと思っていました。 いろいろ勉強になりますm(_ _)m
2017-10-13 18:46:44