量子ニューラルネットワークのクラウド公開に対する量子コンピュータ研究関係者の反応(11/22更新)(11/24更新)
- kamakiri_ys
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固体物理 No.11 特集 量子コンピュータへの道 1. 座談会 これ読めば何でImPACTがコヒーレントイジングマシンになったのか分かると思う agne.co.jp/kotaibutsuri/k…
2017-11-21 22:03:24内閣府ImPACTの誇大広告広報と量子コンピュータの話 - 人間とテクノロジー kaetn.hatenablog.com/entry/2017/11/…
2017-11-21 22:45:55ちなみに、予算分配の問題で田崎さんがおっしゃっていた事にも関係しますが、「このアイデアはダメだ」と責任をもって断定するには年単位での勉強が必要です。ただ、「過大広告かもしれないよ」くらいの発言は許されるかと思うので、僕はそう言っているだけです。
2017-08-19 17:06:14国税で研究する者は国民・社会に研究内容を発信することが義務づけられているわけですが、量子コンピューターの重要性を正確に伝える場としてツイッターを選んだことは正解だったと思う。
2017-11-21 23:45:1611/24更新
(「Impact の量子コンピューター」について表現がよくないかもしれないと思われるツイートを削除しました。ぼくの意見はあとでまとめて書きます。)
2017-11-22 09:59:11【山本 ImPACT の「量子コンピューター」のこと】 1 今回の装置(論文にならって CIM(コヒーレントイジングマシン)と呼ぶ(イジング好きだし))はすごい。光のパルスをスピンに見立ててイジング系を実装するのだからスピン好きとしては痺れる。凄まじい実験技術だと思う。 nlo.stanford.edu/system/files/m…
2017-11-23 16:59:372 動作機構は完全には理解していないけれど、相当に複雑なことが起きているようだ。純粋に物理の問題としても面白いかもしれない。一方、各々のパルスを測定して古典計算機を通してフィードバックをかけているので、量子性は強くない。特に異なったパルス間のエンタングルメントは作っていないはずだ。
2017-11-23 17:00:063 そういう意味で CIM はこれまで「量子コンピューター」と呼ばれていたものとは本質的に違う。もちろん、言葉の定義は変化するものだし、以前から言葉を使っていた人に言葉の定義を決める権利があるわけでもない。CIM を「量子コンピューター」と呼んではいけないという理屈はないだろう。
2017-11-23 17:00:384 ただし、言葉を新しい意味で使うのであれば、人々の混乱を避けるための最大限の努力をしなくていはいけないと思う。特に、科学の研究成果の広報には、人々に科学の風景を正しく伝えるという「科学教育」の側面もある、いや、その側面は本質的に重要だととぼくは考えている。
2017-11-23 17:01:045 そう考えると、今回の ImPACT の広報には不満がある。CIM をゲート型(←これは多くの教科書に載っている量子コンピューター)と量子アニーリングと並列することで、もともと混乱している一般の量子コンピューターの理解をさらに混乱させることになると思う。 jst.go.jp/impact/hp_yama…
2017-11-23 17:02:136 特に、CIM の「パルスの個数」と従来の量子コンピューターの「qubit 数」を比較しているのはいただけない。CIM が 2000 個のパルスの制御に成功したのは驚異的なことだが「パルス数」と「qubit 数」は全く異質のものだ。「世界最大規模の量子コンピュータ」という言明はやはり不適切だと考えている。
2017-11-23 17:02:38追加:そういえば、「Entropy 所収の論文の (3), (4) がわからない」としきりに書いてたけれど、あれは以前に構想されていた量子的なコヒーレンスの高い装置での理想化されたシナリオなんだろうということで納得してる。なので、今回のパルス 2000 個の装置とは多分少し違う話。
2017-11-25 00:12:06これ以降のツイートはまとめを分けています。