陥没アヒルチャンのフォロワー百合小説 EP4
ここからは真の百合の世界だ
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ahiruchan_phi
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Φ
@ahiruchan_phi
サバは座席に腰掛ける。目的地の最寄り駅までは30分ほどかかる。「新作プリン・プリンシパルか……美味しかったなあ……」ゆっくり一人でスイーツを味わうなどいつぶりだろう。昔は毎日のように甘いものを楽しんでいた気がする。暖かい家で、みんなと……「みんな？」ふとサバは違和感を覚えた。
2017-11-28 12:52:52
Φ
@ahiruchan_phi
「みんなって……誰だっけ」サバは頭を抑える。思えば妙だ。こんなことが今までも何度かあった。いや、駆除班に来る以前のことを鮮明に思い出せたなど一度とてあっただろうか？記憶が無いわけではない。だが、何か靄がかかっているような感覚。それはきっと自然なことだと自分に言い聞かせていた。
2017-11-28 12:54:43
Φ
@ahiruchan_phi
だが今回は違う。大事な何かが欠落しているような気がしてならない。「……ボクは、何」異常な発汗、そして嘔吐感。「ねえ大丈夫？顔色が悪いけど……」隣に座っている女性がサバに声をかける。その声も遠く聞こえる。『間も無く、目谷……』時間の感覚が歪み、意識が闇に落ちていった。
2017-11-28 12:56:57
Φ
@ahiruchan_phi
【YURIZONZ NEXT HUNT】 「お前は、誰だ」……「貴女がそうなのですね」……「喰らうべきは、己自身ですよ」……「まさかはんちょ〜さんの性癖にそんな深遠なる理由が」……「サバじゃねえ！何やってんだ！」……「百合ゾン」
2017-11-28 12:58:48