ふぁぼった分だけ媚薬レベルがあがるCP(めーさく、レイマリ、咲霊、レミパチェ、あやさな、幽アリ)
- hachisu716
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レベル22: アリ「……全部知って、遊んでたのね…………」 幽「目論見通り、とはいえないわね。どの味を引くかは運次第だもの。……ほら、もう考えない。私だって、効いていないわけではないんだから。……目を閉じて」 アリ「……――――、っん……」
2018-03-22 20:49:46レベル23: アリ「――……っぁ、……ぁ……っ……は、……っ……ぁ」 ベッドに移り事が済んで、アリスを背中から抱きしめる幽香。 幽「どう、よかった? ……いつもより、よさそうだったけど」 アリ「――……ぁ、あ……ば、……か……。も、……かま、ないで」 幽「……まだ、クスリが効いてる?」
2018-03-22 20:55:59レベル24: アリ「……ずる……い。ゆ……か、は」 幽「……じゃあ、種明かしをしましょうか。当たりを引いたのは、実は私。ストロベリーなの」 アリ「……、え……」 幽「あなたは違う味だったでしょう? ……耐えてはいたけれど、さすがに私も我慢の限界だったから、あなたを煽ったのよ」
2018-03-22 21:06:14レベル25: アリ「……な、……に……?」 幽香に抱きしめられ、朦朧としたまま顔を向けようとするアリス。 幽「当たりでなかったとはいえ、ニブイのか、はたまたハズレ中のハズレだったのか、あなたったら待ってもなかなか効いてこないから……その気にさせるのに骨が折れたわ」
2018-03-22 21:10:29レベル26: アリスの頤(おとがい)を肩越しに優しく指でとらえる幽香。 幽「……つまり、参ってたのは私。……要するにあなたのは……――雰囲気酔いねえ」 アリ「………………」 しばらくの間黙り込むアリス。 アリ「…………もう…………」
2018-03-22 21:20:38レベル27: そう一言云って、雛を抱える親鳥のように優しく抱え込まれた幽香の腕の中で、目に見えてくたくたと脱力するアリス。 アリ「…………いや…………」 ぽつりと零すアリスのうなじに浮かぶ珍しい小さな汗の珠に口づけて、くつくつと咽喉の奥で笑う幽香 幽「よかったから、いいでしょう?」
2018-03-22 21:26:33レベル28: アリ「…………ずるい、ゆう……か…………」 何度めかの科白を力なく繰り返すアリス。 幽「……年の功と云って」 顎を少しこちらに引き寄せて、ちゅ、と輪郭の骨に口付けて笑う幽香。 幽「――――まだまだお子さまねえ、アリス」
2018-03-22 21:40:06レベル29: 本当に余裕がないのはいつも自分のほうだけれど、それをいつもこんな風に受け止めてくれるから。 怒っても、呆れても、揺れ動いても、それでもこんな自分を受け止めてくれるのはいつもアリスのほうなのだ。 本当に包容力があって、懐の深い“大人”であるのは、アリスだろうに。
2018-03-22 21:45:47レベル30: そうは思うけれど、自覚がないのはまだまだ未熟だからか。 立場関係を把握する前に、せいぜい今は子供扱いを押し付けて愉しませてもらおうと思う。 まだ騙していることがあると気付いてくれるのは、これから何年後のことだろうか。
2018-03-22 21:49:38レベル31: それを愉しみにして、幽香は腕の中で熟れて甘い匂いのするアリスを抱きしめて、柔らかな眠りについた。 ストロベリーの香りの残る舌先を、夢に預けて。
2018-03-22 21:51:22