「経済学的な家族ツイート」まとめ　その３４

本の虫（本体） @honnomusi

経済学的な特命調査29:息子「・・・君の幼なじみ、うちの生徒会に必死な顔して一人で乗り込んで来たよ。クラスメイトに知られたら自分も標的になるかもしれないリスクを背負ってね。」 ピアノ少年「・・・俺さえ犠牲になれば、あいつは平和に3年間を過ごせるだろ。それで何か問題か？」

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経済学的な特命調査30:美化委員「あんた本当にバカね。まだあの子の気持ちが分からないの？」 戻って来た美化委員が物凄い剣幕でピアノ少年を見下ろす。 美化委員「あんたが辛いことに耐えながら3年間を過ごすのは彼女にとっても辛いことなの。それのどこが平和なのよ。自己完結にもほどがあるわ。」

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経済学的な特命調査31:美化委員「彼女はあなたを助けるために必死にもがいてるのよ。なのに、あなたが手を止めたら、彼女の想いは報われないじゃない。」 ピアノ少年「・・・俺だって」 ピアノ少年「俺だって、あいつの泣き顔をこれ以上見たくない。でも、俺一人の力じゃあ、どうにも・・・」

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経済学的な特命調査32:うつむき、肩を震わせるピアノ少年。しばらくして、決意したように顔を上げた。 ピアノ少年「なあ、あんたたち、生徒会だって言ったよな。」 深々と頭を下げるピアノ少年。 ピアノ少年「頼む、この状況を、あいつの気持ちを、何とかしてやってくれ・・・」

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経済学的な特命調査33:美化委員は息子の方を見る。息子はそれに応えるように、穏やかに、そして力強く微笑んだ。 息子「分かった。我々生徒会が、全力でサポートすることを誓うよ。」