安全保障・主権論についてのkyslogとkoli_sanの対話(進行中)

モーメント使いにくすぎ
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ショーンKY @kyslog

@koli_san それは少し違いますね。単独防衛論をとると「確実な防衛のためには相手より武力を持たなければならない」という発想を相互に持つことになり軍拡競争が発生します。軍拡競争を抑止する最も有効な方法は「暴走した1国を残りの国で抑え込む」という確約とその実行である、と考えています。

2018-01-23 21:23:36
ショーンKY @kyslog

@koli_san 海外で警察が現場射殺を選ぶのは、犯人が武装していて警官の安全を確保するために殺さざるを得ないときが基本になります。「全員が均等に武装を減らすことで、防衛側の武装=殺す必要性を減らすことができる」が基本にあり、それを実現する手段が「世界の警察」の導入なわけです。

2018-01-23 21:25:19
こりさん @koli_san

@kyslog この点、安全保障や地政学の範囲だけ考える頭の人は、過度な原発反対派の反面のように、安全にかかる危険が発生したら、半ば予防的に、危険の段階からダメージを現実化させないように最も効率的な方法で即座に解決することが合理的としますが、

2018-01-23 21:26:57
こりさん @koli_san

@kyslog どうしても相手方の国際的な個人人権を考慮要素に入れる立場からすると、警察比例的な、必要性の観点を入れ込んだ、問題の大きさ故の強力な手段行使の必要性に比例して、より強度な手段の行使が初めて(倫理的に)「許される」という発想を持ちます。

2018-01-23 21:27:39
ショーンKY @kyslog

@koli_san はい。先ほども回答しましたが、発生する問題の規模を縮小する手段が軍拡競争の抑止であり、軍拡競争を抑止する手段が共同防衛である、という考えです。貴方の言う目的を達する方法が地球の裏側にも派兵する義務を負った共同防衛論だと主張しているわけですね。

2018-01-23 21:29:45
こりさん @koli_san

@kyslog まさにその点、警察は警察比例の要請からの限界を受けることが基本線になるわけですよね。 どのレベルの危険又はその現実化によって、殺人という行為が許されるのか、という評価が違うだけで。

2018-01-23 21:29:59
こりさん @koli_san

@kyslog (人殺しの必要性があると仮定の上で) 一般的には共同防衛論を認め、場合によっては地球の裏側まで出張して人殺しをする必要があり得るとしても、個別具体的な事例次第で、その必要性が乏しい場合はあり得るとは思います。 一般的な可能性が担保されていれば、それで十分ではないですかね。

2018-01-23 21:35:31
ショーンKY @kyslog

@koli_san 戦争を起こすのは野良武力と軍ですが、1国の軍が暴走しても小さな被害で済む程度には軍縮を進めたい、しかし軍縮すると野良武力に対抗しきれなくなるので様々な国の力を合わせれば対抗できる程度にしたい、という発想ですね。言い換えれば、軍縮を進めるほど地球の裏に出張る必要性が増すわけです。

2018-01-23 21:38:16
ショーンKY @kyslog

@koli_san もう少し言えば、催涙弾のような殺さない手段はそれだけ所謂ストッピング・パワーが小さくなるので手数が必要になります。殺さない、殺させないの両立を追求しようとするほど地球の裏への派兵がオプションとして大きくなってくるわけです。

2018-01-23 21:40:32
こりさん @koli_san

@kyslog 例えば北海道の過激派が悪さをすれば北海道警察が対応しますし、場合によれば各都道府県警が応援に出張するわけですけど、北海道でガキが恐喝しただけだったら道警の所轄警察署所轄交番の巡査レベルで十分対応できますよね。 場合によるでしょう、というのはこの例を写す趣旨です。

2018-01-23 21:44:28
こりさん @koli_san

@kyslog 暴力の管理においてどういったサイズの実力の指揮命令系統を、どの程度の個数用意し、それらの関係をどこまで互いに信頼するものとするか、というのはいろんな議論があるとは思いますけど、北海道のガキの恐喝にブラジルの軍人が出張してきて殺人をする必要があるとはあまり思えないのです。

2018-01-23 21:46:40
ショーンKY @kyslog

@koli_san 必要性がないなら行かなくていい、というのは分かりますが、こちらの問いかけは必要性があるならどうするか?そもそも必要性を下げるためにはどうしたらいいか?というものなのであまりかみ合っていませんね。

2018-01-23 21:47:37
こりさん @koli_san

@kyslog 逆に、北朝鮮レベルの組織的かつ世界的に外を及ぼしことが可能な軍事力については、ブラジルだって場合によったら人殺しに参加し得る、という確約はあってよいかと思いますが。

2018-01-23 21:48:01
ショーンKY @kyslog

@koli_san はい。そういうことですね。ブラジル軍が来る確約があれば日本は軍縮ができます。一方で、例えば最近混乱しているベネズエラで軍の乗っ取りがあってブラジルを攻撃したら日本がブラジルに駆け付ける確約も必要であろう、ということです。

2018-01-23 21:51:55
こりさん @koli_san

@kyslog 必要性があるならどこへでも人殺しのために出動する 必要性がある場合は全世界的に人殺しのために動員するとの判断を全世界的に人々に承認された軍事当局中央が決めておく、で良いのではないですかね。

2018-01-23 21:51:55
こりさん @koli_san

@kyslog そこについては互いに意見の相違はなく、ずっと争点とはなってなかったかと。

2018-01-23 21:53:16
こりさん @koli_san

@kyslog もちろん、もっと根源的な「安全保障に人殺しが必要か?」という部分が肯定的な結論である、という仮定が前提ですが。

2018-01-23 21:54:12
ショーンKY @kyslog

@koli_san その通りですね。最低限単独での正当防衛は認められる、警察が着くまでは周りの人も現行犯逮捕してよく、警察が到着したら防衛が正当か否かまで含めて司直の手に移る、というのものの類推が単独防衛、集団的防衛(狭義)、集団的防衛(広義)の関係ですね。

2018-01-23 21:54:51
ショーンKY @kyslog

@koli_san 警察が来るという信頼があるから人々は銃や刃物で武装して自力救済を考えずに済む。警察が来ると信頼されるためには必要とあらば地球の裏側まで駆け付けるという信頼が必要。ということです。

2018-01-23 21:56:01
ショーンKY @kyslog

@koli_san 現状我々が知りうる手段の範囲内において地球の裏側まで派兵して、国連からの「今ここで人を殺すことが最終的に死ぬ人を最も減らせる」という要請があればそれに参加することもやむを得ない、それが現状最も人を殺さずに済む手段である、将来的には分からないが、というあたりが同意点かと

2018-01-23 22:02:15
こりさん @koli_san

@kyslog 単純に数の多少だけで比べられるものとは限りませんがね。 あと個人的には、国連はあくまで現状のサイズと個数の国家をアクターとする連合体であって、インターナショナルな社会主義者としては、むしろより強力な結合として世界的統一国家に近いもののが望ましいのではないかという気はしています。

2018-01-23 22:07:52
ショーンKY @kyslog

@koli_san なるほど。防衛論の話はそこまでとしましょうか。 後者は私はかなり悲観的ですね。「民主的共同体自体の権限が同じ場合、共同体メンバーの数が多くなるほど合意にかかる時間と合意内容への不満(個々人の意見との不一致)が増大し民主制が機能しなくなる」というアイデアで一筆書いています。

2018-01-23 22:10:50
こりさん @koli_san

@kyslog 70億近い人口があるという現実は変えられない(むしろさらに増加する見込み)中で、世界的な集団安全保障を達成する場合、その70億を個人のレベルから、どれほどの個数をまとめた集団をアクターにして、さらにそのアクターをまとめてより大きなサイズのアクターを…といった階層構造でまとめるのか

2018-01-24 08:54:09
こりさん @koli_san

@kyslog が問題ということになるのだと思うのですけど(家族…村…町…州、そして国家などなど)、最終的に主権という形で一つそれ以上高次の上下関係を否認し、あくまでそれ以上は自由なアクターの意思にのみかかる結合だけを承認するというメルクマール点があり、それをどこに設定するかが論点なのだと

2018-01-24 08:56:11
こりさん @koli_san

@kyslog 思います。 その点で、それぞれあまりアクターの個数が大きくなると効率性が低下する故その集団に対する信頼性が失われるというのは一点もっともなことで、考慮すべき要素として重要なものであることは承認できると思います。

2018-01-24 08:57:14