大屋雄裕氏「「明白かつ現在の危険」は確かに規制根拠になるが、ヘイトスピーチは通常それに該当しないので別の形の規制が模索される」2018年1月30日

「ダメなのは「『明白かつ現在の危険』法理でヘイトスピーチ規制を正当化すること」であって、ヘイトスピーチ規制を提唱することではありません」
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nowhereman134 @nowhereman134

@takehiroohya その津田氏に対して、もっぱら②のメタレベルから批判を加えるのは、「思想の自由市場」を萎縮させる結果になるのではないかと考えます。

2018-02-03 02:12:29
nowhereman134 @nowhereman134

@takehiroohya 「言論の自由市場」とは、「言論の自由市場について」のようなメタレベルの言論(②)ではなく、本来は言論の中身そのものの「自由市場」だと思います。 ★「XX人は殺せ」という言論が許されるべきか は、形式上は②のように見えて、実は①の議論だと思うわけです。 twitter.com/takehiroohya/s…

2018-02-03 01:57:23
Takehiro OHYA @takehiroohya

ご懸念までの危険性が本当にあるかはよくわかりませんが、もしそうなったらそれこそ相互批判で対応すべきものだと思うのですよね。それが「言論の自由市場」だったはずなので。 twitter.com/nowhereman134/…

2018-02-02 17:24:11
nowhereman134 @nowhereman134

@takehiroohya 紹介した動画は、ツイート直前に「在特会 酷い」で画像検索したものです。私もこのとき、初めて目にしました。 この動画についてはohyaさんも、 【第二にここまで来れば米法でも規制対象にできる可能性があると言えます。】 と述べられています。 twitter.com/takehiroohya/s…

2018-02-03 01:38:01
Takehiro OHYA @takehiroohya

拡声器で相手を殴ろうとしている(あるいは実際に当たった)事案に見えますが、それで正しいですか? 第一にお書きの通り警官がいたので大事に至っていないことから存在下の方がそうでないより危険性は低いと言えますし、第二にここまで来れば米法でも規制対象にできる可能性があると言えます。➡︎ twitter.com/nowhereman134/…

2018-02-02 11:12:41
nowhereman134 @nowhereman134

@takehiroohya さらに、 【暴力にエスカレートした時点で刑事的な個別対応を取るだけでなく可能性が高い場合の事前規制も考えられる、特に条例ベースが適切ではないかとは私も主張しています。】 とも述べられています。 twitter.com/takehiroohya/s…

2018-02-03 01:39:20
Takehiro OHYA @takehiroohya

その可能性はありますし、暴力にエスカレートした時点で刑事的な個別対応を取るだけでなく可能性が高い場合の事前規制も考えられる、特に条例ベースが適切ではないかとは私も主張しています。最初の方に書きましたが、批判しているのは「明白かつ現在の危険」を持ち出した説明の適切性について。 twitter.com/nowhereman134/…

2018-02-02 11:36:01
Takehiro OHYA @takehiroohya

この①②がいずれも価値判断の問題であるのに対し、その前提問題として③規制に関する現状はどうかという事実認識の問題があるのです。それは①②における立場とは別問題として一定の結論が得られるものであり、津田氏はそこでトチった以上、①②の問題とは別に批判されるべきです。 twitter.com/nowhereman134/…

2018-02-03 12:23:45
nowhereman134 @nowhereman134

@takehiroohya 【もしそうなったらそれこそ相互批判で対応すべきものだと思うのですよね。】 「相互批判」の対象に2つのレベルがあると思います。 ①「XX人は殺せ」の是非 ②「XX人は殺せ」という表現を規制の是非 この2つです。私は①についての「相互批判」があまりに少ないと感じています。

2018-02-03 01:36:04
Takehiro OHYA @takehiroohya

というのは、事実と価値を区別して議論するというのが法律学を含む多くの学問分野の当然の前提であり、それができない人間は失格とか無能とか判断されますし、できていない議論は内容に入るまでもなく失格とされてしまうから。もちろん①②で敵対的な論者にも材料を与えてしまうことになります。 twitter.com/nowhereman134/…

2018-02-03 12:27:11
Takehiro OHYA @takehiroohya

①②できちんとしたことをやるのであれば、なおさらその手前でしくじっていてはダメなのです。今回もこの区別ができていない(あるいはしたくない)人々がいますが、彼らを「無能な味方」だと私が呼んでいるのは、そのためです。 twitter.com/nowhereman134/…

2018-02-03 12:29:31
nowhereman134 @nowhereman134

@takehiroohya ①において「言論の自由市場」が機能して、「XX人は殺せ」のような悪質な言論がゼロにはならないまでも、淘汰されてゆくのが理想だと思います。 そのためには、【相互批判】が活発にされるべきだと思うわけです。津田氏は、まさにそれをやっているのだと私は思っています。

2018-02-03 02:11:16
Takehiro OHYA @takehiroohya

なおこの点はやはりダメで、確かにSt. Paul市は当該条例が合憲になると思って制定したのでしょうが、連邦最高裁に否定されています。そして合憲性を最終的に判断する権限を持っているのは最高裁ですから、「クリアしている」という市の判断は当初から勘違いだったということになります。 twitter.com/nowhereman134/…

2018-02-03 12:32:18
nowhereman134 @nowhereman134

@takehiroohya ②についても、素人考えですが、たとえ条例であれ「明白かつ現在の危険」テストは有効なのではないでしょうか。したがって表現規制の条例が成立した場合、そのテストはクリアしたわけですから、 ★「明白かつ現在の危険」がある場合言論の自由は適用されないという判決を出してる。 という→

2018-02-03 02:15:05
Takehiro OHYA @takehiroohya

試験を受けた学生が「楽勝、単位ゲット」といって浮かれ遊んでいたら採点結果は「不可」であった、という場合に「学生は一旦は試験をクリアした」とは言わないですよね、という。 twitter.com/nowhereman134/…

2018-02-03 12:38:36
nowhereman134 @nowhereman134

@takehiroohya 津田氏のツイートも、あながち間違っていない気もします。

2018-02-03 02:16:02
絶望党員 @zetuboutouin

@takehiroohya 「被害の深刻さを踏まえて副作用覚悟の積極派」の一部が「ヘイトスピーチは言論の自由ではない。」と言い出して「なんだかなあ。」という気分です。その中に著名な憲法学者が含まれていて軽く絶望しています。

2018-02-02 22:18:44
Takehiro OHYA @takehiroohya

これは多少擁護すると、米法では一定の表現をカテゴリカルに保護対象から外しているという理解がかつて一般的だったのです(CPDとは別問題)。もちろん全体的に衡量対象にする日本とは違うし、そこでなぜ米法に従うべきかは問題だし、その理解がRAV以降に揺らいでいるわけですが。 twitter.com/zetuboutouin/s…

2018-02-03 12:58:10
ITL @itlitlitl

@takehiroohya ④他方、一度先に話を進めたのでしたら、RAVで話を止めるのは多少ミスリードかと。まさに教授が例に挙げられた「黒人の庭先で十字架を燃やす」という事例で、RAVと結論を相反にする判決がその後出ているわけですから。RAVまでの判例の動向を踏まえたのでしたら、以降のブラックも踏まえるべきでしょう

2018-02-02 18:45:51
ITL @itlitlitl

@takehiroohya ⑩例えばある黒人に面と向かって「お前を殺す」というのと、その人の前で十字架を燃やすのとでは、言語表現である前者の方が、有形力の行使である後者よりも直接的にメッセージを伝えていると考えるのが自然です。

2018-02-02 18:59:16
ITL @itlitlitl

@takehiroohya ⑨ 十字架焼却やナチスの鉤十字の展示は確かに物理的行為ですが、それらは一般的に象徴的言論と分類されているので、有形力それ自体よりも、その行為による伝達されるメッセージに意味があるはずです。

2018-02-02 18:56:42
ITL @itlitlitl

@takehiroohya ⑥ですので、米国のヘイトスピーチの判例法理を前提として判断した場合でも、「殺せと叫ぶデモ」=一律に規制OKというのが主張ではなく、状況や経緯に応じて認められる場合もあれば認められない場合もある、「全然ダメ」ではないのではないか、と考えていました。

2018-02-02 18:51:16
ITL @itlitlitl

@takehiroohya ⑧教授のご主張の中で、一番疑問に思うのは、「『殺せ』は言語表現に過ぎないが、十字架焼却は有形力の行使である」として、両者の性質を区別している点です。有形力の行使>言語表現と理解されているようにも読めます。

2018-02-02 18:53:38
ITL @itlitlitl

@takehiroohya ①ご丁寧に長文ありがとうございます。私は、津田氏の擁護よりも、「米国の表現の自由に関する判例法理のもとでは、「⚪︎⚪︎人を殺せ』と叫ぶデモを規制することが認められるか」という仮想問題に興味関心を持ちます。日本のヘイトスピーチ規制に米国法理を借用する必要ないというのは同意見です。

2018-02-02 18:37:32
ITL @itlitlitl

@takehiroohya 11. もちろん状況や経緯次第で、後者の象徴的言論の方がより脅迫的と認められることもあり得ますが、それは両者のメッセージが言語表現かと有形力の行使かの違いから生じるものではないと思います。(終)

2018-02-02 19:01:22
ITL @itlitlitl

@takehiroohya ⑦ご指摘の特定性や警察の有無等はまさにその状況経緯に関するものなので、それほど違和感はありません。なお、RAV判例の読み方についてのご指摘はその通りです。失礼いたしました。

2018-02-02 18:52:25
ITL @itlitlitl

@takehiroohya ②なおいうまでもないですが、この「⚪︎⚪︎人」のところにバルタン星人は入らないですね笑。一般的にヘイトスピーチの対象とされる人種が入るのが想定されるのでしょうね。

2018-02-02 18:40:57
ITL @itlitlitl

@takehiroohya ⑤次に私の主張について。私はその前のツイートに、「殺せと叫ぶこと」は無法な行為(=殺害)の煽動にあたるので、その呼びかけが「切迫した無法行為の煽動」として危険性が認められるかどうかは、結局状況や経緯に応じた判断になるのではないかと書いてます。

2018-02-02 18:48:58
ITL @itlitlitl

@takehiroohya ③まず、津田氏の主張について。「1919年の明白現在法理で止まっているからダメ」なら、最初からブランデンバーグやRAV等を持ち出す必要もなかったですね。そこについては、氏も法学者ではないし、以降の判例法理の展開も明白現在の延長線上にあるという前提で議論が進められていたと理解してました。

2018-02-02 18:43:38
Takehiro OHYA @takehiroohya

①ご関心については理解しますが、私の発言の出発点は津田氏の発言の事実に関する誤りを指摘することにあった、という点は確認しておきたいと思います。なのでまあ細かい変遷を追ったりRAV以降に言及するまでもない、ということでした(Virginiaは事実が細かいし)。 twitter.com/Ted0518/status…

2018-02-03 13:05:23
Takehiro OHYA @takehiroohya

②それをおいて米法におけるヘイトスピーチ規制自体の是非を考えるのであれば結論はご指摘の通りですし、Virginia v. Blackも踏まえるべきだというのはその通りでしょう。 twitter.com/Ted0518/status…

2018-02-03 13:10:40
Takehiro OHYA @takehiroohya

③私が有形力を伴う場合と言語表現とで前者を強いものと考えているのはその通りです。ここは議論の対象であることを認めますが、「馬の首」などを考えても現に実力が存在する・行使し得る状態にあることを示す意味でやはりそうなのではないかと考えるところです(米における歴史問題を除外しても)。 twitter.com/Ted0518/status…

2018-02-03 13:15:19