生き物の死骸がどうやって化石になるのん?

基本的に普段スルーされる話題である所の、化石になる過程についてつらつらと。自身での情報整理を兼ねて。もうちょっと突っ込んで、恐竜の全身骨格が出来る条件とか、いろんな種類の化石層の形成とかまでやりたかったけど、まぁ、その前の地均し、という感じで。
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職人/げるびらりあ @gervillaria

キチン質やリグニンなどの有機物は炭化してしまうことが多いように思います。大抵は真っ黒な炭になります。甲殻類や昆虫類、植物など。例外は火山灰などに埋もれて早い段階で珪酸鉱物によるコーティングとパッキングをされた場合など。このケースだと、材の中のカミキリムシの幼虫が化石化することも。

2011-04-04 22:04:47
職人/げるびらりあ @gervillaria

印象だけの化石が見つかりますが、これは元々の化石の部分が、地層が完全に固結した後で溶解しているケースになります。石を割るとちゃんと殻が残っているものが見られる事も。元の成分と全く関係のない鉱物による置換は、地層が熱水などの影響を受けて化石の溶解と充填を同時に受けるパタンですね。

2011-04-04 22:08:56
職人/げるびらりあ @gervillaria

元の成分と関係のない置換の例としては、オパールになった化石があります。有名な産地はオーストラリア。ここではオパールになった貝化石や、首長竜の骨の化石なども見つかっています。Ericって愛称で呼ばれてますね>http://bit.ly/e1eRWp

2011-04-04 22:12:32
ピピカソ @e03122008

@gervillaria あ、プレシオサウルスの方かw

2011-04-04 22:15:05
職人/げるびらりあ @gervillaria

ですね、カクルのタイプ標本もオパール置換です>http://bit.ly/dTYsn0 RT @tashirotakahiro: @gervillaria カクル・クジャニですね。

2011-04-04 22:18:18
ピピカソ @e03122008

@gervillaria 脛しか出てないんですよねw

2011-04-04 22:19:27
職人/げるびらりあ @gervillaria

いやもう、ね、オーストラリアのクーパーペディのオパール化石はホント、凄いのれす。ただ、市販されてる貝化石がほとんど研磨された物ばっかりなのが好かない!! まぁ、無研磨標本をミネラルフェアで値切って買った事あるけど。トリゴニアでした。

2011-04-04 22:20:03
ピピカソ @e03122008

カクルってオヴィラプトロサウルス類なのか・・・確かにアヴィミムスなどと近縁?って書いてあった図鑑もあったし。

2011-04-04 22:21:10
職人/げるびらりあ @gervillaria

さっきのページの奴を見たら中手骨(プロキシマル・ファランクス)も出てるようで。 RT @tashirotakahiro: @gervillaria 脛しか出てないんですよねw

2011-04-04 22:22:19
ピピカソ @e03122008

あれ動物の骨格が化石になる時はまだ説明していないのかな?

2011-04-04 22:24:21
職人/げるびらりあ @gervillaria

リン酸カルシウムなので、基本的には置換せずそのまんま+αですね。鉱物の沈着と若干の溶脱はありますけれども。堆積物中に埋って以後の緩やかな変質ですー RT @tashirotakahiro: あれ動物の骨格が化石になる時はまだ説明していないのかな?

2011-04-04 22:27:04
職人/げるびらりあ @gervillaria

で、化石化による材質の変化……基本変化無し/溶脱と置換/印象のみ/成分の変成、といったパタンがある訳で。

2011-04-04 22:30:14
ピピカソ @e03122008

@gervillaria 堆積岩の種類としてはなにになるんですか?

2011-04-04 22:31:31
職人/げるびらりあ @gervillaria

これらの材質の変化は、元の材質、地層が受けた熱や圧力、地層を構成する堆積物の成分、地層にしみ込む水の成分が関わる所です。

2011-04-04 22:32:25
職人/げるびらりあ @gervillaria

堆積物を種類分けする方法は幾通りもありますね。主に構成する粒子の種類、或いは粒子のサイズによる区分があります。 RT @tashirotakahiro: @gervillaria 堆積岩の種類としてはなにになるんですか?

2011-04-04 22:33:46
ピピカソ @e03122008

@gervillaria 例えば中学校の理科では礫岩、砂岩、泥岩、凝灰岩、石灰岩、チャートくらいしか習わないんですけど、恐竜の骨の化石はどれなのかなって。意外とどの本にも載ってないんです。

2011-04-04 22:36:51
職人/げるびらりあ @gervillaria

種類で言うと火山灰→凝灰岩、珪藻殻→珪藻土、放散虫殻→チャート、炭酸カルシウムの殻→石灰岩。粒子サイズで言うと泥岩、シルト岩、砂岩、礫岩という基本区分に、砂泥の割合によって泥質砂岩、ワッケ、アレナイト、なんて呼び方も。@tashirotakahiro

2011-04-04 22:37:18
ピピカソ @e03122008

@gervillaria そこまでは分かるんですが・・・なんというか灯台下暗しだと思うんですけどwフィールド経験のない恐竜ファンの無知の露呈w

2011-04-04 22:39:18
職人/げるびらりあ @gervillaria

恐竜の化石が入っている堆積岩の種類ですか。知ってる限りですが、圧倒的に多いのは砂岩です。次いで泥岩、少ないながらも礫岩、凝灰岩、石灰岩などでも発見されています。 @tashirotakahiro

2011-04-04 22:39:44
ピピカソ @e03122008

@gervillaria できればぜひ変質岩の解説も・・・w

2011-04-04 22:41:49
職人/げるびらりあ @gervillaria

というのも、恐竜って陸の生き物ですから、最も化石になり易いのが、湖沼、大型河川流域、河口や汽水、浅海、なんですよね。このような場所で堆積する地層は主に礫岩と砂岩です。干潟などになると泥岩も。火山があれば凝灰岩も。 @tashirotakahiro

2011-04-04 22:41:54
なんしーとかパキPとか @hermitnanc

@gervillaria そういえば、建物の石材にしても、石灰岩以外の堆積岩の可能性もあるんですよね…磨かれたり加工されても判別ってつくものなんですかね?

2011-04-04 22:42:23
職人/げるびらりあ @gervillaria

礫岩の場合、隙間が大きいので水や大気が通り易く、結果分解され易いのだと思われます。淘汰の良い(砂のあまり混じらない)礫岩からは産出皆無ですね。ある程度砂が混じる所なら結構有望です。 @tashirotakahiro

2011-04-04 22:43:52