ショタ国王が救国の英雄の肉便器になってロイヤルアクメしちゃう話

Don't think, feel.
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帽子男 @alkali_acid

「よくぞ冥王を倒してくれた英雄よ…国王として予ができるかぎり、何でも褒美をとらそう。領土か?財宝か?官位か?我が姫とも気持ちが合えば…」 「じゃあお前」 「えっ、予?」 「初めて謁見したときからいいケツしてると思ってた」 「えっ」 「何でもするって言ったよね?」

2018-03-06 21:36:38
帽子男 @alkali_acid

「その…王に二言はないが…気持ちの準備をさせて欲しい…」 「は?いや、ここで今すぐ犯すが?」 「せめて人払いをさせて…」 「あ?」 「せめて姫の前でだけは…」 「娘の前で見られる方が燃えんだろうが!」

2018-03-06 21:39:15
帽子男 @alkali_acid

「んほぉお!!」 「おら!ロイヤルアクメきめろや!!!」 「国王絶頂きゅるぅう!!」 「おいおい…姫様なに睨んでんだ。お前の陛下はこの通り救国の英雄の肉便器になったんだよ!!!」 「ひぃいい!!姫見ないでええ!!」 「こんなだらしねえ顔じゃパパ失格だな」

2018-03-06 21:41:35
帽子男 @alkali_acid

おいおい熟男(じゅくなん)NTRかよ興奮するなあと思った人。ざーんねんでした!!国王は少年だから!!

2018-03-06 21:45:14
帽子男 @alkali_acid

この帽子男がファックするのは常にショタ!!!

2018-03-06 21:45:48
帽子男 @alkali_acid

どういうことだよ。よく熟した体を持つ高貴の雄が、一回りも若い男に組み敷かれてあんあん言わされる話かと思ったら、少年てどういうことだよ。 そうそうお怒りでしょうな。 ごもっとも…しかしあなたは当然予期していなくてはならなかった。 この…予の不条理をね!!(くわっ)

2018-03-06 21:50:45
帽子男 @alkali_acid

ふー…そういうこともある。 みんな娘がいるから、すけべな体した熟男(じゅくなん)だろとか油断しすぎないようにな…そういうこともあるんだ。 ここは多島海の王国。住む人々の肌は黒く髪は縮れ、海豚を牧洋に用い環礁の中で魚を育てては漁り、珊瑚や真珠を飾りとし、陸では芋と椰子を栽培する。

2018-03-06 22:14:06
帽子男 @alkali_acid

姫のいる国王がなぜ少年なのか。 もちろん血がつながっていないからだ。 義理の父子なんだなあ。 娘の方が年上です。そう…おねショタなんやな。 おねショタなんやなあ(ゲス顔)。

2018-03-06 22:15:31
帽子男 @alkali_acid

島々にまたがる王国は、そもそも勇敢な先代王と、仲の良い九人の弟王子が力を合わせて治めていた。異母同母色々。 年齢もばらばらで、上は壮年で、一番下はまだ少年。継承権はあれこれこみっているが、さすがに末の王子におはちが回って来ることはなさそうな雰囲気だった。

2018-03-06 22:19:26
帽子男 @alkali_acid

末の王子は、そういう訳で王国の版図でもはしっこの方の離れ島、鯱(しゃち)使いの一族が暮らす土地に預けられていた。まあ人質。 少年は貧弱で、銛(もり)も短剣の扱いも下手。泳ぎも上手でなく、船を操るのもさほど得意でない。兄達のように海豚や鯱と心を通わせる才もない。

2018-03-06 22:22:23
帽子男 @alkali_acid

舶来の品「眼鏡」というものをかけて、やはり貿易でもたらされた巻物などを読みふけっている方が好きな内気な気質だった。 父がわりの長兄は、そういうインドアなところを心配して、もちろん人質ではあるが勇猛になってほしいという意味合いもこめて鯱使いの島に送ったのだが、いまいちだ。

2018-03-06 22:23:59
帽子男 @alkali_acid

「こら。またそんなところで巻物なんか読んで。今日は大蛸とりにゆく約束だろ」 面倒を見るのは長兄の娘、鯱使いの一族から入った妃とのあいだに生まれた姫だ。つまり末の王子にとっては姪にあたるのだが、年は相手の方が上。 男のように背が高く筋骨逞しく、水中では海豚のごとく泳ぐ。

2018-03-06 22:27:43
帽子男 @alkali_acid

「予は…蛸は…あまり好きでない」 「これは好き嫌いの話ではないぞ"叔父上"。島々を統べる王の一族として恥じぬふるまいができるようにする鍛錬だ」 「我が国にはほかに九人も王子がいるし…みな強く賢い。予までがんばらなくてもよいと思うのだが」 「だ、め」 小さい叔父の耳を引っ張る大きい姪。

2018-03-06 22:31:30
帽子男 @alkali_acid

二人は小舟に乗って海へ。すぐに鯱が三頭集まって来る。 「呼んでないのに来た…姫。そなたは本当に鯱に愛されるな。島でも評判だ」 ずれた眼鏡を直しながら感心する末の王子。姫は照れる。 「べ、別に…こいつらとは小さい頃から遊んでただけ」 「きっと鯱神の寵愛があるのだな」

2018-03-06 22:34:50
帽子男 @alkali_acid

二人は水の色の暗い海域へ。どんなに島を離れても鯱が一緒にいれば安心だ。 「このあたりは大昔の魔神が眠るという噂もあるところではないか」 「はっは、"叔父上"はほんとに物知りだな。その頭の十分の一でも体に回れば勇者になれるのに」 「むう…」

2018-03-06 22:37:03
帽子男 @alkali_acid

二人が深く潜ると、海底にあまたならぶ四角い岩礁から大蛸が襲ってくる。 さっそく銛を振るって戦う娘。三頭の鯱も手伝い、八本足の獲物に食いつく。少年はわたわたしているうちに墨をふきかけられ、上下が分からなくなって大混乱。あやうく溺れかけるのを連れにつかまれて船に連れ戻される。

2018-03-06 22:39:59
帽子男 @alkali_acid

「つくづく情けない叔父上だ」 「姫がいて…助かった」 「まあいい大蛸はしとめた。鮫が集まって来る前に島へ戻ろう」 鯱の助けも借りて、大蛸を島へ持ち帰り、鯱使いのほかの一族も集まり大宴会。 「叔父上、蛸はあまり好きではないと言っていなかったか?」 「食べるのは好きだ!」

2018-03-06 22:42:48
帽子男 @alkali_acid

ところがその大蛸の体内から鉛の封印を施した甕が見つかる。 「これはなんだ?」 「長老?」 「ううむ…ものしりな王子なら分かるやもしれんな」 「では王子を呼んで来よう」

2018-03-06 22:44:10
帽子男 @alkali_acid

末の王子は眼鏡を直しつつしげしげと観察。 「いい仕事をしておるなあ…」 「もったいをつけず教えて下さい」 「むむ。どうやら王国を拓いたご先祖様が戦って甕に閉じ込めたという魔神であろうかと思う」 「なんと」 「予はもとの場所に沈めた方がよいように思うが…」 「そうしましょう」

2018-03-06 22:46:28
帽子男 @alkali_acid

甕は素潜りの特異な姫の手で、あっさり四角い岩礁のあいだに戻される。 「ちょっともったいなかったのではないか」 「ああいうものは近寄らない方がよいと思う」 「叔父上は用心深いのか臆病なのか」 「巻物によると、魔神はとても恐ろしい。昔はあまたいて人々をおおいに苦しめていたという」

2018-03-06 22:48:27
帽子男 @alkali_acid

やがて島々の王国をとほうもない台風が襲った。 鯱使いの島はどうにか皆無事だったが、ほかの島では生け簀が壊れたり、貝や藻を育てる筏が流されたり、芋畑に塩害が及んだり、椰子の林が倒れたり大きな被害が出、葬儀の煙も多く上がった。王とその兄弟は忙しく船を駆って領内を行き来した。

2018-03-06 22:51:03
帽子男 @alkali_acid

「予も兄達の手助けをせねば…」 「今の叔父上では足手まといだ」 「…でも…」 「この島だってやることは沢山ある。さあ、漁場のようすを確かめにゆこう」 「むむ…姫の言う通りだな」

2018-03-06 22:52:03
帽子男 @alkali_acid

嵐のあと、うらさびしい海岸に甕が打ち上がった。それも別々の場所に二つ。一つは東のはて、ときおり異国の船が訪れる交易の島。一つは北の果て、鯨の歌う聖域をのぞむ祭祀の島に。 東のはての甕はよそものの商人が見つけ、買い取りたいと願った。地元のものが拒むと盗み出し中身を確かめようとした。

2018-03-06 22:55:05
帽子男 @alkali_acid

あらわれた魔神は、たちまち商人の体を乗っ取ると、哄笑した。 「人間ども!ずいぶん長いあいだ閉じ込めてくれたな!復讐してやるぞ!」 もはや魔神を閉じ込める技を持つものはひとりも残っていない。恐ろしい災いの到来だった。 商人だったものは異国の船に乗り込むや、まず乗員を皆殺しに。

2018-03-06 22:57:34
帽子男 @alkali_acid

航海仲間をひとりのこらず屍に変えると呪文で立ち上がらせて、しもべと化した。 続いて帆を張って邪風をはらませると、王国のすぐ外にある魔の三角帯と呼ばれる沈没船の墓場に進み、海底に沈んだありとあらゆる年代の船を再び蘇らせる。 みるみる亡者の艦隊が波の上を埋め尽くす。

2018-03-06 23:00:24
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