HPVワクチン接種後の体調不良から回復したお子さんとそのお母さんのインタビュー記事をめぐって:医療関係者の反応を中心に
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巻頭言
反ワクチンの間違いや悪影響を批判することと、「そんなものにすがるほどつらかったんですねえ」と個々人に共感を示すことは、なんにも矛盾しないよ。 / “HPVワクチン接種、母親も苦しんでいる 不安を取り巻く人…” htn.to/bag3q2ieFq7 #ニセ科学批判 #医療
2018-03-27 19:24:04第1部(主に記事公開前)
「根拠に基づいてHPVワクチン批判をしている」だけなら、いったいなぜ「就職先が医療関係でワクチンを打たねば」ならないことが悩ましいのであろうか。医療関係者がワクチンを接種するのは、自身とともに患者さんを守るためだ。
2018-03-21 18:52:26反ワクチンと呼ばれるのは「根拠に基づいてHPVワクチン批判をしている」だけではなく、根拠に基づかずにHPVワクチン以外の多くのワクチンを否定しているからである。
2018-03-21 18:52:40@NATROM どんなワクチンでも健康被害を蒙ったことのない我々が、HPVワクチンの副作用で何年も苦しんできたと認識している御本人の、ワクチン一般に対する恐怖心を理解するのは困難なことである。それは、ワクチン一般を否定する「反ワクチン」とは区別して考えなければならない。 twitter.com/toshi2133/stat…
2018-03-22 07:47:56その通りです。池田としえ氏は別に「HPVワクチンの副作用で何年も苦しんできたと認識している御本人」ではないですね。ワクチン「被害者」と、池田としえ氏や氏が情報源としている医師(近藤誠氏など)とを区別して考えなければならない。 twitter.com/knakatani/stat…
2018-03-24 08:53:09反ワクチンを掲げる人たちはしばしば「ワクチン副反応被害者はワクチンを接種したのだから反ワクチンであるはずがない」などと主張するが、被害者を盾にして自らのニセ医学的な主張への批判をかわそうとしているだけである。
2018-03-24 08:54:02反ワクチン側にそうした言い訳をする隙を与えないためにも、反ワクチンを批判するときには、「被害者」と、「被害者」を利用しようとしている反ワクチン主義者とを区別するべき。(代替医療の利用者と提供者がしばしば重なるのと同じように、区別が難しいときもあるがそれでも区別する努力はすべき)。
2018-03-24 08:56:47あとは単純に論理の問題として「ワクチンを接種したのだから反ワクチンではありえない」という主張は間違っている。ある特定のワクチンAの接種後に有害事象が起こったがゆえに、ワクチンAに限らずすべてのワクチンを否定するようになった、という事例だってあるだろうに。
2018-03-24 09:01:46ワクチンAの接種後に重篤な有害事象が起きれば、因果関係があろうとなかろうと、その患者さんが他のワクチンに対しても否定的になるのは自然なことである。医療者は、患者さんのそうした自然な感情をニセ医学に利用されないように努力しなければならない。これは基本的には、診察室内での話。
2018-03-24 09:05:07第2部(記事前編の公開後)
書きました。HPVワクチンをうった後の体調不良とはどういうものなのか。「娘が本音を話せるように」と別々に取材を受けてくださることを勧めてくださったお母様のインタビューは明日公開します。あわせてお読みください。 buzzfeed.com/jp/naokoiwanag… @nonbeepandaさんから
2018-03-24 11:36:18岩永直子氏の記事[ buzzfeed.com/jp/naokoiwanag… ]。『ワクチンをうったクリニックで診断書を書いてもらおうとしたところ、先生はろくに話も聞かずに「ワクチンが原因なんてありえない」と取り合ってもくれません』。
2018-03-25 08:35:10まさしくこれが、診察室内で医療者がやってはいけないこと。最終的には診断書は書けないかもしれないけど、訴えを傾聴することはできる。しかし、「症状さえ聞いてくれなかった」。こうした医療者の不適切な態度は標準医療から患者さんを離れさせる「斥力」になる。
2018-03-25 08:35:28@NATROM 初期に対応した医療者が傾聴していれば、ここまでひどい症状にはならなかったかもしれません。自戒を込めて、反省する必要がありますね。
2018-03-25 10:24:03(少し前の記事ですが、今回のインタビューとぜひあわせてお読みいただきたい慢性疼痛の治療を専門とする麻酔科医の寄稿です。今改めて読み返すと、今回のインタビューに出てくる代替医療の対応とも符合する点があることに改めて驚かされます↓)
斥力の話は2011年に荻上チキ氏が指摘していた。ニセ医学を批判するだけではだめで、通常の医療の質を改善しなければならない。リカタンの2018年4月号でも言及した。 twitter.com/NATROM/status/…
2018-03-25 08:35:50生シノドスから引用。「荻上:ホメオパシーの側に行く人がいるということは、ホメオパシーの側に一つの魅力がある、「引力」があるという風に考えられると思うんですが、今の唐木さんの話だと、さらに現代医療、通常医療の方に「斥力」として働くような力もあるんじゃないか、ということですね」
2011-01-24 12:45:27生シノドスから引用。「荻上:ホメオパシーの側に行く人がいるということは、ホメオパシーの側に一つの魅力がある、「引力」があるという風に考えられると思うんですが、今の唐木さんの話だと、さらに現代医療、通常医療の方に「斥力」として働くような力もあるんじゃないか、ということですね」
2011-01-24 12:45:27チキさん言ってたわ―。3年前に言ってたわ―。そのまんまのこと言ってたー。チキさんが言っていたこと忘れて自分で思いついたような気になっていただけだったー。
2014-10-06 18:26:58「斥力」の非常に典型的な例は、がんの終末期の患者さんに対して、「あなたにできる治療はもうありません。紹介状を書きますから緩和ケアを受けてください」と通常医療側が突き放してしまうこと。そうなると患者さんは容易に「末期がんでも治せる」と称するニセ医学に行きついてしまう。
2018-03-25 08:45:32はからずも2018年3月23日のNHKラジオ第1のNHKジャーナル(22:00-23:10)の「ジャーナル特集 シリーズ がんを考える」に出演されたシカゴ大学の中村祐輔教授の「日本のがん医療はなんでも平均化・標準化しようとする一方で、標準治療で対応しきれなくなると次はもうない。あっさり切り捨てられた患者は『がん難民』にならざるを得ない」という指摘を思い出しました。(音声はまだこちら
http://www.nhk.or.jp/r1/journal/streaming/index.html
で約2週間けます。がん患者さんによる要約こちら
https://ameblo.jp/hamaryo201404/entry-12362944660.html )
たとえば、勝俣範之先生は抗がん剤否定やインチキ免疫療法に対する批判と同時に、通常医療側のそうした問題点も指摘している。例[ twitter.com/Katsumata_Nori… ]。このように、ニセ医学側からの「引力」と同時に、通常医療側の「斥力」も考えなければならない。
2018-03-25 08:45:50同意です。基幹病院側にも問題があります。「連携」とは、放り出すことではないと思います。RT @kodonsetoyama: PCP側です。基幹病院側が投げ捨てるように患者を放出する事例を見ます。連携に関しては、基幹病院側にも問題ありとは少しも考えない?
2010-12-23 18:25:39