iZotope社提供「アナログ・コンプ4方式と、デジタル時代における重要性」超抜粋意訳

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iZotope社提供「アナログ・コンプ4方式と、デジタル時代における重要性」超抜粋意訳 izotope.com/en/blog/mixing…

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訳注：今回なぜ抜粋かというと、過去に連投した記事と内容が重複するので重複しない部分だけピックアップしています。未読の方はこちらを先に読まれることをお勧めいたします。 togetter.com/li/1199860

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■VCA VCA式のコンプは、典型的なコンプに見られるパラメータパラメータ(Attack, Release,Ratioなど）が一通りついていることが多い…もちろん例外もあるが。"Voltage Controlled Amplifier"という名が示すとおり、VCA式は検知回路が出力レベルを「電圧で制御する」。ミキサーのVCAフェーダと同じ。

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他の方式のコンプも検知回路が信号レベルを制御するという点においておおよその仕組みは似ているが、VCA方式はこの機能をIC内に集約することにより、低ノイズを実現していることが特徴。

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■Opto(Optical) オーディオ機器のボリュームは基本的に可変抵抗。抵抗値を上げれば音声信号は流れにくくなり、音量が下がる。Opto式コンプは「フォトセル」という、受光量に応じて抵抗値が増減するパーツを回路に使用し、検知回路がこれに光を照射して信号レベルを下げるのが特徴。

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検知回路が光源となるライトを灯し、その光量に応じて信号のレベルが下げられる。Opto方式のキャラクターが独特な理由は、光源が検知回路からの信号に瞬時には反応しないため、アタック、リリースともに動作開始までに遅延が生じるため。

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また、アタック/リリースともに動作が直線的ではない。たとえば、高めのレベルを突っ込んで10dBのゲインリダクションを得た場合、リリース時に最初の5dB復帰するまでは高速でも、残りの5dB分復帰にはより時間がかかることがある。

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ボーカルなどで、より広い範囲を全体的にスムーズに均すのに適しているが、トランジェントの抑制といった、短い範囲の制御には向かない。ただし反応速度は光源やフォトセルに使用する素材により大きく左右されるため、例外もある。

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訳注：工作経験のある方はおそらくご存知のマメ知識ですが、この「フォトセル」は、あらゆるMIDI機器…正確にはMIDI IN端子で使用されています。MIDI OUT側は回路としてはタダの電線で、受信機器に内蔵されたLEDを照らし、受信側はこのLEDのOn/Offを内部で電気信号のOn/Offに戻し、送受を実現します。

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これのメリットはというと「送信側が受信側のLEDを灯す回路」と「受信側がLEDから電気信号を復元する回路」を分離することで、双方が電気的に絶縁されてるわけです。 ----訳注ここまで----

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■FET "Field Effect Transistor"の略。トランジスタとは、電気信号を増幅/減衰できる半導体。よく混同されるがVCAとの根本的な違いは、VCAがICの一部にトランジスタを使用しているだけなのに対し、FET式は時係数の決定にトランジスタの電界効果を直接利用すること（訳注：この辺りはやや自信無し）

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■Feed-back & Feed-forward ■Delta-Mu ※特記事項ないため割愛

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■結論 タイトルにもある「デジタル時代における重要性」 なにやら仰々しいですが、 要するに定番コンプはある程度用途が確立されているので、アナログモデリングのプラグインを使用するにしても、その生い立ちと定番の使い方を知っておいた方が仕事が早く、確実になりますよ、と。