第9回翻訳ミステリー大賞授賞式&コンベンションまとめ(非英語圏ミステリ情報メイン)

2018年4月14日に東京の大田区産業プラザPiOで開催された「第9回翻訳ミステリー大賞授賞式&コンベンション」のまとめ。Togetter作成者の趣味で、非英語圏ミステリ(特にアジアミステリ)に関する出来事・情報がメインになっています。 【2018年11月15日追記】 この日、「翻訳ミステリー読者賞」を受賞した陳浩基『13・67』の訳者として登壇、挨拶をされた翻訳家・天野健太郎氏の写真を、当時イベントに参加していらっしゃった方々の実況ツイートから探し、可能な限り追加しました。また、このイベントで予告され、その後発売された翻訳ミステリについては、amazonリンクを追加しました。 続きを読む
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リンク 翻訳ミステリー大賞シンジケート 第6回 夏は韓国ミステリー(執筆者・藤原友代) | 翻訳ミステリー大賞シンジケート この夏は、誠におもしろそうな韓国ミステリーが続々と出版されています。……が悲しいことに、ここのところとんでもなく時間ビンボーで、ちっとも読めていない韓国ジャンル小説愛好家のフジハラです……。 さて、韓国の夏といえば! 「夏の推理小説学校」! 1988年に韓国推理作家協会の主催で始まり、今年で31回目を迎えることとなった「夏の推理小説学校」。今回は8月18~19日、ソウルから少々離れた古汗(コハン)邑(ウプ)(邑=町)という町で開催されました。この古汗、かつては炭坑の町としてにぎわった地域で、近郊にはソン・ 2
リンク 翻訳ミステリー大賞シンジケート 第13回 明日も元気でご飯を食べて― 『優しい嘘』 (執筆者・今野芙実) | 翻訳ミステリー大賞シンジケート みなさんこんばんは。第13回のミステリアス・シネマ・クラブです。このコラムではいわゆる「探偵映画」「犯罪映画」だけではなく「秘密」や「謎」の要素があるすべての映画をミステリ(アスな)映画と位置付けてご案内しております。 今月は2018年のカーネギー賞が発表されます。英国の児童文学賞であるカーネギー賞には、以前にこのコラムでも紹介したシヴォーン・ダウドの『ボグ・チャイルド』や日本でも人気の高いデイヴィッド・アーモンド『肩胛骨は翼のなごり』やパトリック・ネス『怪物はささやく』などが選出されていますが、今年の候 1 user 1
リンク 翻訳ミステリー大賞シンジケート ピョン・ヘヨン『ホール』(執筆者:書肆侃侃房・田島) | 翻訳ミステリー大賞シンジケート 【あらすじ】交通事故により、病院でめざめたオギを待っていたのは、混乱・絶望・諦め……。不安と恐怖の中で、オギはいやおうなく過去を一つひとつ検証していくことになる。それとともに事故へ至る軌跡が少しずつ読者に明かされていくのだが。わずかに残された希望の光が見えたとき、オギは――。 あ、『ミザリー』だと思った。このなんとも言えない切迫感、徐々に追い詰められていく感覚は、アメリカ映画におけるホラーの手法そのものだ。助かるかもしれないと、読者へ期待させるところも。 いつのまにかストーリーの中に惹きつけられていき、読 4

フィリピン・ミステリ

Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas

金原瑞人先生へのインタビューの中で杉江松恋さんが、「こういうのを訳してくれてもいいんですよ」と出版関係者に呼びかけていたフィリピン・ノワールのアンソロジーはこれ akashicbooks.com/catalog/manila… amazon.co.jp/dp/B00CRKR5V8 です。『Manila Noir』(Akashic Books)。

2018-04-14 21:54:43
Manila Noir

Akashic Books

たまさか @TamasakaTomozo

僕も支援していたクラウドファンディングでの翻訳出版企画、残念ながら達成できなかったのですが、その『Smaller and Smaller Circles』が東邦出版から発売されることになったそうです。フィリピンのミステリ!良かった!! greenfunding.jp/thousandsofboo…

2018-08-17 15:50:46
  • ↑ 金原先生へのインタビュー中、杉江松恋さんからはこの『Smaller and Smaller Circles』の話題も出ました。(というより、その話題があったうえでの、『Manila Noir』への言及)
  • 『Smaller and Smaller Circles』、イベント当日(2018年4月14日)の時点では「クラウドファンディングが成功せず、邦訳が実現しないことになり残念」という話でしたが、その後同年8月になって、東邦出版からの発売が決まったと告知されました。

フランス・ミステリ

Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas

「フランスミステリ未訳短篇翻訳コンテスト」結果発表では5位にピエール・シニアック「見事な筆さばき」(原題 Un fameux coup de pinceau、澤田理恵訳)が入っていたが、読めるわけではないのが残念。吉野仁氏による講評では、入賞はしなかったシニアックの短編「いい人」の粗筋が紹介された。

2018-04-14 20:32:12
Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas

どの作家の作品かは言われていませんでしたが、「フランスミステリ未訳短篇翻訳コンテスト」に応募された作品のうち2編ほどが、『ミステリマガジン』2018年7月号(5月25日発売予定)に掲載されるそうです。 #翻訳ミステリー大賞

2018-04-14 20:36:58
占魚亭/龍華香🎶🌗 @sengyotei

殊能センセー、ポール・アルテが出ますよ! twitter.com/Colorless_Idea…

2018-04-15 00:03:55
Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas

翻訳ミステリー大賞コンベンションの配布資料。 早川書房の刊行予定にポール・アルテの名前があり、ついに来たか!と思うと同時に、韓国のミステリー作家、チョン・ユジョンの名前も見つけて仰天。昨年11月に『七年の夜』が邦訳された作家です。 pic.twitter.com/mhJJhnfLyy

2018-04-14 19:51:11
  • 「ひと組の男女」マルセル・エイメ 手塚みき/訳
  • 「緑の部屋の謎」ピエール・ヴェリ 竹若理衣/訳
  • 「爺さんと孫夫婦」トーマ・ナルスジャック 川口明日美/訳
リンク 翻訳ミステリー大賞シンジケート 読者賞だより:2通目――今月の「読み逃してませんか~??」/『デルフィーヌの友情』『ヌヌ』(執筆者・大木雄一郎) | 翻訳ミステリー大賞シンジケート いきなりですが、「高校生のゴンクール賞」をご存知でしょうか。フランスの権威ある文学賞「ゴンクール賞」の一次候補作リストから、フランスの高校生およそ2000人の議論・討論を経て決定する本賞は、ゴンクール賞の高校生部門といった位置付けでありながら、いまや本家に並ぶほどの注目を浴びています。その受賞作一覧は、 で確認いただけます。2012年にはジョエル・ディケール『ハリー・クバート事件』(橘明美訳 東京創元社)が受賞していますね。日本でも2014年から、この「高校生のゴンクール賞」に倣って「高校生直木賞」が始ま 5

中東欧ミステリ

Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas

『「七福神」でふりかえる翻訳ミステリーこの1年』で出た情報。ポーランドのジグムント・ミウォシェフスキ『怒り』(小学館文庫、三部作の第3作)は七福神のうち4人にその月のベストに選ばれるなど好評でしたが、次に訳されるのは第1作だそうです。(『このミス』では次の訳は第2作と予告されていた)

2018-04-14 20:47:02
もつれ (小学館文庫)

ジグムント ミウォシェフスキ

怒り 上 (小学館文庫)

ジグムント ミウォシェフスキ

まとめ ミウォシェフスキ『怒り』、キロヴィッツ『鏡の迷宮』 中東欧ミステリにブームの兆し?(2017年12月) ポーランドのミウォシェフスキ『怒り』、ルーマニア人作家キロヴィッツの『鏡の迷宮』などが話題になっているので、中東欧のミステリ小説について昨日連投したツイートと、過去のツイートをまとめました。 このTogetterで扱っている国々 中欧:ポーランド、チェコ、スロバキア、ハンガリー 東欧:ブルガリア、ルーマニア、ウクライナ、ベラルーシ 5461 pv 10

北欧ミステリ

Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas

『雪盲 SNOWBLIND』(小学館文庫)のラグナル・ヨナソン(アイスランド)の邦訳第2作『極夜の警官』は7月上旬発売予定。(翻訳ミステリー大賞コンベンションの配布資料より) pic.twitter.com/RadChy0QrW

2018-04-14 23:54:47
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