ぴよたく@現代音楽/作曲家さん @piyotaku3_sch のノウハウとそれに対する反応

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@pipipipisch

これまでの作曲の勉強や、普段行なっている音楽理論のレッスンで培ったノウハウ・スキルが少しずつ溜まってきたので、ほんの少しだけオープンにしてみようと思います。 #RTの数だけ作曲に役立つテクニックをつぶやく

2018-04-26 20:51:58
@pipipipisch

1.歌モノを作るときには是非メロディーか歌詞から。コードから作ろうとするとメロディーや歌詞が変に制約を受けることが多いです。

2018-04-26 20:54:39
@pipipipisch

2.曲を作っているときは自分の曲を聴きこまない方がいいです。欠陥のあるサウンドに慣れてしまって修正がしにくくなリます。

2018-04-26 20:56:35
@pipipipisch

3.「どういう曲を作ったらいいか分からない」「でも作曲をしてみたい」って言うなら、とにかくインプットしてください。曲を聴きまくったり、楽譜を買って見てみたり、色々な人の話を聞いてみたり。自分の中に無いものをアウトプットすることは出来ません。

2018-04-26 20:57:53
@pipipipisch

4.ぜひ鍵盤かギターは弾けるようにしてみて下さい。コードが鳴らせる楽器を弾けると出てくるパターンが大幅に変わります。

2018-04-26 20:59:29
@pipipipisch

5.思い浮かんだメロディーを整えるスキルは身につけましょう。楽譜に書いたり、DAWに打ち込んだりして、客観的に眺める必要があります。自分で生み出したものをコントロール出来ないようでは、成長はあまり見込めません。

2018-04-26 21:02:22
@pipipipisch

6.よく「せっかくいいメロディーが思い浮かんだのに忘れちゃったよ〜」なんて言うのを聞きますが、作曲者本人が忘れるようなメロディーを他の人が覚えていられる訳はないので、さっさと次の曲に移りましょう。

2018-04-26 21:04:06
@pipipipisch

7.音楽に「能動的に」触れる時間をとにかく増やして下さい。作曲者の意図を考えながら聴いたり、楽譜を見たりして下さい。ただ曲を聴いているだけでは何も変わりません。

2018-04-26 21:05:59
@pipipipisch

8.作曲で大切なのは「こういう曲が作りたい」っていう気持ちです。どれだけ理論を勉強しても、テクニックを磨いても、作りたい曲が思い浮かばないなら無意味です。

2018-04-26 21:07:32
@pipipipisch

9.考えてもいいフレーズが思い浮かばないときは、楽器をやたら弾いてみましょう。それが意外といい曲になったりします。手癖は個性です。

2018-04-26 21:11:37
@pipipipisch

10.一旦作った曲の和音を入れ替えること(リハーモナイズ)ができると良いです。アレンジとかも比較的楽にできるようになります。 #RTの数だけ作曲に役立つテクニックをつぶやく

2018-04-26 21:14:06
@pipipipisch

11.「理論は勉強した方がいいですか?」って言われることが多いですが、理論と感覚が1:1くらいがちょうどいいと思います。理論だけでも感覚だけでもだめ。

2018-04-26 22:18:16
@pipipipisch

12.「ペンタトニックで曲を作る」「Dメジャーで曲を作ろう」っていうのは純粋な表現ではないと思っています。その前段階にあるような、もっとコアになる、コンセプトのようなものがとても重要です。

2018-04-26 22:19:56
@pipipipisch

13.他の人の技術は積極的に盗みましょう。とはいえ曲を聴いて盗むのは大変だと思うので、どうやって作っているのか質問してみて下さい。作曲家としても、自分の作品に関心を持っている人がいると分かるのは嬉しいことです。

2018-04-26 22:22:01
@pipipipisch

14.物事の原則を理解するのはとても大事なので、ぜひドミナントモーション(V - I)については深く勉強してみて下さい。特に転調については、だいたいドミナントモーションから語ることができます。小手先のテクニックなんかに比べるととても長くに渡って役立ちます。

2018-04-26 22:24:28
@pipipipisch

15.先ほどの話に関連して他の原則を。テクノを作るか、ロックを作るか、ジャズを作るか、ってことにこだわるのは少し勿体無いように思います。あなたの音を「たまたま」テクノに、ロックに、そしてジャズに落とし込んでいるだけの話なので、大切なのはあなたの「音楽的語法」です。

2018-04-26 22:29:15
@pipipipisch

16.「メロディーは出尽くした」って言われることもありますが、12音の順列でしかないので当然です。でも歌詞、リズム、ハーモニー、アレンジなどなど、複合する様々な要素のおかげでまた違う曲になるわけですよね。その上手い組み合わせを見つけるのが作曲家、と言うわけです。

2018-04-26 22:37:53
@pipipipisch

17.打ち込みとか電子音楽とかをやっている人には是非とも、生の楽器による演奏を聴いてほしいと思っています。たとえ演奏表現を一切しないような、クールな音楽を作りたいと考えていたとしても、比較対象として生の表現を知っておくのはとても大切なことです。

2018-04-26 22:40:11
@pipipipisch

18.何らかのコンテクストに乗っていない曲は、「これまでにない史上最高の〜」とかではなく単に奇をてらっただけのつまらないものです。価値のある曲には、きちんとコンテクストがあって、ルーツがあります。

2018-04-26 22:44:32
@pipipipisch

19.曲を作るときのコンセプトや世界観はとても大事だと思っています。それがない曲は機材のデモ音源と大差ないように思えてしまいます。

2018-04-26 22:46:02
@pipipipisch

20.面白い曲が作れないと思っている人は、是非クラシック曲を聴いてみて下さい。「クラシックはつまらない」と言う先入観は一度捨ててほしいです。数百年分の膨大なライブラリですので、好みに合う曲は絶対にあります。 #RTの数だけ作曲に役立つテクニックをつぶやく

2018-04-26 22:50:38
@pipipipisch

21.とりあえずどんな楽器も触っておいたほうがいいです。発音原理とか、音域とか、知っておくだけで後々役に立つことは多いです。

2018-04-27 23:26:25
@pipipipisch

22.非和声音と言う考え方があります。コードCが鳴っているときにメロディーがドレミ、みたいな時のレです。これは経過音ですが、その他にも色々な非和声音が存在します。メロディーラインを客観的に見るときはとても大事な知識です。

2018-04-27 23:28:03
@pipipipisch

23.曲の構成についてはしっかり考えてみるといいと思います。ポップスではABサビみたいな形が主流ですが、もっともっと変則的な構成を取ることもできます。曲の覚えやすさは、繰り返しの多さです。

2018-04-27 23:41:39
@pipipipisch

24.繰り返しの多さについて、メロディーとかで使っているようそも繰り返し使うとより覚えやすくなります。繰り返し使われる短いメロディーのことをモチーフと言い、モチーフから作曲されている曲もたくさんあります。

2018-04-27 23:43:13