【R18】真奈美の性活日記 第一話

母が亡くなって七年、父と二人で静かに暮らす高校生、真奈美。ある日、父が若い美女を家に連れてきた。真奈美の生活が“性”活へと変わってイッたのは、それからだった。
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真奈美の性活日記 - 一覧

 
 

第一話 継母の手ほどき

春の闖入者 ■

夢乃 @iamdreamers

わたしの転機は、あの日、あの時に訪れた。 #twnovels

2018-04-29 18:20:18

夢乃 @iamdreamers

愛魅さんに初めて会ったときのことは良く覚えている。・・・なんてね。まだ二ヶ月程度しか経っていないのだから、覚えていて当たり前。 高一の終業式の日、帰って来たお父さんを玄関に出迎えたわたしは驚いちゃった。お客様を連れて来るとは聞いていたけれど、こんなに綺麗な女性だとは。 #twnovels

2018-04-29 18:21:09
夢乃 @iamdreamers

軽くウェーブのかかった薄茶色の綺麗な長い髪、羨ましくなるような整った顔立ち、薄い桃色の春物のコートを纏った細くしなやかな身体つき、コートの裾から伸びている、形の良い長い脚、溜息の出るような美貌の持ち主。お父さんとどんな関係なのだろう? もしかして? まさかね。 #twnovels

2018-04-29 18:21:30
夢乃 @iamdreamers

「真奈美、こちら霜降愛魅(しもふりまなみ)さん、愛魅さん、これが娘の真奈美」 「まなみ、さん?」 お父さんの失礼な物言いが頭の片隅にに引っかかったけれど、驚きが先に来てしまってそんなことはどうでも良くなった。わたしと同じ名前? #twnovels

2018-04-29 18:21:55
夢乃 @iamdreamers

「初めまして。愛魅です。真奈美ちゃんのことは睾士(こうじ)さんから聞いているわ。同じ名前って聞いた時にはあたしも驚いちゃった。聞いていた通りの可愛らしい娘ね」 傾国の美女に“可愛らしい”なんて言われて、わたしの顔は熱くなった。きっと、真っ赤になっていたろう。 #twnovels

2018-04-29 18:22:22
夢乃 @iamdreamers

「あ、あの、初めまして。父がいつもお世話になっております」 会うのが初めてばかりか、お父さんの口から一度も聞いたことがないので、お世話になっているのかどうか知らないけれど。頭がこんがらがって何を言っているのか、自分でも良く解らない。 #twnovels

2018-04-29 18:22:46
夢乃 @iamdreamers

「こんなところで立ち話もなんですので、どうぞお上りください」 あたふたとスリッパを用意する。「コートはそこへ掛けて」とコートハンガーを指すお父さんに「ありがとう」と答えて愛魅さんは薄手のコートを脱いだ。わたしはまたもや目を剥いた。 #twnovels

2018-04-29 18:23:11
夢乃 @iamdreamers

コートの下からは、目の覚めるような桃色のボディコン・スーツが現れた。身体にぴったりフィットして、素晴らしいラインが服の上からでも判る。それだけならそんなに驚かない。スーツの胸元は大きく開けられ、ごく薄い桃色のブラジャーのレースと、それに包まれた豊満な胸が覗いている。 #twnovels

2018-04-29 18:23:32
夢乃 @iamdreamers

突き出た丸いお尻を包むスカートは超ミニで、屈んだら下着が見えてしまいそう。長く細く整った脚は、ブラジャーと同じ色のガーター・ストッキングに覆われている。ごくり。良い女。・・・女のわたしが思うことじゃないわね。でも、そう思えるほどの美貌と魅惑。 #twnovels

2018-04-29 18:23:55
夢乃 @iamdreamers

その格好からすると、水商売をしているのだろうか。その割にお化粧はほとんどしていないように見える。水商売をしている人は厚化粧、というのはわたしの偏見だけれど。あ、そもそも服装で水商売風と判断してしまうのも偏見かな。そんなことを思いながら見惚れてしまった。 #twnovels

2018-04-29 18:24:15
夢乃 @iamdreamers

「どうかした?」 愛魅さんの声で我に返った。愛魅さんは素敵な、女のわたしから見ても、もの凄く素敵な笑顔でわたしを見ている。わたしはなんとなく恥ずかしくなって視線を下に向けた。それはそれで、艶かしい脚が目に入ってしまうのだけれど。 「いいえ、なんでも。こちらへどうぞ」 #twnovels

2018-04-29 18:24:36
夢乃 @iamdreamers

それから愛魅さんを客間に案内し、用意していたお昼御飯を三人で食べた。愛魅さんの雰囲気から、和室と和食で大丈夫かな?、なんて失礼なことを思ったけれど、愛魅さんは座布団に苦もなく正座し、流麗に箸を扱った。箸を“流麗に扱う”なんて我ながらおかしな表現だけれど。 #twnovels

2018-04-29 18:24:55
夢乃 @iamdreamers

愛魅さんは明るくて、快活で、それでいて淑やかで、気品があって、おまけに話題も豊富だった。こんなレディと、お父さんは一体どこでどんな風に出会って、どういう関係なのだろう? それとなく聞き出そうと思いつつ、なかなかきっかけを掴めずに時は流れた。 #twnovels

2018-12-22 20:36:52
夢乃 @iamdreamers

お父さんが愛魅さんを連れて帰ってからというもの、何度も驚いてしまったけれど、この日最大の驚きは食後にお茶を飲んでいる時にやって来た。 「真奈美」 向かい側に愛魅さんと座っているお父さんが居住まいを正して言った。 「なーに?」 続く台詞を予想もせず、わたしは能天気に応じた。 #twnovels

2018-04-29 18:25:41
夢乃 @iamdreamers

「父さん、再婚しようと思う。いや、再婚する」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はい? #twnovels

2018-04-29 18:26:02
夢乃 @iamdreamers

「・・・お父さん、再婚、って聞こえたけど」 たっぷり九十秒はあっただろう沈黙を挟んで、漸くわたしは口を開いた。 「そう言った」 「・・・誰と?」 「愛魅さんと」 わたしは前髪を直して、じっとお父さんの顔を見つめた。照れているのか少々頬が赤いが、冗談を言っている顔ではない。 #twnovels

2018-04-29 23:05:29
夢乃 @iamdreamers

今度は愛魅さんを見る。愛魅さんは百万ドルの微笑みを浮かべて、わたしを見つめている。その、澄んだ気品のある瞳に何故か恥ずかしさを覚えて、わたしは視線をお父さんに移した。 「どういうことっ!? ぜんぜん聞いてないんだけどっ!?」 「だから、今話してる」 #twnovels

2018-04-29 18:50:59
夢乃 @iamdreamers

「再婚ったって、お父さん、歳考えてよっ!! こんなに若い人となんて、何考えてんのっ!!」 「それはちょっと思ったけど、ぼくたち、愛し合ってるから」 愛魅さんと見つめ合い、笑みを交わす。う、これは、完璧に愛魅さんに参ってしまっている。 #twnovels

2018-12-22 20:44:36
夢乃 @iamdreamers

「愛魅さんっ!!」 わたしは矛?先を変えた。自分(と同じ)の名前をさん付けで叫ぶだなんて変な感じだけど、構っていられない。 「いいんですかっ!? こんなうだつの上がらない冴えない小父さんと結構だなんてっ!? しかもこんなに大きいコブ付きですよっ!!」 #twnovels

2018-04-29 18:52:21
夢乃 @iamdreamers

お父さん、ごめんね、酷いことを言って。でも、この時はそんなことを考えている余裕はなかったけれど。 「あたしは睾士さんを愛しているし、睾士さんもあたしを愛してくれている。今はお互い独身だし。結婚しない理由はないと思うけど」 #twnovels

2018-04-29 18:52:53
夢乃 @iamdreamers

愛魅さんは笑顔のまま答えた。 「いや、でも、愛魅さんほど素敵な人なら、いくらでも良い人いるだろうに、どうしてよりによってこんなの選ぶんですかっ」 お父さんが「酷い言われようだなぁ」と苦笑いしている。重ね重ね、ごめんなさい、お父さん。本当は大好きだから。 #twnovels

2018-04-29 18:53:41
夢乃 @iamdreamers

「真奈美ちゃん、お父様をそんなに悪し様に言っちゃ駄目よ。それに、真奈美ちゃんも睾士さんのこと、好きなんでしょう? まだ逢って何時間も経ってないけど、話していて良く解ったよ。あたしも同じように好きになった、それだけよ」 #twnovels

2018-04-29 18:54:23
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