アレフガルダーズ ver12.54 戦う王様と戦わない王様。アレフガルドの王様の理想像とは？

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アレフガルダーズ ver12.54 用語説明 NPC：ノンプレイヤーキャラクター PC：プレイヤーキャラクター PT：パーティー 戦わない王様：ラルス王家の求心力は、ハーゴン戦役時の王様の代にガクンと落ち、そのまま回復しなかった。ラルス16世が王様の理想像として語り継がれていたのが大きい。

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これまでのお話 ラダトームのお城を取り囲んでいた市民たちを味方に付けたリンドラッヘは、リムルダール救援のために接近中の諸王国軍を迎撃することを決意。その場にいる兵士、市民、竜王島の魔物、アンデッドと雑多な群衆に対して演説を開始。外敵に立ち向かうという方向性を与えたいんだって。

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まだまだラダトームのお城近く「募兵どこ？」「おいリカントがいるぞ」「愛国者はこちらへ！2列に並んで！」処理落ちしそうなすごい人混みで主人公イックス「みんなどこだぜ？リンドラッヘ見える？」「見えるぞ」「黄色い字で名前出てるわね」「私もすごく重いけど、リンドラッヘ中将は見えます」

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「あ、そうか。クリエのパソコンはatomなんだっけ」人が大量に集まるイベントは結構つらいみたい。しかし「あ、一度ログアウトします」消えて少し待つとまた現れ「お父さんが分厚いノートパソコン貸してくれて」「仲直りしたんだね」「なんかキュイーンブォオオオオって音がすごいんですけど......」

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「それゲーミングノートじゃね？」「良くご存じですね！」振り返るとそこにはイカみたいな課金ヘルムを被った美少女槍僧侶ミファー（中身はアラフィフおじさん）の姿が！「いつもクリエがお世話になっております」自室のメインデスクトップからログインしたんだって「演説はじまるみたいだぜ」

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話を戻してリンドラッヘ中将パート！「部隊は揃っているのだな」「はい」「静かにさせろ」ということで空砲がパーンパパーンと鳴り響きケッパーが叫ぶ「注目！これより共和国軍臨時総司令官リンドラッヘ中将よりお話がある！謹んで聞くように」「おお」「聞こう聞こう」市民たちの緊張感が無いが開始。

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「諸君！私がリンドラッヘだ！」プレイヤーにはわからないが、かなり大きな良く通る声「これより我々は、リムルダールへと向かう」「なんで？」「あの辺どうなってんだっけ」市民のほとんどは地元ラダトーム以外の情報にあんまり関心がないので説明してあげよう「リムルダールは、いまだ王統派による」

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「不当占拠が続いており」どちらかというと不当なのは共和国側なのだが「現在、ケルマン、グリューン両将軍の共和国軍がこれを包囲している。そして、たった今入った情報だが、ローレシア軍を主力とする侵略軍が、リムルダール救援のため、共和国に上陸しようとしている」「へー」「そうなんだー」

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リムルダールは遠いんで、市民たちの反応は鈍い。そこで「諸君は忘れたのか！？1月にローレシア軍がこの城を占領し、街を攻撃したことを！諸君の家族と、家と、財産と、そして命と、根こそぎ奪いに来たことを忘れたのか！？」「覚えてるぞー」「でもリムルダールなんだろ」「甘い！良く聞け！」

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「ローレシア軍とその取り巻きどもは！リムルダールの包囲を解いたあと、間違いなく再びラダトームを襲う！リムルダールには、ラルス37世を僭称するメルキド伯がいる。あの、共和国に反旗を翻しておきながら、メルキド市民を見捨てて逃げた僭称者だ。あれを連れてきて、王国を復活させる気だ！」

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「なんだと！？」「あの腰抜けが？」「ふざけんな！」市民たち激怒。ハーゴン戦役の件もあり、アレフガルドの市民は、戦わない王様への感情はすこぶる悪い「あんなヤツが王様になるのか！」「嫌だ」王様の時代の方が良かったかな？と思ってる市民も、メルキド伯を王様にするのは、死んでも嫌みたい。

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イックスたち「これ、もしラルス16世だったら事情変わってるんじゃね？」「とっくに王政復古してるだろうな」「あの王様、絶対に逃げないですよね」300年前のラルス16世が好評なのは、絶対にファイティングポーズを解除しない闘志にあった「なんで子孫に受け継がれなかったんだろ？」謎だ「そこで」

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リンドラッヘの演説は続く「我々はどうしてもローレシア軍を破り、二度と海を越えようなどと思わせないようにしなければならない！リムルダールの包囲を解かれてはならないのだ！」「いいぞ！」「でも勝てるのかな」「絶対に勝つ！常勝将軍の私を信じ、ただついてこい！そして勝利の美酒に酔うがいい」

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「うおお！」「なんかすげえ！」市民大熱狂。リンドラッヘの戦上手は新聞その他で大げさに言いふらされているので、みんなすんなり信じる。そして「たしかにあの将軍は強い」「俺たちは一緒に戦ったんだ」ラダトーム・ガライ間の戦いや一月反動のときの兵士のおじさんたちも密かに募兵に応じていた。

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ver10最初のころ、ただ銃を持たされ行進させられてたおじさんだった彼らも、長引く戦争の中で生き延びたことで、歴戦の兵士となっていた「市民諸君！行動の時だ。武器を取り、リムルダールを取り戻すのだ！」大歓声「これでよし」「落ち着いたら部隊ごとに移動の準備を」「任せる」共和国軍の出撃だ。

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「アレフガルダーズ」つづく

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タグ #dqxtails アレフガルド歴史はゾーマ、竜王、ハーゴンと、たびたび外敵の侵略にあう歴史でした。その中で最も真っ向勝負したのがラルス16世で、市民はともにに戦ってくれる王様を理想とする様になりました。リンドラッヘも、戦うという意味ではアレフガルドの王様の条件を満たしているようです。