なぜ経済成長が嫌われるか
【追記】6月3日(日)15:00
説13:経済成長率が格差是正の重要な原動力たり得ることが理解されていないから(説12と関連)
一柳氏はふざけて書いているだけだけど、ときどきガチで「先進国に経済成長は不可能」を信じている人たちがいて、そういう人たちにかぎって「再配分が大事」などと主張していたりする。 「経済成長はいらない」と考える人たちは知らないんだろうけど、歴史的にも成長なき経済は必ず格差社会を生むよ。
2018-06-02 18:30:32@y_kurihara @sociologbook 「資本主義は自動的に格差を生み出す」ことを実証的に主張したピケティが、この炎上ツイと真逆のことを言ってるのが興味深いですね。『21世紀の資本』によれば、経済成長率こそ「資本の圧倒的な強さ」に対抗する99%の我々に残された重要な武器であったはずです。
2018-06-01 19:23:09説14:経済成長万能派≒リフレ派の言説に問題があるから
景気拡大戦後2番目の長さ、みたいなことをいいながら、その恩恵は還流しないどころか、生活保護の基準下げも行われる中で、「経済成長なんか目指したって、貧しい人には回ってこないんじゃないか」という疑問を持つ人たちを、経済オンチだバカだクズだと罵倒する「リフレ派」という人たちを見た。
2018-06-03 07:21:13むろん経済成長は必要ですが、景気拡大に対する実感を持つこともできず、生活保護などと福祉政策も縮小されている中で、経済成長が続けば君も豊かになる、みたいなことを言われても信用できないし、経済成長が来ない時のことも考え、自身の生活を守るための対策をとろうと主張するのも当然です。
2018-06-03 07:31:48「アベノミクスで経済が好転すれば弱者にカネがまわる」が本当だったかガセだったかは、いつの時点で判断すればいいのか。ある時点で「弱者に回ってない」と指摘しても、まだまだ成長が足りないからだ、などといって、その「結論」の時点を延長し続けるような態度に不信が持たれるのは当然じゃないか。
2018-06-03 07:42:05内田樹のような思想界に巣くう知性派気取りはともかくとして、社会福祉・労働運動畑の人が「経済成長で人々の暮らしがよくなるなんて嘘っぱちだ」などと言うことについてはリフレ政策支持者こそが真剣に受け止めるべきなんですよ。福祉・労働畑の人も、根本から経済成長を否定しているわけではなく、
2018-06-03 13:26:20少し前は期待していたはず。でも、いつまで経っても実現されず、ただ「痛みに耐えろ」と言われる。そしてリフレ政策の支持者の多くは再分配の重要性を現政権に訴えるわけでもなく、むしろ福祉・労働系のそういう人たちをバッシングしてばかりで、それでは支持を得ることができるのか。
2018-06-03 13:26:20経済成長を否定するのは若者や貧困層の敵だ、と言って福祉や労働系の人を潰そうとする人は大抵左派嘲笑を兼ねているわけで、そういう人の言う「経済成長」に対して疑念が抱かれるのはむしろ必然ではないか。リフレがいくら正しくても(実際に私は正しいと考えているが)、
2018-06-03 13:26:21その実現を阻んでいるのは他ならぬ「リフレ派」なんだよ。まあ科学的正しさを他人を殴る道具にしか考えていない連中にはわからんだろうが。
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