2018年7月25日のラジオ第1「NHKジャーナル」の特集「福島の甲状腺検査 医師たちの葛藤」をめぐって
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@lr_ishy @kazooooya 日本は30年前に乳癌の超音波検診と抱き合わせの甲状腺の超音波検診による甲状腺癌の過剰診断を世界で初めて経験した国なのにtogetter.com/li/900034 と思うと、現状をみればただただ情けない。
2018-07-26 08:46:08ふーん、昨日のNHKジャーナル(NHKラジオ第1)の医療健康コーナーで福島の甲状腺検査の報告(今ならここwww4.nhk.or.jp/nhkjournal/ で音声が聞ける)をしたNHK福島放送局の川崎寛司アナウンサーって、電通大の電気通信学部卒で静岡-佐賀-東京-福井と渡り歩いて2018年春から福島にnhk.or.jp/fukushima/cast…
2018-07-26 08:57:41(↑残念ながら番組トップページのコーナー別音声ファイルは放送翌日いっぱいまでで、翌々日には消えてしまいましたが、ストリーミングコーナーhttp://www.nhk.or.jp/r1/journal/streaming/index.html
で放送後約2週間まで聞けます)
@parasite2006 @kazooooya 聞きました。最後に鎌田さんで閉めるのが嫌ですね。彼が言っていたチェルノブイリでは手術したほうが予後がいいって論文、ありましたっけ。見たことありますか?
2018-07-26 08:54:54@lr_ishy @kazooooya 「チェルノブイリでは手術したほうが予後がいい」というのはベラルーシのユーリ・デミチク博士からの伝聞だそうでtwitter.com/sunacmon/statu… twitter.com/sunacmon/statu… 同趣旨の論文は私も探していますがまだ見つけていません。
2018-07-26 09:00:22@kazooooya (続き)著書だと、ベラルーシの甲状腺学の第一人者だというユーリ・デミチク医師から「~手術せず様子を見た例と、手術をした例とでは、子どもの予後は格段に違った。数年経過を見たこともある。すると、次にする手術は大きな手術になった。だから見つけたがんはすぐに手術をしたほうがいい」(続く)
2018-07-26 00:09:33@kazooooya (続き)と聞いたと・・・著書では「寿命が格段に長かった」とはどこにもありません。予後が寿命にかわってます(´×ω×`)凄い変化。 そしてこの話を鎌田氏が2016年に聞き、2017年にこの医師は突然死したとあります・・・ 一番気になった所をupさせてもらいました。
2018-07-26 00:16:19(この疑問が出たのは今回にとどまりません)
デミチック氏は「ベラルーシ共和国で手術せず様子を見た例と手術をした例とでは、子供の寿命は格段に違った」と主張していますが、データは示されていません。「チェルノブイリの小児甲状腺癌検査を30年間に渡り担当した偉い先生がそう言った」からと、データなしで信じるのは悪しき権威主義です。 twitter.com/cyborg0012/sta…
2017-05-09 07:55:54@NATROM @kuninosaiseiwo 「甲状腺がん検診の・・・・有効であるという傍証(観察研究)すら存在しない」が口癖の内科医さんですが、デミチック氏はこれを否定している。経過観察した癌患者との比較でも予後にはっきりとした違いがあると述べています。早期発見による予後改善効果はチェルノブイリでも実証済みということです。
2017-05-09 06:54:16『「福島県で急速に増え始めた小児甲状腺がん(JBpress)鎌田實氏の記事」内の故ユーリ・デミチク氏の見解について』[ togetter.com/li/1102575 ]のコメント欄で「子供の寿命は格段に違った」データのの情報について質問しましたが、いまのところ答えがありません。
2017-05-09 07:57:58子供の『寿命』は違ったというのは、全生存に差が出たと読めます。遠隔転移とか甲状腺全摘とかなならともかく、予後の良い小児甲状腺がんで全生存に差が出るというのはきわめて考えにくいことです。いったい、何人を「手術せず様子を見」たのでしょうか。
2017-05-09 08:01:13「『教科書を読め』だなんて、なとろむは権威主義的だ」などと言っている人たちは、もちろん、デミチク氏の主張を自説に都合がいいからそのまま鵜呑み・紹介したのではなく、デミチク氏の出したデータを批判的に検討した上でのことなんでしょうね。
2017-05-09 08:07:19(本流に戻ります)
@parasite2006 @kazooooya まあ、そんな論文あれば、あちこち引用されるでしょうし、そもそも手術した群としない群で比較して、予後で差が出るほど症例があるとはとても思えないので、印象を話しているだけ(それも伝聞)なんでしょうね。そんな不確実なことを公共放送で言わないでほしいですが。
2018-07-26 12:09:41@lr_ishy @kazooooya 全くです。しかも鎌田氏が聞いたときは「予後が格段によかった」という話だったと著書に書いているのに、アナウンサーが「寿命が格段に長かったと伝えられたと話しているんです」twitter.com/sunacmon/statu… と勝手に変えているなんて。NHKが公開している音声www4.nhk.or.jp/nhkjournal/ の10:19-10:37
2018-07-26 12:30:31@kazooooya 鎌田實氏の去年12月発行の著書『忖度バカ』(小学館新書)と主張は同じです。ただし、NHKジャーナルでアナ「チェルノブイリの医師から子供の甲状腺癌は~手術をした場合の方が手術をしない子供に比べて寿命が格段に長かったと伝えられたと話しているんです」の部分が(続く)
2018-07-26 00:07:52@parasite2006 @kazooooya チェルノブイリが1986年、その時乳幼児だった子供たちの寿命評価するのは、まだちょっと早そうですねぇ…なんか考えれば考えるほど眉唾な気が。
2018-07-26 12:37:09@lr_ishy @kazooooya 寿命云々の話は、福島放送局の川崎寛司アナウンサーの報告が終わった後で東京のスタジオのアナウンサーが喋ったことです。「予後」と「寿命」の違いもわからず不勉強極まる。だいたいこの題材を番組にするのにEテレの医療番組制作班が関与しないこと自体問題
2018-07-26 12:41:23(↑あとで文字起こし
https://www.dropbox.com/s/lrx297dxzvh9k5l/2018.7.25NHKJournal.docx?dl=0
を作って確認してみると、これを言っていたのはアナウンサーではなくニュースデスクの岩本裕氏でした)
@parasite2006 @lr_ishy 「寿命」に置き換わっているというのは、鎌田氏が記事(archive.fo/WcMUw)にしてるので鵜呑みにしてるのでしょう。 まぁ、冒頭で岩本アナが、罹患統計と比べると数十倍多い、本当に大規模検査を実施した影響なのか疑うひとも多い…と紹介してるから、「数十倍多い」の意味を理解してません。
2018-07-26 13:00:42(↑これは2017年4月19日付の記事。この記事の取り柄は、甲状腺がんと診断され手術を受けた人たちに対する心のケアの重要性を述べていることだけです。福島の甲状腺検査をめぐる議論の中で、この点は現状では全く顧みられていません)
@parasite2006 @lr_ishy まぁ、私が一番腹が立つのは、星座長の発言ですけどね。 →twitter.com/kazooooya/stat… 座長は当時、評価部会委員にも加わっていて、「(被ばく量は)チェルノブイリ事故と比べてはるかに少ない」と、「中間とりまめ(案)」をまとめたのに、あの床次氏のアレなグラフで「総じて小さい」に変えたしと。
2018-07-26 13:10:20よく言うわ…(>_<) 「(被ばく量は)チェルノブイリ事故と比べてはるかに少ない」→「総じて小さい」に変更した張本人なのに…。 「ご本人なりご家族が、その影響をわかった上で検査を受ける、あるいは受けないという選択をしていただくように、私たちは取り組んでいく必要があるんだと思います」 twitter.com/kazooooya/stat…
2018-07-26 00:07:25県民健康調査の「中間とりまとめ案」の初版
http://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/129305.pdf
は2015年8月31日の第20回検討委員会に最初に提出され、ここの「甲状腺部会の中間とりまとめ内容」(p.2)の第1項は「先行検査(一巡目の検査)を終えて、これまでに発見された甲状腺がんについては、 被ばく線量がチェルノブイリ事故と比べてはるかに少ないこと、事故当時5 歳以下からの発見はないことなどから、放射線の影響とは考えにくいと評価する。」となっていました。この表現は2016年2月15日の第22回検討委員会に提出された最終案
http://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/151280.pdf
のp.2でもそのまま残されました。
ところが同じ2016年2月15日の第22回検討委員会に床次眞司・弘前大学教授が「福島原発事故における甲状腺被ばくの線量推定」と題する資料
http://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/151309.pdf
を提出し、最後から2ページ目の「甲状腺等価線量ーチェルノブイリとの比較」という図でウクライナのチェルノブイリ原発周辺地域から避難した人達(成人と子供の両方を含む)と原発事故後の福島県住民の実測値や推計値(いずれも成人と子供の両方を含む)を比較したのです。どんな感じのグラフかは、こちらでご覧いただけます。
@nao73714 その環境省資料のグラフと被ばく分布がことなる不適切なグラフを県民健康調査・検討委員会に提示した元委員がいたのですが、 そのグラフが指摘・訂正されるどころか、先日、NHK・BS1で放送されちゃって、不安でいさせたいのでしょうね。 pic.twitter.com/tfV2pbCLPr
2017-12-25 01:27:18このあと2016年3月に公表された「中間とりまとめ」
http://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/158522.pdf
では、問題の部分が「これまでに発見された甲状腺がんについては、被ばく線量がチェルノブイリ事故と比べて総じて小さい」と変更され、その根拠として床次氏の資料があげられていますが、子供の甲状腺癌が放射線の影響かどうかを考えるために被曝線量をチェルノブイリ事故後と比較するのなら、子供の線量同士で比較しなければなりません。
チェルノブイリ事故後のベラルーシの避難地域の子供と福島第一原発事故直後に甲状腺等価線量が最も高いと推定された地域(飯舘村、川俣町山木屋地区、いわき市)の子供のサーベイメータ実測にもとづく甲状腺等価線量を比較したグラフがどんなふうになるかは、下のツイートの貼り込み画像の2枚目でご覧いただけます。