【足りてる】原発再稼働と火発についての再履修・まとめ編【足りてない】

今週ずっと続いていた、 「電力は足りているかいないか」 「予備力は足りているかいないか」 「ベースロードとしての原発と火発のネック」 の話を、最終日にふさわしくまとめました。
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楽喜之助(脱原発に一票) @luckygoeslucky

@azukiglg @makyou74 原発再稼働しなくても電力は足りているので、クーラーを使えば良いし、熱中症で死ぬ必要はない。 あなたは前提が間違っている。 あなたは間違ったことばかり言っている。 なぜですか?

2018-07-28 09:20:48
加藤AZUKI @azukiglg

話を冒頭に戻すと、 「足りているか」「足りていないか」 というものに対する認識が違うんだと思います。 QT @luckygoeslucky:原発再稼働しなくても電力は足りているので、クーラーを使えば良いし、熱中症で死ぬ必要はない。 あなたは前提が間違っている。 あなたは間違ったことばかり言っている

2018-07-28 09:22:26
加藤AZUKI @azukiglg

言うなればあなたの「足りている」は、 【今、目の前が足りている。将来のことは考えない】 という【足り】で、 僕などが行っている「足りていない」は、 【今後足りなくなる可能性に対する、備えが足りていない】 という【足りなさ】ですね。 @luckygoeslucky

2018-07-28 09:23:40
加藤AZUKI @azukiglg

また、あなたは、 「電力各社単体では足りなくても、他社と融通すれば足りる」 と繰り返されてきましたが、では、 「電力各社全体が同時に足りなくなってしまったら、どこから融通するの?」 という問題に対する備えが、【もうない】ということに目を瞑っていると思います。 @luckygoeslucky

2018-07-28 09:24:54
加藤AZUKI @azukiglg

もちろん、「電力各社が一斉に足りなくなるようなことは、ゼロとは言わないがまず起きないレアケースだから、備える必要はない」とあなたはこれまでずっと仰ってきましたけども、「可能性がひとつでもあるなら必ず起こるのと同じだからダメだ。原発反対」と同じ口で言ってもいました @luckygoeslucky

2018-07-28 09:26:07
楽喜之助(脱原発に一票) @luckygoeslucky

@azukiglg そもそも電力は足りているが、仮に電力足りない状況があったとしても、「電力足りない→だから原発だ」は成り立たない。電力が足りなくなる可能性があり、増設の必要があるなら、それを火発にするか、自然エネにするか、原発にするかの選択がまずある。そこであえて原発を選ぶ事が恣意的だ。

2018-07-28 09:28:42
楽喜之助(脱原発に一票) @luckygoeslucky

@azukiglg つまり ・電力不足の問題 ・どの発電手段を選ぶかの問題 この二つの問題をあなたは分ける事なく、一緒くたにして強引に「だから原発だ」と主張する事が短絡的である。

2018-07-28 09:29:57
加藤AZUKI @azukiglg

この不達の問題は繋がっているんですよ。 QT @luckygoeslucky: @azukiglg つまり ・電力不足の問題 ・どの発電手段を選ぶかの問題 この二つの問題をあなたは分ける事なく、一緒くたにして強引に「だから原発だ」と主張する事が短絡的である。

2018-07-28 09:35:49
加藤AZUKI @azukiglg

今週ずっと繰り返してきましたが、 1)電力不足(予備力の不足)は何かで埋めなければならない 2)今すぐ使える機材として待機状態にあるのは原発である で、 3)再エネを増やす 4)火発を増やす というのがあなたの意見、僕の意見は(2)ですね。 @luckygoeslucky

2018-07-28 09:37:20
加藤AZUKI @azukiglg

で、(3)の再エネについては僕以外の方(アビゲイルさんとか)からも指摘があったかと思いますが、「日本が自由に使える、太陽が当たる場所、時間の制限」があるため、不足分相当を賄えない、ということが大きいですね。 僕からは「時間、季節、気候のバラツキ」を指摘しました。 @luckygoeslucky

2018-07-28 09:38:55
加藤AZUKI @azukiglg

(4)の火発増強についても僕は懸念を挙げましたね。 これは、「LNGで増強したが、世界のLNG輸入量の38%は日本であり、日本はLNGへの依存をどう見ても【高めすぎている】」LNGの調達に僅かな異変があっても、日本では増幅された大きな影響に変わってしまいかねません。価格とか。 @luckygoeslucky

2018-07-28 09:40:23
加藤AZUKI @azukiglg

LNGの調達懸念は、 1)国際価格の変動 2)調達先国から日本に運ぶシーレーンが全て中国の圧力海域を通る 3)搬送用船舶が十分ではない 4)LNGの将来的な可採資源量 などを挙げたかと思います。つまり、安定資源とは言えない。 まだ石炭のほうが資源量としては安定してます。 @luckygoeslucky

2018-07-28 09:41:51
加藤AZUKI @azukiglg

そして重ねて言いますが、僕は「原発だけを使え、火発は捨てろ」とは一言も言っていません。 増強した火発はそのまま使うとして、それにさらに原発を「上乗せしろ」と言っています。 原発はベースロードを担う能力があるわけですから、これによって火発に対する負担が減ります。 @luckygoeslucky

2018-07-28 09:43:39
加藤AZUKI @azukiglg

原発の再投入で火発の負担を減らすということは、 1)国際調達価格に左右されるリスクが下がる 2)機材のメンテナンスに時間を割ける 3)足下を見られにくくなる(調達先国に交渉条件にされにくくなる) というメリットが挙げられます。 「だったらいいよ原発使うから」と言えるわけです @luckygoeslucky

2018-07-28 09:45:17
加藤AZUKI @azukiglg

そして、あなたが意図的に触れてこなかったので僕もそれに付き合ってきましたが、火発の増強はそのままCO2排出量の増大に繋がります。 地球温暖化の直接的足枷というのもありますが、国際的枠組みによって「排出量を削減する」という約束をしている以上、無視できません。 @luckygoeslucky

2018-07-28 09:46:32
加藤AZUKI @azukiglg

火発偏重状態は、日本のCO2排出量を増やすことになるわけですが、これについてはCO2排出量の少ない国から、「枠を買い取る」というような取引が必要になってきます。 火発を使うことで負担が増えるのは、年3兆円の追加的燃料費だけでなく、CO2買い取り枠も、ということになります。 @luckygoeslucky

2018-07-28 09:47:54
加藤AZUKI @azukiglg

この火発偏重を(原発登場以前に)最初に日本人が体験したのが第一次石油ショックです。その後、第二次も起きていますが、これは日本国内で「石油枯渇」という恐慌状態をもたらしました。(一般庶民が取った行動は、トイレットペーパー買い占めでしたが) @luckygoeslucky

2018-07-28 09:49:28
加藤AZUKI @azukiglg

オイルショックの発生は1970年代ですが、この頃に40代以上だった人々は、戦中戦前の明確な記憶がある人達でした。50代以上なら恐らく「当事者」だった世代ですね。 二次大戦に突き進んだ原因は戦後教育でも教えられていますが、「石油を断たれた」というのが大きいです。 @luckygoeslucky

2018-07-28 09:51:05
加藤AZUKI @azukiglg

戦前、アメリカからの石油が断たれ、進退窮まって南方や大陸に日本が滲出したのは、石油を確保するためです。 そして、ABCD包囲網なんて言葉も習ったと思いますが、シーレーンの封鎖によって日本は燃料の確保手段を圧迫され、打開のために戦争に突き進まざるを得なくなったわけですね @luckygoeslucky

2018-07-28 09:52:26
加藤AZUKI @azukiglg

その他の細かい理由もありますが、そこはとりあえず今回は割愛します。 そうした「石油断ちによって兵糧攻めにされたら滅亡する」という覚悟で始まった戦争に負けた、その記憶がまだ残っている世代が、オイルショックを経験したらどう考えるか? @luckygoeslucky

2018-07-28 09:53:21
加藤AZUKI @azukiglg

「また孤立してしまうのでは」「また困窮してしまうのでは」「やっと復興が終わったのに」 この恐怖心が、日本におけるオイルショックに対する一般国民の認識の根底にあったことは否めないとは思います。 @luckygoeslucky

2018-07-28 09:54:24
加藤AZUKI @azukiglg

その結果、「石油(当時は石油火力、石炭火力)に依存しない、中東情勢に左右されない発電手段」が必要とされました。 このとき、他にも選択肢はあったんですよ。 戦前の主力だった水力発電(ダム)や、地熱発電なんかも実は既に研究されてました。 @luckygoeslucky

2018-07-28 09:55:35
加藤AZUKI @azukiglg

流下式水力は今でもベースロードの一端を担っていますが、地熱はなぜ発展しなかったのか。 どうせ読まないでしょうが、一応その経緯をまとめたものがこれです。 togetter.com/li/626362 togetter.com/li/590856 togetter.com/li/587466 @luckygoeslucky

2018-07-28 09:57:09
加藤AZUKI @azukiglg

要約すると、地熱が発展できなかったのは、 1)熱源と観光産業(温泉)のバッティング 2)熱源の多くが国立公園内にあり開発が難しい 3)熱源は経年減衰するため性能が次第に落ちる 4)拡大する電力需要に応じた【発電設備の大型化】が技術的にできなかった ここらへん。 @luckygoeslucky

2018-07-28 09:58:47
加藤AZUKI @azukiglg

まあ読まないでしょうが、NEDOや産総研など日本のエネルギー開発を担ってきた研究期間は、別に地熱を蔑ろにしていたわけではなく、相応に研究し商業活用に関する研究もし、さらに予算の潤沢だったバブル景気の頃には地熱研究のためかなりの金額の助成金も用意されていました。 @luckygoeslucky

2018-07-28 10:00:09