[R-18]魔女シリーズ3~少年放牧場におけるしつけ、お姉さんの趣味と実益を兼ねた妙技

災いの仔ムンリトと冬鬼ハヴァフ、それに火妖サルウ、海霊シュトイ、天魔ウィリンカの物語 ほかのお話は以下 魔女シリーズ一覧 続きを読む
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帽子男 @alkali_acid

>ショタ放牧農場における躾、おねの趣味と実益を兼ねた妙技 odaibako.net/detail/request… #odaibako_alkali_acid

2018-07-08 17:03:12
帽子男 @alkali_acid

ロリも放牧してええんか。触れ合い兎広場にモルモットもいる感じで。

2018-07-08 17:05:19
帽子男 @alkali_acid

どこまでも広がる雪原のただなかに、草の敷布をしきつめたようなのどかな牧場があった。 かつて、不思議な力を持つ牧場主が、不老長寿を保つため、食用となる人種を育てていた場所。 だが今や役目を終えて、家畜である少年少女と、牧童の女が穏やかに暮らしている。

2018-07-08 17:09:01
帽子男 @alkali_acid

常春の園に遊び戯れているのは、真紅の鱗を持つサルウ、紺碧の透き通った肌をしたシュトイ、山吹の翼を生やしたウィリンカ、そして蔦の髪を持つ年長のムンリト。赤、青、黄、緑の鮮やかな色をした子等。 面倒を見ているのは、毛皮と尖った耳、鋭い爪と牙、逞しい筋骨と四つの乳房を持つカズサ。

2018-07-08 17:12:06
帽子男 @alkali_acid

四人の子供のうち赤、青、黄は一度、牧場を統べる神仙のもとへ出荷のはこびとなり、金属でできた管につながって、いずれも幼い命は餌食になりかけたが、最後の緑の活躍によって無事逃れた。

2018-07-08 17:17:19
帽子男 @alkali_acid

牧童は皆を生贄として送り出した行いを恥じ、養い児を故郷へ送り返そうとしたが、誰も応じず、むしろ牧場にとどまろうとした。 かくして出荷の始まる前と同じ、牧童と家畜のおりなすどかな暮らしが戻ってきたようだった。だが一度起きた変化を、元に戻せるはずもなかった。

2018-07-08 17:21:30
帽子男 @alkali_acid

◆◆◆◆ 牧場を囲む柵、透明な泡の幕に、尾を引く炎の塊がぶつかる。 あとを追うように水柱が蛇のごとく宙をうねりながら走っていく。 赤と青の輝きがぶつかりあうと、水蒸気がもうもうと上がり、そこへ明るい太陽の箭(や)が差し込んで、いくつも七色の虹がかかる。 「こいつぅ!」 「べーっ」

2018-07-08 17:25:44
帽子男 @alkali_acid

空を飛び回りながら火の玉を投げつけているのが有鱗の少年サルウ、水柱を操っているのが透き通った少年シュトイだ。 「泣かす!」 「は?そっちだし!」 二人の力は互角で、いくら離れたまま撃ち合っても決着がつかない。とうとう近づいてとっくみあい、ひっかきあう。

2018-07-08 17:29:08
帽子男 @alkali_acid

「こうさんしろ!」 「そっちだし!」 だが未熟な肢体同士がからまり、赤と青の肌がこすれあうと、急にサルウが手足をこわばらせて、とびすさった。シュトイもうずくまる。 「ちっくしょ…」 「まただ…」 火と水の男児はどちらも息をあえがせている。

2018-07-08 17:31:28
帽子男 @alkali_acid

「やっぱりムンリトに"鎮(しず)まり茸(たけ)"をもらう…?あれを食べたらおちつくって」 「いやだ!あいつ…最近えらそうだし…なんか、へんだし」 「うん…でも…このままじゃ…」 「そんなの、俺がなんとかしてやる」 真紅の鱗の少年は、紺碧の透き通った肌の少年にまた飛び掛かる。

2018-07-08 17:35:40
帽子男 @alkali_acid

ただし今度は噛みついたり引っかいたりするようすはない。 「えっと…こうすれば…」 かすかに炎のゆらめくちっぽけな赤い掌で、水流が腰巻のようにまとわりついた青い下腹のあたりを包み、硝子細工のような幼茎を包んでこする。すぐ蒸気が上がる。 「んっ…熱いよ…サルウ」 「ごめ…」

2018-07-08 17:38:09
帽子男 @alkali_acid

赤の子が火勢を抑えると、青の子はほっと息をつく。くっつきあう二人のあいだには湯煙のような白い筋がいくつも立ち上って、また虹が次々生じている。 「ねえ…ぱくってして…」 「ええ…あれ…はずかしいし」 「俺もするからっ」 二人は巴のような恰好になって互いの敏感な部分を口に含む。

2018-07-08 17:40:30
帽子男 @alkali_acid

それぞれの秘所を包み冷たさと暖かさに、背筋をそらせながら、だんだんと鼻で荒く息をし、最後には小刻みに震えだす。まだ精通を知らない未熟な火妖と海魔は互いに終わりの分からないまま、かつて神仙の餌食として受けた陵辱をいびつになぞり、快楽を貪る。

2018-07-08 17:43:20
帽子男 @alkali_acid

種族の異なる少年同士が、草のしとねでかわす秘めごとを、水蒸気の掛布が覆い隠していた。 がまん比べのような口淫に先に音をあげたのは透き通った肌のシュトイで、舌で転がしていた幼馴染の雛菊をはなすと、呼吸を乱しながら情けない声をだす。 「ちょっと…まっ…もぉ…」

2018-07-08 17:46:29
帽子男 @alkali_acid

有鱗のサルウは、勝ち誇ったように臙脂の双眸を煌めかせながら、いっそう熱心に相手の急所にしゃぶりつく。 「んっ…まっててば…」 青の子は背を丸めながらか細い悲鳴を漏らし、逃げ場を求めるように視線を泳がせてから、ふと目の前で揺れる緋色の双臀を覗き込んだ。

2018-07-08 17:49:03
帽子男 @alkali_acid

火妖の仔が、神仙の虜(とりこ)として餌食になりかかっていたとき、何本もの太い金属の管が執拗にほじくりかえしていた菊座が、今も縦に割れたかたちが戻らないままに伸縮している。いたずらっけを起こした海魔は水流をまとわせた指をそこにねじいれた。 「ふぎゃっ!?」

2018-07-08 17:51:29
帽子男 @alkali_acid

白い蒸気をあげつつあっさりと青い指を咥え込む赤い穴。 「こら…そこ…やめ」 「サルウの弱点みーっけ」 「ばか!シュトイのばか!やめっ」 だがかさにかかったシュトイは、サルウのよくほぐれた排泄孔を容赦なく押し広げた。 「ふぎぃ!」 「あはは!俺の勝ち♪」 「こいつ…んっ…んっ…」

2018-07-08 17:54:12
帽子男 @alkali_acid

形成逆転した青の子は赤の子を四つ這いの姿勢で押さえつけると、硬くなった幼茎をものほしげにひくつく菊座にあてがう。 「たぶん…これで…いいよね?」 「だめ!」 「いいよ…ぜったいこれで番(つがい)の儀式だよ」 「やだ!」 「なんで!」 「シュトイと番なんて…」

2018-07-08 17:55:59
帽子男 @alkali_acid

「サルウは…俺のこと嫌いなの」 「そうじゃないけど…俺カズサと」 「俺がカズサともサルウとも番になれば…群の長になって、皆一緒だよ」 「ウィリンカはどうするんだよ」 「え、じゃあウィ、ウィリンカとも番になる」 「ああ、こんぐらがってきた!好きにしろよ!」 「うん♪」

2018-07-08 18:00:05
帽子男 @alkali_acid

海魔が火妖を征服する。 一度屈した有鱗の少年は、こらえていた気持ちをはじけさせるように甘い嬌声を挙げて腰を振り、くねらせ、透き通った肌の恋人を締め付け、精一杯の淫らさで誘った。 「サルウ…なんかかわいい」 「うる…さ…んっ…ちゃんと…番…やれ…」 「うんうん♪」 「はぅ…んっ…」

2018-07-08 18:03:26
帽子男 @alkali_acid

青と赤の男児はいつはてるともなく悦びを交わしながら、ときに感極まって火球と水柱を周囲に躍らせ、ぶつけあわせた。まるで婚姻を祝う花火のように。

2018-07-08 18:05:06
帽子男 @alkali_acid

◆◆◆◆ 牧場の端に虹がかかり始めたころ、反対側の平地に広がる一面の豆畑を前に、樹人の仔ムンリトは、ぼんやり立っていた。はだしの爪先は土の中にうずもれている。 「おいしくなーれ、おいしくなーれ」 ひとりごとをつぶやきながら、手近なところで揺れる豆の一粒をもぐ。

2018-07-08 18:07:34
帽子男 @alkali_acid

「いいですね」 にっこりする緑の子。あたりに生えているのは、豆といっても、人間が育てているものとは異なる。ぶあつい苔(こけ)から伸びる胞子の先にできた瘤(こぶ)のようだ。 過去に獲れた豆はそっけない生成(きなり)色ばかりだったが、今は赤、青、黄、緑、紫、橙と彩り豊かになっている。

2018-07-08 18:10:17
帽子男 @alkali_acid

それぞれの色ごとに香辛料のような変わった匂いがする。歯ごたえも風味も一つ一つ異なるようだ。 「ごはんが、おいしくなるかもしれません」 ムンリトが満足げにうなずいていると、牧場と雪原をへだてる泡の幕が揺れる。またシュトイとサルウが喧嘩をしているらしいと察して、まばたきする。

2018-07-08 18:12:45
帽子男 @alkali_acid

年長の少年は、しかしほかの子等のいたずらにはあまりかまわず、蔦の髪をうごめかして籠を編み上げると、苔から生える豆を摘んで入れていく。 「ごはんはおいしいほうがいいです」 断固とした口調で誰に向かってでもなく述べる。

2018-07-08 18:15:15
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