ALPS処理水中に残るトリチウム=三重水素以外の放射性物質、特にヨウ素129について

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nao @parasite2006

@Kontan_Bigcat 表拝見しました。運転期間中は多い時で週1回、少ない時でも月1回。しかもALPSには既設、増設、高性能とあり、それぞれに入口と出口の水を測定。2018年から公表が月1回なので「2017年度だけで65回の告示濃度限度超え」と聞いてえ?と思ったわけでした。

2018-09-03 13:40:09

まとめ公開後の追加2:ALPS処理済み水中に残る基準値越えのSr90

ALPS処理済み水の中にトリチウム=三重水素以外の放射性物質が残ることになった理由について、こちらのまとめではストロンチウム90の測定値を追跡することにより本まとめよりもさらに詳細に考察しています。

まとめ ALPS等処理済み水の多くから、基準値を超えるSr-90。どうしてこうなった? ALPS等の「多核種除去設備」は、62核種の放射性物質の濃度を、排水基準値(告示濃度限度)未満に下げる能力があるとされていましたが、主眼である Sr-90 の濃度でも、基準値を超えた処理済み水が多くあることが公表されました。この件について、誤解も多く、謎も残されているので解説します。 14171 pv 313 11 users 162

要約すると基準値越えの主な原因は

  1. 除去装置のトラブルと試行錯誤による解決が繰り返され、装置が安定して機能するまでに時間がかかった
  2. 「2015年3月末までに敷地境界線量を2mSv/年未満に下げる」という目標達成のため、個々の放射性物質の濃度限度クリアを棚上げして処理を急いでいた
    の2点にあると言えます。
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