ALPS等処理ずみ水を、どのようにして希釈するのか

ALPS等処理済み水の取扱いについては、まだ決まったことはありませんが、仮に、海洋放出する場合には、海水を使って、基準濃度以下に希釈する方法になりそうです。
トリチウム 汚染水 原発 震災 放射能
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Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat
ALPS等処理ずみ水を海洋放出することになった場合、「少なくとも2桁ぐらいの希釈が考えられる」(8/22更田委員長会見→ nsr.go.jp/nra/kaiken/ind…とされているわけだけれども、具体的には、どうやって希釈を行うのだろうか? (以下連ツイ、ちなみにI-129他の核種の問題は、ここでは置いておく。)
Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat
仮に、120万m3のALPS等処理ずみ水を、100倍に希釈して、6年かけて放出するとした場合、年間 20万m3の処理ずみ水を放出するためには、年間 2000万m3、すなわち、約 5.5万m3/日 の希釈用水が必要になる。
Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat
1Fでは坂下ダム(リンク先は一読推奨→) damnet.or.jp/cgi-bin/binran… から沸騰用水を引いていたのだが、現状の導水設備ではそんな大量の水は引けないだろうし、ダムの水量も足りない。
Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat
また、1Fの近くにはあまり大きな川がなく、近くの川から取水するのも難しそうである。(水利権を得られるかどうか、という問題もあるが。)
Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat
2018/9/10に、1Fの見学会に参加した時、この問題について質問したところ、(放出についてはまだ何も決まっていないし、あくまで個人の意見、と前置きした上で)「(希釈用の水は)海から持って来るのではないかと思う。」というのが、東電の方の回答だった。
Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat
たぶんそうではないか、とはうすうす思っていたのだが、【海水で希釈して、基準値以下にしてから海に放出する】というやり方で、本当に一般の理解が得られるかな? と思ってしまう。
Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat
海水で希釈して良い、ということになると、年間に、いくらでもトリチウムを放出することができてしまう。しかし、経産省の小委員会では、年間にどれだけ放出して良いのか、という総量の問題は議論されていない。少なくとも、いくらでも放出して良い、と言う結論はどこにもない筈である。
Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat
経産省も規制委も、トリチウムの「量の問題(濃度の問題)」について、一般の理解を求める一方で、「総量の問題」については知らぬ顔なのである。これは、ダブルスタンダードではないだろうか。
Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat
ALPS等処理ずみ水を、【海水で希釈して、海に放出する】のであれば、年間の総放出量をどうするべきかの検討を行って、それを国民に示すのでなければ、とうてい一般の理解は得られないのではないかと思う。
Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat
また、2018/8/30-31 に行われた公聴会の資料 meti.go.jp/earthquake/nuc… でも、放出の具体的な手順や方法(たとえばどんな濃度に希釈して、何年かけて、どこに放出するのか、など)については全く触れられていない。
Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat
公聴会を行う前に、もっと具体的な内容を公表するべきだったのではないだろうかと思う。 海洋放出なら「東京湾にどうぞ」、大気放出なら「都内の路上に打ち水すれば」 などという意見も散見されたが、詳細を提示しなかったばかりに、余計に回り道になったのではないだろうか。(連ツイおわり)

 
補足)トリチウム水タスクフォース報告書
には、海水で希釈し、放出する方法が記載されていました。

Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat
さっき作ったまとめですが、ALPS等処理済み水を【海水で基準以下まで希釈して、海洋放出する】案は、タスクフォース報告書に記載があると教えてもらいました。(恥ずかしながら、私の勝手な思い込みがいけなかったようです。)同じような人もいると思うので、残しておきます。 togetter.com/li/1266026

(その1)

NMF2011 @NMFUKUSHIMA2011
@Kontan_Bigcat トリチウム水タスクフォース報告書 meti.go.jp/earthquake/nuc… 別紙1P14(5)各評価ケースの概念設計(海洋放出) 取水ピット・放流口が概念図で示されています。国は海水を取り込み希釈した上で海洋放出をしたい。と考えているようですが希釈用の専用タンクを複数用意してサンプリング後に放出かと。
Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat
@NMFUKUSHIMA2011 ありがとうございます。この資料はざっと見ていたはずなんですが…、「海水で希釈するはずがない」という、私の勝手な先入観が邪魔していたようです。(ちょっと恥ずかしい。) 何かの排水を、海水で希釈して基準以下にする、っていうのは一般的なんだろうか?
NMF2011 @NMFUKUSHIMA2011
@Kontan_Bigcat 釈迦に説法かと思いましたが念の為に資料をご提示させて頂きました。海水で希釈なんて聞いたことはありませんが、六ケ所再処理施設ではどのようにしているのかなぁ?。これまた不勉強で分からず申し訳ございません。海水で希釈するタンクの塩分による耐久性も必要でしょうから、リプレース計画も必要。
Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat
@NMFUKUSHIMA2011 釈迦なんてとんでもない。原子力とは無縁の者ですので、知らないことだらけです。 この件も、原子力の界隈の人にとっては【海水で基準濃度以下まで希釈する】というのは当たり前なのかなぁ…。などとも思い直しています。 そういう、業界による「感覚のズレ」が私にはいろいろ興味深いです。

(その2)

あおい @masiro_cloud
@Kontan_Bigcat はじめまして。こちらに海洋放出の希釈倍率と処分完了までの期間が記載されていますが、目安になりますか? トリチウム水タスクフォース報告書 meti.go.jp/earthquake/nuc… pic.twitter.com/eG0zhr05Zw
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Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat
@masiro_cloud ありがとうございます。但し、量的なことについては、これは、仮定の数字しか書いてなくて、実際の処理済み水の(平均)濃度ではないですよね。2015-18年度について言うと、処理済み水のH-3濃度は 15万~120万 Bq/L くらいです。(それ以前の分も含めて、実際の数字が知りたいところ。)
Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat
@masiro_cloud それと、放出濃度についても、「敷地境界線量1mSv」の規制があるので、告示濃度の 6万Bq/L は無理で、少なくとも 12,000 Bq/L程度まで希釈する必要があるはずだと思うのですが→ togetter.com/li/1083147 そこも、はっきりとは示されていないのですよね。
あおい @masiro_cloud
@Kontan_Bigcat 仰る通りだと思います。しかも見つけ難いです。↓ こちらの数値で改めて再評価していただきたいですね。 というか、数値がアバウトすぎやしないでしょうか。 現在のタンク内のトリチウム量→約1000兆Bq(約105万㎥、約100万Bq /L、トリチウム(水)約20g、タンク基数約860基) meti.go.jp/earthquake/nuc… pic.twitter.com/MgAB6prZvV
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Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat
2013年8月に、日本原子力学会の事故調は、処理ずみ水に残るトリチウムについて「自然界の BG レベルに近い濃度になるように希釈して、海中へ放出する」ことを提言している→ aesj.net/document/press… 記事→ asahi.com/special/news/a… この提言について、経産省の小委員会はどのように考えたのだろう?

 
トリチウムの存在量と推移についてのまとめ

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コメント

Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat 2018年9月18日
まとめを更新。トリチウムの存在量(と推移)について追記しました。
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