編集部イチオシ

Landing Zone Bravoの読書録

自分の読書記録を備忘のためにまとめています。面白い本があったら教えてください。
8
前へ 1 2 ・・ 22 次へ
Landing Zone Bravo @l_z_b

吉川徹朗, 『揺れうごく鳥と樹々のつながり:裏庭と書庫からはじめる生態学』, フィールドの生物学25, 東海大学出版部, 2019年. 読了。積読になっていた。鳥類による種子散布と共進化、そしてメタアナリシスによる研究を紹介したもの。興味深かった。

2023-07-09 14:48:12
Landing Zone Bravo @l_z_b

加藤文元, 『宇宙と宇宙をつなぐ数学:IUT理論の衝撃』, 角川ソフィア文庫, KADOKAWA, 2023年. 読了。楽しく読んだけど、理解できているかどうか。IUT理論の雰囲気くらいはわかるような、わからないような。本としては面白いと思うし、とても丁寧。

2023-06-11 01:07:00
Landing Zone Bravo @l_z_b

穐吉敏子, 『ジャズと生きる』, 岩波新書, 岩波書店, 1996年. 読了。自伝。若い頃から渡米し大活躍したミュージシャンというイメージだったんだけど、実際はかなり苦労して大変だったということがわかった。ビジネスとしてのジャズの側面もいろいろ書いてあって興味深い。

2023-06-03 18:56:15
Landing Zone Bravo @l_z_b

山口文憲, 『香港世界』, 河出文庫, 河出書房新社, 2021年. 読了。原著1984年。返還前の香港の滞在エッセイなのだが、現在から読むと、ノスタルジア溢れた香港の姿が闊達に描写されていて、すばらしい。 新たに付された表紙とイラストもすばらしい。おすすめの1冊。

2023-05-14 14:06:57
Landing Zone Bravo @l_z_b

稲福政斉, 『沖縄しきたり歳時記 増補改定』, ボーダー新書17, ボーダーインク, 2019年. 読了。タイトル通り、沖縄のいまでも残る年中行事の内容や由来、地域差なども含めて簡便に記載したもの。知らない事ばかりだし、「創られた伝統」の話がいくつも出てくるのも興味深い。沖縄に関心がある方はぜひ

2023-04-02 12:38:00
Landing Zone Bravo @l_z_b

月村太郎, 『民族紛争』, 岩波新書, 岩波文庫, 2013年. 読了。ロシアのウクライナ侵攻は民族紛争的な側面があるのかも、と思って民族紛争の入門書を手に取った。6つの紛争事例と派生メカニズムと予防策の紹介という構成だが、後半の内容は苦しく、いまだその解は見つかっていないという印象だった。

2023-04-02 12:34:12
Landing Zone Bravo @l_z_b

平岡昇, 『平等に憑かれた人々:バブーフとその仲間たち』, 岩波新書, 岩波書店, 1973年. 読了。フランス革命後の成就しなかった蜂起計画をたてた極端な平等主義者であるバブーフ、ブオナロティ、マレシャルの伝記と事件のあらましからその思想をたどるもの。勉強にはなった。

2023-03-04 13:24:42
Landing Zone Bravo @l_z_b

小泉悠, 『ウクライナ戦争の200日』, 文春新書, 文藝春秋, 2022年. 読了。こちらは対談集。小泉先生は対談になるとより光る部分があり、異分野の人と話は面白い。当たり前かもしれないけど、同世代感も強い。読み物としてはこちらの方が面白いけど、全体感はわかった上で読んだ方がよいとは思う。

2023-02-24 22:41:49
Landing Zone Bravo @l_z_b

小泉悠, 『ウクライナ戦争』, ちくま新書, 筑摩書房, 2022年. 読了。現段階でのウクライナ戦争の概観を示す。2014年のクリミア併合を第1次ウクライナ戦争と位置づけ、今回の戦争を第2次と整理したうえで、戦況が長期化するまでの出来事や戦況と、推測される糸を時系列で述べる。勉強になった。

2023-02-24 22:36:43
Landing Zone Bravo @l_z_b

ノーラ・エレン・グロース, 『みんなが手話で話した島』, 佐野正信 訳, ハヤカワNF文庫, 早川書房, 2022年. 読了。91年の復刊。聾者が非常に多かった米東海岸の島で手話と発話の二重言語を使うコミュニティが成立したときの民族誌。これもすごく面白かった。障害は社会的な要素が大きいことを痛感する

2023-01-29 14:49:56
Landing Zone Bravo @l_z_b

梅田孝太, 『今を生きる思想 ショーペンハウアー:欲望にまみれた世界を生き抜く』, 講談社現代新書, 講談社, 2022年. 読了。非常にコンパクトな思想の紹介書。わかりやすい記述でペシミスティックな傾向の哲学自体への入門も兼ねている。私にはあっさりだったけど、入門としてはよくできていると思う

2023-01-29 14:38:15
Landing Zone Bravo @l_z_b

清水克行, 『室町時代の騒擾と秩序』, 増補版, 講談社学術文庫, 講談社, 2022年. 読了。04年の復刊。これはとても面白かった。室町時代の法意識の話が中心なのだけど、いまとは隔絶した常識も面白いし、ミステリ的な謎の解明も多くて、専門書とは思えないエキサイティングさ。

2023-01-29 14:41:11
Landing Zone Bravo @l_z_b

仲正昌樹(編), 『政治思想の知恵:マキャベリからサンデルまで』, 法律文化社, 2013年. 読了。気鋭の若手研究者による政治哲学列伝と解説。よく整理されていて、自分の学生時代にあったらなあ、と思った。勉強になった。

2023-01-21 23:57:27
Landing Zone Bravo @l_z_b

黒川祐次, 『物語 ウクライナの歴史:ヨーロッパ最後の大国』, 中公新書, 中央公論新社, 2002年. 読了。興味深い読書だった。ウクライナの側からみた通史で、歴史の概略や各地域の特徴、歴史的な街などがわかり、今のニュースもよくわかるようになる。現在の激戦地はコサックの中心都市だったのか。

2022-12-03 14:38:39
Landing Zone Bravo @l_z_b

壺屋めり, 『みるみるわかる「西洋絵画の見方」』, 小学館, 2022年. 読了。面白かった。様式や図像ではなく、制度や鑑賞・評価ついての美術史を説明することでルネサンス絵画の楽しみ方を教えてくれる。イラストもかわいくてわかりやすい。私のお気に入りはカトリックの死後の考え方イラストです。

2022-11-27 09:00:01
Landing Zone Bravo @l_z_b

溝口敦, 『山口組動乱!!:日本最大の暴力団ドキュメント2008〜2015』, 講談社+α文庫, 講談社, 2015年. 読了。分裂前夜の状況がよくわかるようになった。

2022-11-26 21:58:38
Landing Zone Bravo @l_z_b

武隈喜一, 『マンハッタン極私的案内』, 水声文庫, 水声社, 2019年. 読了。すごく面白かった。マンハッタンの紀行文だけど、名所の話はなく、ロシアやユダヤ人の移民の歴史からニューヨークを描き出すところが非常に魅力的。ウクライナ戦争前の本だけど、その予兆があったことも感じられる。おすすめ。

2022-11-12 16:50:07
Landing Zone Bravo @l_z_b

石原知弘, 『バルト神学とオランダ改革派教会:危機と再建の時代の神学者たち』, 大森講座XXXIII, 新教出版社, 2019年. 読了。バルト神学の需要を通じた20世紀のオランダ教会史の概略で、神学方面の思想史をよく知らないので勉強になった。

2022-11-05 15:50:20
Landing Zone Bravo @l_z_b

須沢かおり, 『エディット・シュタインの道程:真理への献身』, 知泉書館, 2014年. 読了。フッサールの助手を務めた弟子の一人でありながら、信仰とトマス研究に移行し、のちにホロコーストで亡くなった哲学者の評伝。あまり思想内容は詳述されていないが、彼女の人生と事績を理解することができた。

2022-10-10 23:13:16
Landing Zone Bravo @l_z_b

都留ドゥヴォー恵美里, 『日系ブラジル人芸術と〈食人〉の思想:創造と共生の軌跡を追う』, 三元社, 2017年. 読了。日系ブラジル人の美術活動とブラジルのモダンアートの発展を概略しつつ、トロピカリア運動に影響を与えた「食人宣言」を使って分析したもの。興味深く資料的価値も高いけど、専門家向け

2022-10-02 11:56:01
Landing Zone Bravo @l_z_b

溝口敦・鈴木智彦, 『職業としてのヤクザ』, 小学館新書, 小学館, 2021年. 読了。さらにアップデートされたヤクザ社会の現状の説明。ちょっと溝口先生もスタンスが変化しているところがある

2022-09-25 12:22:58
Landing Zone Bravo @l_z_b

溝口敦, 『溶けていく暴力団』, 講談社+α新書, 講談社, 2013年. 読了。『続・暴力団』のさらにあとの状況の概説。ヤクザがかなり苦しくなってきている状況が伝わってくる。

2022-09-24 22:08:52
Landing Zone Bravo @l_z_b

溝口敦, 『続・暴力団』, 新潮新書, 新潮社, 2012年. 読了。続編は正編のその後の情勢の変化を述べる。こちらも簡潔にして要を得た記述なので、合わせて読まれるべきものと思う。

2022-09-24 12:04:04
Landing Zone Bravo @l_z_b

高田里惠子, 『学歴・階級・軍隊:高学歴兵士たちの憂鬱な日常』, 中公新書, 中央公論新社, 2008年. 読了。豊富な引用によりエリート兵士の扱いを通じて日本の大衆社会の偏狭さを炙り出すという本。優れた著作と思うけど、私大文系という非エリートの私にとってはなんともなあ。父に勧めておいた。

2022-09-23 23:10:22
Landing Zone Bravo @l_z_b

溝口敦, 『薬物とセックス』, 新潮新書, 新潮社, 2016年. 読了。うーむ、この本は文献調査ベースの本でもうひとつ。

2022-09-23 22:21:29
前へ 1 2 ・・ 22 次へ