某氏の著書における荻原重秀・田沼意次の記述について事実認識と引用元を検証

暫定的結論: Wikipediaから引用された可能性はありますが、百田氏と意見の近い中野剛志氏の読者らしき人がWikipediaに投稿していた可能性があり、もしかすると百田氏も中野氏の著書などを参照したのかもしれません。 田沼意次の評価については、再評価された部分もありますが、百田氏の書いた通り悪評も一部教科書等に残っており、正当な評価かどうかはまだ議論の余地があるのかもしれません。
貨幣改鋳 インフレーション 江戸時代 構造改革 リフレ派 政治 マクロ経済学 金融政策 歴史 教科書
6
田沼意次の再評価

『日本国紀』では田沼意次はあまり評価されていないとされていますが、既に再評価された感もあります(後に二転三転します)

さぬきのとねり @sanukinotoneri
# 日本国紀 田沼意次の政策は「あまり評価されていない」? p206<意次の政策で最も注目すべきものは、商人から税を徴収したことである。(中略)この政策はあまり評価されていないが、私は画期的なことであったと思う>=続く
さぬきのとねり @sanukinotoneri
#日本国紀 続き=詳説日本史研究(山川出版社、1998年)p284<田沼意次の政策は、発展してきた商品生産・流通とそれが生み出す富に着目し、経済発展の成果を吸いあげて幕府の財源とし、財政問題の解決をはかろうとした現実的で合理的な性格のものであった> 先生のお嫌いな?研究者からは既に高評価

詳説日本史研究』は山川高校日本史教科書に準拠した参考書。
賛否はともかく、高校レベルで広く流通しているいわゆる「定説」を知ることができる読み物として有用です。

KRKY @KRKY1012
田沼意次、現在の教科書にも「一部に賄賂があった」的記述はあり、昔の教科書や教育現場での教え方は分かりませんが、大石慎三郎氏再評価してみなもと太郎氏の「風雲児たち」で一般にも知られたのは何十年も前で、そこそこ再評価されたと言っていいと思います。百田氏の読者層にはどうか知りませんが
田沼意次の時代

大石 慎三郎

荻原重秀についての引用元

Wikipediaに似ているとの事でしたが、どちらも『勘定奉行 荻原重秀の生涯』から引用されている可能性もあるのでは?という疑問が(後に覆されます)

さぬきのとねり @sanukinotoneri
#日本国紀 荻原重秀の説明がWikipediaに類似。たまたま似ちゃったのなら仕方ないよね、たまたまだもの。 日本国紀P184<重秀はこの時、自身の決意のほどを「貨幣は国家が造る所瓦礫を以てこれに代えるといえども、まさに行うべし」という言葉で表している。=続く
さぬきのとねり @sanukinotoneri
日本国紀続き=つまり重秀は、「政府に信用がある限りその政府が発行する通貨は保証される、したがって通貨が金や銀である必要はない(瓦礫でも代用できる)」という、現代に通じる「国定信用貨幣論」を打ち立てたのである。>
さぬきのとねり @sanukinotoneri
Wikipedia荻原重秀(最終更新 2018年10月30日 (火) 07:27)<重秀は、政府に信用がある限りその政府が発行する通貨は保証されることが期待できる、したがってその通貨がそれ自体に価値がある金や銀などである必要はない、という国定信用貨幣論を200年余りも先取りした財政観念を持っていた。>=続く
さぬきのとねり @sanukinotoneri
wiki続き=<訊洋子が著した『三王外記』には、このときの重秀の決意を表した「貨幣は国家が造る所瓦礫を以ってこれに代えるといえども、まさに行うべし」という有名な言葉を伝えている。>
KRKY @KRKY1012
wikipediaの参考文献にもある「勘定奉行 荻原重秀の生涯」は荻原重秀再評価の流れでよく読まれているようなので、そちらを元に書かれたのではという気もするのですが、どうなんでしょうか>RT
いちろう @SalhanWAL
@KRKY1012 今wikiで騒いでる人らも当初はこういうの見て 参考文献載せてくれないと検証自体が出来ないーって言ってたんですが 怪しい部分探してたらwikiの話ばっかりになってるというw
akima@財政お花畑🌵 @akima9936
@KRKY1012 Wikipediaの引用元に当たってたら、そりゃ似るのも当然ですよね・・・
KRKY @KRKY1012
@akima9936 実は日本国紀も荻原重秀の生涯もちゃんと読んでないので良くも悪くも断言調の評価はできないのですがw 可能性としては十分ありえる話で、そこを確認せずに叩いちゃうのはちょっとアンフェアかなと。
いす @chairtochair
@akima9936 @KRKY1012 ああ元ソースが同じなら確かに同じ文にはなりますわね。wiki見なくても。
さぬきのとねり @sanukinotoneri
@chairtochair @akima9936 @KRKY1012 おっしゃる通りだと思います。wikipediaの記述が、別の資料をまるっと持って来ている可能性はあるので、似てるなあ、くらいしか言えませんでした。これのためだけに村井さんの本買うのもなあ、とうだうだしています…
さぬきのとねり @sanukinotoneri
@chairtochair @akima9936 @KRKY1012 いずれにしても引用元は記すべきだと思います。
まとめ主の百田氏と日本国紀へのスタンス
残りを読む(84)

コメント

KRKY @KRKY1012 2018年11月25日
まとめました。
🈂トリ @satori_Lv35 2018年11月26日
百田尚樹からも「この怪しげなサイトを作った人物の異様な粘着と憎悪には呆れる。」とまで言われている人物を『批判をまとめてる人』などと言ってありがたがるのはいったいどういうつもりなのだろう。彼のサイトには明らかなデマや誹謗中傷も散見されるのだがまとめ人は許容しているのか。
KRKY @KRKY1012 2018年11月30日
satori_Lv35 勢いでたまたまTLに流れてきた人へよく知らないままにリプライで送ってしまったのですが・・・送る相手はもう少し吟味すべきだったかもしれない、と反省しています。
🈂トリ @satori_Lv35 2018年12月1日
KRKY1012 気づいてなかった系ですか、なるほど。通知が来てたので彼とのやり取りを横目で見てましたが、食い下がり方がとてもひどい詭弁で苦笑してました。こっちには「あまり論理的ではないですね。善意解釈しすぎですよー。」とリプ来ました、それこそ彼の悪意あるデマを善意解釈してあげなきゃいけないような間柄ではないのですが。
Kestrel @tagomago712 2019年5月24日
そもそも、荻原重秀が語ったとされている言葉が載っている「三王外記」は、今でいうところの日刊ゲンダイレベルのゴシップ本で、歴史学者は信憑性のある書物だと見做していないですね。近世史の泰斗である藤田寛『勘定奉行の江戸時代』によると、「なお『三王外記』には信憑性の薄い風聞も多く載せられているので、扱いには注意が必要である」(P.64) と書かれている。
Kestrel @tagomago712 2019年5月24日
なので「貨幣は国家が造る所、瓦礫をもってこれに代えるといえども、まさに行うべし、今、鋳するところの銅銭、悪銭といえども、なお紙鈔に勝る、これ遂行すべし」(藤田訳) と本当に荻原重秀が言ったかどうか自体がとても怪しい。
ログインして広告を非表示にする
ログインして広告を非表示にする