某氏の著書における荻原重秀・田沼意次の記述について事実認識と引用元を検証
田沼意次の再評価
『日本国紀』では田沼意次はあまり評価されていないとされていますが、既に再評価された感もあります(後に二転三転します)
# 日本国紀 田沼意次の政策は「あまり評価されていない」? p206<意次の政策で最も注目すべきものは、商人から税を徴収したことである。(中略)この政策はあまり評価されていないが、私は画期的なことであったと思う>=続く
2018-11-20 01:07:15#日本国紀 続き=詳説日本史研究(山川出版社、1998年)p284<田沼意次の政策は、発展してきた商品生産・流通とそれが生み出す富に着目し、経済発展の成果を吸いあげて幕府の財源とし、財政問題の解決をはかろうとした現実的で合理的な性格のものであった> 先生のお嫌いな?研究者からは既に高評価。
2018-11-20 01:07:15『詳説日本史研究』は山川高校日本史教科書に準拠した参考書。
賛否はともかく、高校レベルで広く流通しているいわゆる「定説」を知ることができる読み物として有用です。
田沼意次、現在の教科書にも「一部に賄賂があった」的記述はあり、昔の教科書や教育現場での教え方は分かりませんが、大石慎三郎氏が再評価してみなもと太郎氏の「風雲児たち」で一般にも知られたのは何十年も前で、そこそこ再評価されたと言っていいと思います。百田氏の読者層にはどうか知りませんが
2018-11-24 16:12:18荻原重秀についての引用元
Wikipediaに似ているとの事でしたが、どちらも『勘定奉行 荻原重秀の生涯』から引用されている可能性もあるのでは?という疑問が(後に覆されます)
#日本国紀 荻原重秀の説明がWikipediaに類似。たまたま似ちゃったのなら仕方ないよね、たまたまだもの。 日本国紀P184<重秀はこの時、自身の決意のほどを「貨幣は国家が造る所、瓦礫を以てこれに代えるといえども、まさに行うべし」という言葉で表している。=続く
2018-11-20 00:22:04日本国紀続き=つまり重秀は、「政府に信用がある限りその政府が発行する通貨は保証される、したがって通貨が金や銀である必要はない(瓦礫でも代用できる)」という、現代に通じる「国定信用貨幣論」を打ち立てたのである。>
2018-11-20 00:22:04Wikipedia荻原重秀(最終更新 2018年10月30日 (火) 07:27)<重秀は、政府に信用がある限りその政府が発行する通貨は保証されることが期待できる、したがってその通貨がそれ自体に価値がある金や銀などである必要はない、という国定信用貨幣論を200年余りも先取りした財政観念を持っていた。>=続く
2018-11-20 00:22:04wiki続き=<訊洋子が著した『三王外記』には、このときの重秀の決意を表した「貨幣は国家が造る所、瓦礫を以ってこれに代えるといえども、まさに行うべし」という有名な言葉を伝えている。>
2018-11-20 00:22:04wikipediaの参考文献にもある「勘定奉行 荻原重秀の生涯」は荻原重秀再評価の流れでよく読まれているようなので、そちらを元に書かれたのではという気もするのですが、どうなんでしょうか>RT
2018-11-24 22:09:26@KRKY1012 今wikiで騒いでる人らも当初はこういうの見て 参考文献載せてくれないと検証自体が出来ないーって言ってたんですが 怪しい部分探してたらwikiの話ばっかりになってるというw
2018-11-24 22:57:17@KRKY1012 Wikipediaの引用元に当たってたら、そりゃ似るのも当然ですよね・・・
2018-11-24 22:13:06@akima9936 実は日本国紀も荻原重秀の生涯もちゃんと読んでないので良くも悪くも断言調の評価はできないのですがw 可能性としては十分ありえる話で、そこを確認せずに叩いちゃうのはちょっとアンフェアかなと。
2018-11-24 22:17:57@akima9936 @KRKY1012 ああ元ソースが同じなら確かに同じ文にはなりますわね。wiki見なくても。
2018-11-24 22:30:39@chairtochair @akima9936 @KRKY1012 おっしゃる通りだと思います。wikipediaの記述が、別の資料をまるっと持って来ている可能性はあるので、似てるなあ、くらいしか言えませんでした。これのためだけに村井さんの本買うのもなあ、とうだうだしています…
2018-11-25 00:58:42@chairtochair @akima9936 @KRKY1012 いずれにしても引用元は記すべきだと思います。
2018-11-25 01:00:10