エレン先生「This is a pen.」を語る

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uroak_miku @Uroak_Miku

実は少し取りこぼしがあって、次の章でこの子の個人的体験を枕にして後始末にかかるつもり。皇居前でのできごとでございます。 pic.twitter.com/ABS1ZGfBF2

2018-11-29 11:19:39
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uroak_miku @Uroak_Miku

この子が現実の日本の中学校にセーラー服姿で入ってきて、教科書のなかのいんちきインターナショナルスクールのパロディとなる…よく考えたらすごい話だわこれ。

2018-11-29 11:57:33
uroak_miku @Uroak_Miku

「I have a responsibility to protect you.」(俺は貴様を守る責務を課せられている) ここでなぜ「a」が必要なのか、うちの姫様ならどう同級生からのこの質問に答えて見せるのか。

2018-11-29 15:44:34
uroak_miku @Uroak_Miku

「I have a dream ~」の「a」についてはどうか。先の例では「責務を課せられた」つまり外部から転がり込んできたというニュアンスがあるのに対し、こっちのは「我が体内から生まれいづりしもの」つまり外部に掲げるニュアンス。いずれも〈外部〉を強く意識させる。

2018-11-29 15:51:53
uroak_miku @Uroak_Miku

それから「a」には、聞き手や読み手に「それって具体的にはどういうものなの?」と期待させる機能があります。「I have a dream」であれば、この後に「that one day this nation will rise up and live out the true meaning of its creed」と「a dream」の具体的内容が語られるわけです。

2018-11-29 15:56:28
uroak_miku @Uroak_Miku

こういう「それって具体的にはどういうものなの?」と期待させないようにするには「a」の代わりに「some」を使うのがコツ。「I have some dream.」(私にはちょっと夢があってね)こうすると「たいした夢じゃないよ、だからあれこれ聞かないでちょうだいな」のニュアンスが出せる。

2018-11-29 15:59:33
uroak_miku @Uroak_Miku

もっとも、「This is a pen.」の「a」には「それって具体的にはどういうものなの?」と期待させるニュアンスを感じない。 どうしてかわかるかな。

2018-11-29 16:01:13
uroak_miku @Uroak_Miku

「ここにペンがありますね」(This is a pen.)と、すでにペンを示しているからです。 目の前に顕示されているのだから、もはや「それって具体的にはどういうものなの?」のニュアンスは生じようがないのです。 pic.twitter.com/5yxwMXUKiL

2018-11-29 16:06:43
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皆さんが「This is a pen.」を習ったとき、ここまで分析的に「a」の用法を教わったでしょうか。私は習った覚えがありません。おそらくどなたもそうでしょう。ここからニホンジンの英語音痴は始まっているのです。

2018-11-29 16:10:31

以下に続く