フェミニズムとトランス排除

SHIMIZU Akiko（清水晶子）『フェミニズムってなんですか？』 @akishmz

→トランス排除に関わる「フェミニズムを担う〈女〉とは誰なのか」という問題は80年代のフェミニズムが繰り返し問うたものです。バトラーの『ジェンダー・トラブル』もまさにその問いを念頭に置き、とりわけ「女とは生物学上メスに分類される存在だ」という議論への反論として書かれています→

SHIMIZU Akiko（清水晶子）『フェミニズムってなんですか？』 @akishmz

→ フェミニズム／クィア理論の研究者としての私の出発点はこのあたりです。ですから「フェミは一人一派だからトランスを排除する人がいても止めない」という話とは、そもそも根本的に逆方向で今までやってきています。説明不足だった点はお詫びしますが、誤解は放置できないので改めて書いておきます

チキささ @c_ssk

清水さんが仰っているのは、私はフェミニストだからこそトランス排除は間違っていると思うし反対だが、一部のフェミニズムがトランス排除を行ってきた（行っている）のも事実で、そこを「あんなのフェミニズムじゃない」と切断処理して責任を回避しないとか、そういうことじゃないの。

チキささ @c_ssk

責任を回避しないというのは、フェミニズムの内包する問題としてきっちり批判し続けるということでもあるわけで。

CDB＠初書籍発売中！ @C4Dbeginner

清水先生ありがとうございます。正しく伝わるよう、元のスレッドに付記した上で、意図を反映しない不正確な引用になったことを改めてお詫び申し上げます。twitter.com/akishmz/status…

CDB＠初書籍発売中！ @C4Dbeginner

矛盾するようですが、僕は『抵抗がある』『トランスを認めたくない』という女性、その感情の言語化があること、少数意見、マイノリティリポートとしてあること自体は現実的に仕方ない面もあると思っています。ただ、ご存知ないかもしれませんがネット世論というのは今、圧倒的にトランス排除なわけです

CDB＠初書籍発売中！ @C4Dbeginner

このスレッドの中でも書いていますが、何ヵ月か前に朝日新聞の女性記者がLGBTに抵抗があると語る人物のインタビューを書いた時、記事そのもの、朝日新聞自体を差別と断じる言説が溢れた。奇妙なことですが、その苛烈に断じた人たちとトランス排除論の人たちってかなりの部分同じ人だったりするわけです

CDB＠初書籍発売中！ @C4Dbeginner

そうではない、敵を叩きのめし禁じ根絶する言論とは違う、議論とコミュニケーションの中で理解を広げ、味方を増やしていく動きがなければ、現実の社会運動は近い将来に行き詰まるのではないかと思います。そうした動きに長い蓄積のあるアカデミズムの支援があることを願います。ありがとうございました