韓国のSF作家団体「韓国SF作家連帯」が作成した小冊子(2018年5月発行)について
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昨年末に発足した韓国のSF作家団体、「韓国SF作家連帯」の小冊子「作家紹介資料集」(日本語版とハングル版)を、日本の出版社経由でいただきました。団体の代表は、昨年12月に来日していくつかイベント togetter.com/li/1183591 に参加されたチョン・ソヨンさん、副代表はベ・ミョンフンさんです。 pic.twitter.com/gpXDqBnxIj
2018-12-14 17:35:45以前のツイートでは「韓国SF作家クラブ」と書きましたが、今後は「韓国SF作家連帯」と書いたほうが良いですね。副代表のベ・ミョンフンさん(「ペ・ミョンフン」とも)は、『フィフティ・ピープル』の著者チョン・セランさんが、イベント k-bungaku.com/publishing/201… で愛読作家として挙げていた方です。 pic.twitter.com/YpYiQFBWIx
2018-12-14 17:44:49チョン・セランさん(邦訳『フィフティ・ピープル』『アンダー、サンダー、テンダー』)自身も、「韓国SF作家連帯」の会員に名を連ねています。というかチョン・セランさんって、韓国のジャンル小説誌『ファンタスティーク』(『ミステリマガジン』2008年10月号、p.16に紹介あり)でデビューしたのか。
2018-12-14 21:12:28【ちょっと脱線】チョン・セランさんと推理小説
邦訳もある韓国の作家、チョン・セランさんについての記事より引用 「アガサ・クリスティーやスティーブン・キングなどを最近よく読んでいるそうですが、実は、推理小説を書いてみたいのだとか。」 2018年11月6日にソウルで開かれたトークイベントのレポート記事です。 k-bungaku.com/publishing/201…
2018-11-16 08:22:04チョン・セラン作家は短編ですが、今年の夏こちらの雑誌に初めてのミステリを掲載しています。 m.cafe.naver.com/mhdn/143880 twitter.com/Colorless_Idea…
2018-11-16 08:48:04@tomoyobook 『ミステリア』に書いてるんですか! ちゃんとチェックしていなくて恥ずかしい……。情報ありがとうございます!
2018-11-16 08:51:09『フィフティ・ピープル』などの邦訳書が話題の韓国の作家チョン・セランさん、すでに今夏、雑誌『ミステリア』 honyakumystery.jp/5474 で初のミステリ短編を発表しているそうです。船上という密室状況で起こった殺人事件に探偵が挑む作品。ともよんださん( @tomoyobook )に教えていただきました。
2018-11-16 09:15:35chekccoriさんでのイベント『韓国のSF小説事情』から家路。韓国SFの特徴は女性作家が多い(読者層も30代の女性が多い)ということ。SFとファンタジーは明確に区切られていて、SFを読む層とファンタジーを読む層は被らない。海外作家でSFで出るとファンタジー読者は読まないそう。
2017-12-01 20:30:22「韓国のSF界は作家も読者も女性が多い」「韓国のSFブームのきっかけはパク・チャヌク」――12月1日(金)、『隣のヨンヒさん』などの著書のある韓国のSF作家、チョン・ソヨンさんをお招きしました。弁護士でもあるチョン・ソヨンさんです... fb.me/LBZVBuIG
2017-12-02 19:17:38「韓国SF作家連帯」代表のチョン・ソヨンさんは、短編集『となりのヨンヒさん』が邦訳されるという情報 k-bungaku.com/publishing/201… もありましたね。韓国ではSF作家は女性が多いという話を今RTしましたが、確かに代表も含め、会員の過半数が女性のようです(『韓国SF作家連帯 作家紹介資料集』参照)。
2018-12-14 21:22:16ああ、もう出だしからスリリング。電車の車内。女性に絡み暴言吐き続けるオヤジを一瞬で殺める、まさかの老女殺し屋!ク・ビョンモ作家、やっぱり、『파과』、おもしろいです‼️
2018-12-10 00:13:23「韓国SF作家連帯」会員であるク・ビョンモ(女性作家)、この冊子では紹介されていない作品だが、「見た目は小柄なおばあさん、実は40年以上のキャリアを持つ凄腕の暗殺者」を主人公にした作品 aladin.co.kr/shop/wproduct.… があるらしく気になる。「これぞハードボイルド」というレビューがついている。
2018-12-14 21:53:13冊子で紹介されているソン・ジサン(손지상、1986年生)という作家、大学生のときに大藪春彦『野獣死すべし』と筒井康隆の短編集を読んで衝撃を受けて創作を始めたそうだ。日本語の翻訳家として、辻堂ゆめ先生の『僕と彼女の左手』 aladin.co.kr/shop/wproduct.… を韓国語に訳したりもしている。 pic.twitter.com/F22xYHxok5
2018-12-15 12:26:34ソン・ジサンの最新長編は『宇宙アイドル配達作戦』(2018年3月)。アイドルが「宇宙宗教」となった遠い未来の銀河系で運送業を営む女性コンビ、シヒョンとウンニョンの活躍を描いた韓国初のワイドスクリーンバロックとのこと。ハヤカワ文庫JAと並んでいても違和感なさそう。 aladin.co.kr/shop/wproduct.…
2018-12-14 22:35:19@doskharaas リプライありがとうございます! キーワードから『最後にして最初のアイドル』を思い出しつつも、ダーティペア・シリーズのことも思い浮かんでいました。やはりそうだったんですね!
2018-12-14 23:46:50@Colorless_Ideas はい。そうなんです。 実は、作中、主人公達が余りにも宅配便として荒っぽいので、(ダーティーペアの女子プロレスパロディの様に)(自分はプロレスファンでもあります) 「極悪同盟」 とよばれています。
2018-12-15 00:40:00ソン・ジサン(孫志尚、손지상、1986年生)さん、ほかの単著に短編集『あなたの苦を買います』(2013年5月)、短編集『スクール・ハーフボイルド』(2014年5月)、短編集『デスマッチで贖罪せよ 国会議事堂虐殺事件』(2014年10月)など。
また、『巨大怪獣アンソロジー』(2015年6月)、『海賊アンソロジー』(2016年6月)などに参加。
日本語でも創作活動をおこなうソン・ジサンさん
大藪春彦『野獣死すべし』と筒井康隆の短編集を読んで衝撃を受け、創作を始めたという韓国のSF作家、ソン・ジサンさん。
筒井康隆先生が、非母語話者による日本語小説について、異化効果が発生して大変文体が面白い、とおっしゃっているのをみて、自分でも日本語で小説を書くことを決意。短編のエンターテインメント小説を募集する「大藪春彦新人賞」に応募したという。
僕、大藪春彦読んで衝撃受けて作家目指しまして、今回大藪春彦賞に短編部門が第一回として開催されるようで、そこに挑戦しますねん(意味なき決意
2016-12-24 19:50:45