【R18】真奈美の性活日記 第六話

家族で海水浴に行くことにした清郷家。海辺でも愛魅の美しさは人目を引き寄せる。そして本番はもちろん夜・・・
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夢乃 @iamdreamers

この後、包んで貰った品物を受け取って・・・と思ったら。 「お届けは十五日後の予定です。一週間後の合わせ次第で遅くなるかもしれませんが」 はい? 今日持って帰るんじゃないの? 「オーダーメイドだからね。時間かかるの」 愛魅さんは事も無げに言ったけれど・・・ #twnovels

2019-01-03 12:31:20
夢乃 @iamdreamers

オーダーメイド!? たかが下着で!? 「身体に直接触れるものだから、身体に合ったものが一番いいのよ。あたしのもここで作って貰ってるの」 ふえぇ。世界が違うぅ。オーダーメイドの下着なんて、想像もしていなかった。と言うより、下着のオーダーメイドなんて知らなかった。 #twnovels

2019-01-03 12:33:44
夢乃 @iamdreamers

この後、できあがった下着を受け取る時に、またもや驚くことになるのだけれど、それは少しだけ先の話。 #twnovels

2019-01-03 12:34:12

 

家族旅行 ■

夢乃 @iamdreamers

「ねぇ、旅行 行こうよ」 愛魅さんが言ったのは、わたしが二人の寝室に夜這いして、三人で乳繰り合った後のこと。 「旅行?」 「うん。家族三人で。今の季節だと、やっぱり海がいいかな。春は真奈美ちゃん、来てくれなかったし」 「あれは、新婚旅行を邪魔しちゃ悪いと思って」 #twnovels

2019-01-04 12:04:18
夢乃 @iamdreamers

「解ってるよ。気遣ってくれてありがと。だからさ、今度は家族三人揃って行こうよ。睾士さん、来週夏休みよね?」 「うん」 「なら、二泊くらいで行けるでしょ?」 「それくらいなら」 「真奈美ちゃんは? 都合の悪い日、ある?」 「ええと、来週は金曜に約束が入ってる。他は平気」 #twnovels

2019-01-04 12:05:23
夢乃 @iamdreamers

それよりも、気になることがあった。 「ねぇ、お姉様。今からじゃどこ行くにしても旅館もホテルも予約で一杯なんじゃないの?」 行楽シーズンは、一月前にはもう埋まっている、と聞いたことがあるような、ないような。突然、来週旅行に行くと言ったって、泊まるところあるのかな。 #twnovels

2019-01-04 12:06:16
夢乃 @iamdreamers

「それはあたしに任せといて。だから、いいよね?」 「そうだなぁ、弖流美が亡くなってから真奈美を旅行に連れて行くこともなかったものな」 「えっ? 睾士さん、真奈美ちゃんと旅行に行ったことないの?」 愛魅さん、少し怒っている? お父さんもそう感じたみたい。 #twnovels

2019-01-04 12:06:59
夢乃 @iamdreamers

「いや、その、仕事で忙しかったし、真奈美も普段家事で疲れていたし、それに、娘と二人きりで旅行なんて気恥ずかしかったし・・・」 「何言ってるの! 子供の頃はたくさん思い出を作ってあげるのが親の務めでしょう! 子供の時間はもう返ってこないんだからっ!」 #twnovels

2019-01-04 12:07:35
夢乃 @iamdreamers

愛魅さん、本気で怒っているみたい。怒っている愛魅さん、初めて見た。 「いや、その、ごめん」 お父さんも初めてのことなのだろう。妻とはいえ、娘みたいな年齢の愛魅さんに叱られて、すっかり小さくなっちゃってる。 「あたしに謝ってどーするのっ! 謝るなら真奈美ちゃんでしょうっ!」 #twnovels

2019-01-04 12:08:36
夢乃 @iamdreamers

「そ、そうだよね。ごめん、真奈美、今までまともに思い出も作ってあげられなくて」 お父さんは、全裸のままベッドに正座して言った。 「そんなことないよっ お父さん、わたしを大切にしてくれてるし、お母さんのいた頃は旅行も連れてってくれたし。だからお姉様も落ち着いて」 #twnovels

2019-01-04 12:09:17
夢乃 @iamdreamers

「・・・真奈美ちゃんがそう言うなら昔のことはもう言わない。でも、睾士さん、真奈美ちゃんを大切にしなきゃダメよ。睾士さんのたった一人の血を分けた娘なんだから」 「・・・うん。解った」 「それなら、この話はおしまい。じゃ、旅行の予定、立てとくね」 #twnovels

2019-01-04 12:10:50
夢乃 @iamdreamers

あっと言う間に元に戻って、愛魅さんは素敵な笑顔で言った。そうしていると本当に女神のよう。裸でも。寧ろ、裸だから余計にそう見えるのかな。名画の女神、みんな全裸だったり肌も露わな衣装だったりするし。 それにしても、どうして愛魅さんはあんなに怒ったのかな。 #twnovels

2019-01-04 12:11:24
夢乃 @iamdreamers

お父さんがわたしを旅行に連れて行っていない、ただそれだけのことなのに。 お父さんがわたしを大切にしてくれてるいることは、充分過ぎるほど解っている筈なのに。 愛魅さんは実家と絶縁していると言った。そのことと関係あるのかな。 #twnovels

2019-01-04 12:11:53
夢乃 @iamdreamers

・・・詮索は止めよう。今は、愛魅さんとお父さんとわたし、三人で幸せに暮らしているんだもの、それでわたしは充分だよ。 #twnovels

2019-01-04 12:12:22

夢乃 @iamdreamers

この行楽シーズンに、本当に愛魅さんはホテルを予約してしまった。家から自動車で一時間半ほどの距離にある海水浴場に数年前にオープンしたホテル。そのホテルの、上の方の階の、多分、スイートルーム。こんな部屋に庶民のわたしやお父さんが泊まっていいのかな。 #twnovels

2019-01-04 12:13:35
夢乃 @iamdreamers

家族旅行初日、午前中に現地に着いたわたしたちは、ホテルのフロントに荷物を預けて海水浴場に繰り出した。髪をポニーテールに纏め、肌を露出した薄黄色のビキニを身に付けて腰にパレオを巻いた愛魅さんは、雑誌から抜け出して来たモデルのよう。すれ違う誰もが振り返る。 #twnovels

2019-01-04 12:15:32
夢乃 @iamdreamers

男の人が美女を振り返って連れの女性にはたかれる、というシーンが映画やドラマにあるけれど、愛魅さんの場合はその一つ上。だって、振り返る男の人と一緒に、連れ立っている女の人も愛魅さんに見惚れているんだもの。本当の美女って、男女問わず虜にしてしまうのね。 #twnovels

2019-01-04 12:16:20
夢乃 @iamdreamers

その絶世の美女と一緒にいるのが冴えないおっさん(お父さん、ごめんね)とちんちくりんの女子高生って、外から見たらどう見えているんだろう。わたしとお父さんは愛魅さんの引き立て役よね。愛魅さんは気にしていないみたいだけれど。お父さんと一緒にいることが嬉しいみたい。 #twnovels

2019-01-04 12:16:47
夢乃 @iamdreamers

それにしても、愛魅さんの髪、綺麗。腰にまで届く軽く波打つ薄茶色の髪は夏の陽光を浴びて金色に輝いている。わたしもポニーテールにしているけれど、そうすると肩より少し下くらい。愛魅さんと同じくらい、伸ばしたいな。愛魅さんと違って真っ黒だけれど、愛魅さんが綺麗と言ってくれたし。 #twnovels

2019-01-04 12:17:20
夢乃 @iamdreamers

砂浜の空きを探してレジャーシートを広げ、立てたパラソルの下にビーチチェアを広げてお父さんは寝そべった。 「朝早かったからちょっと休むよ」 「やっぱり、自動車も手配した方が良かったかな?」 実は愛魅さん、『リムジン用意しよっか? もち、運転手付き』なんて言ってたの。 #twnovels

2019-01-04 12:17:53
夢乃 @iamdreamers

「家族旅行だもの、自分の車で来たいって言ったのぼくなんだから。少し休めば平気だよ」 「じゃ、ゆっくり休んでて。帰りはあたしが運転するよ」 「うん、ありがとう」 軽くキスする二人。あわわ。こんな人目があるところで。見ているこっちが恥ずかしくなっちゃうよ。 #twnovels

2019-01-04 12:18:28
夢乃 @iamdreamers

それからわたしは愛魅さんと、夏の海を満喫した。愛魅さんはどこにいても注目の的で、一緒にいると比べて見られているようで恥ずかしかったけれど、そんなわたしの羞恥心はそのうちどうでも良くなった。愛魅さんとお父さんと一緒にいられる幸せ、それだけあれば他は些細なことだもの。 #twnovels

2019-01-04 12:19:01