皇室ゆかりの美術展 @山種美術館 館長・山崎による作品紹介

山種美術館「【特別展】皇室ゆかりの美術 ―宮殿を彩った日本画家―」(2018/11/17~2019/1/20) 会期中の館長・山崎妙子による作品紹介のつぶやきをまとめました。次回は2/2から「生誕130周年記念 奥村土牛」を開催!http://www.yamatane-museum.jp/exh/2019/togyu.html
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山種美術館 @yamatanemuseum

紀貫之は平安時代の歌人で、『古今集』の撰者の一人。菊池契月《紀貫之》(山種美術館)では、伝統的な三十六歌仙図に見られる黒の束帯姿ではなく、和歌を詠ずる、ややくつろいだ姿。本作品の展示は12/16まで。お見逃しなく!(山崎) pic.twitter.com/Zl6Wxbu2ON

2018-12-15 12:08:08
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【前期展示の最終日】横山大観《飛泉》、川端龍子《南山三白》、《赤坂離宮下絵》や《皇居造営下絵》のうち現在展示中の場面は本日が見納め(竹内栖鳳「土筆に小犬」は1/6まで)。展示される機会の少ない貴重な作品をお見逃しなく!(山崎)@山種美術館 yamatane-museum.jp/exh/2018/koush… pic.twitter.com/l6VdQc2X01

2018-12-16 11:57:48
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小林古径《鶴》(山種美術館)。余白を大きくとり、薄く金泥と紅色の絵具をぼかした品格漂う作品。群馬県水害見舞展への出品作。冬の寒さに耐え花を咲かす梅や、長寿の象徴である鶴からは、古径の被災見舞いの思いが伝わるようです。(山崎) pic.twitter.com/ACMI7PdcCx

2018-12-16 12:06:21
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明治42年に完成した東宮御所(現・迎賓館赤坂離宮)の花鳥の間を飾る七宝額の下絵から後期展示は荒木寛畝《鴨》渡辺省亭《淡紅鸚哥に科木》などが登場です。それぞれの色彩の美しさと精緻な描写にぜひご注目!(山崎) pic.twitter.com/bsWOgUbJT4

2018-12-18 12:06:30
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12/20は #竹内栖鳳 誕生日!現在当館で開催中の皇室ゆかりの美術展にも、《皇居造営下絵》のうち「薄に兎」、「土筆に小犬」(ともに東京国立博物館)や《双鶴》(山種美術館)など栖鳳が得意とした動物画を展示中!(山崎) pic.twitter.com/4D1vDsssdU

2018-12-20 12:04:15
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12/18から新たに登場した、青山御所御寝殿の杉戸の下絵と伝わる川合玉堂《皇居造営下絵》のうち「柳に燕」と「紅葉に啄木鳥」(東京国立博物館)。柳の緑色と楓の朱色の対比も美しく、日本の季節感あふれる色彩と構図の作品です。(山崎) pic.twitter.com/Xxe3GHoUzU

2018-12-20 12:05:45
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帝室技芸員に任命された年の2年後に描かれた横山大観《富士山》(山種美術館)。「大観といえば富士」と言われ、生涯に描いた富士の図は約2000点!この水墨による稜線が美しい富士山と、雲海から顔を出す朝日が荘厳な作品。(山崎) pic.twitter.com/HD1iaOu2nC

2018-12-21 12:17:43
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前田青邨 《唐獅子》(宮内庁三の丸尚蔵館)は、古今の彫刻や絵画を青邨が観て回り、動物園でライオンを観察して構想を練った作品。当時親交のあった五代目 #清元延寿太夫 の別荘を借りて制作されたそうです。(山崎)@山種美術館 #尾上右近 yamatane-museum.jp/exh/2018/koush…

2018-12-22 12:09:40
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和紙や絹の上ではなく、杉戸に描かれた皇居正殿松の間の山口蓬春《楓図》。蓬春は春日杉、吉野杉、市房杉などを検討した結果、木目の流れの美しい春日杉を選んだそうです。《新宮殿杉戸楓杉板習作》は皇居の杉戸絵の習作です。山種美術館 pic.twitter.com/rjBc8LlaQb

2018-12-23 12:10:40
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12/23は今上天皇のお誕生日。現在展示中の 《犬張子形ボンボニエール》は、天皇陛下のご誕生祝宴に際して作られたもの。モティーフとなった犬張子は子供の健やかな成長を願うお守りです。(山崎) #山種美術館 #天皇誕生日 pic.twitter.com/aoM9k2X4bO

2018-12-23 12:11:01
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《丸形黄心樹文ボンボニエール》は、1964(昭和39)年10月2日に開催された常陸宮正仁親王と津軽華子様の御結婚祝宴に際して贈られたもの。常陸宮正仁親王のお印である黄心樹(おがたまのき)を表した意匠です。(山崎)@山種美術館 pic.twitter.com/nbV6NjSeTm

2018-12-24 12:07:55
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《丸形草花文ボンボニエール》は、1910(明治43)年4月11日、明治天皇の第八皇女・富美宮允子内親王と朝香宮鳩彦王のご婚儀前の送別会で用いられたボンボニエール。西洋風のピルケース形は作例としては珍しいものです。(山崎) #美の巨人たち #朝香宮 #山種美術館 pic.twitter.com/lrcMApiVuE

2018-12-25 14:24:42
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竹田宮家旧蔵の野口小蘋《箱根真景図》(山種美術館)。常宮昌子内親王と竹田宮恒久王の御婚儀の調度であったと指摘されている作品。箱根権現から富士を望む春の景と芦ノ湖畔塔ヶ島の箱根離宮を描いた秋の景の対比にもご注目。(山崎) pic.twitter.com/rR5qpvrMEs

2018-12-26 12:00:26
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戌年もいよいよあとわずか。現在展示中の竹内栖鳳《皇居造営下絵のうち 土筆に小犬》の展示は1/6まで。1/8からは少し構図の異なる「土筆に犬」が登場します。栖鳳の描くころっとした愛らしい犬は、円山応挙の犬を思わせますね。(山崎) pic.twitter.com/3kuKGjeWeB

2018-12-27 12:07:16
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内閣総理大臣、最高裁判所長官の親任式や各国の新任大使の信任状捧呈式が行われる正殿松の間。橋本明治《朝陽桜》、山口蓬春《新宮殿杉戸楓4分の1下絵》(ともに山種美術館)は、この部屋の東廊下にある大杉戸絵にちなんだ作品。(山崎) pic.twitter.com/NJBhfmA3ug

2019-01-01 17:00:34
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「一富士、二鷹、三茄子」といえば、 #初夢 。皆様は今年はどんな初夢でしたか?田崎草雲《瑞夢(富士・鷹・茄子)》(山種美術館)は、初夢に見ると縁起が良いとされる富士、鷹、茄子がすべて描きこまれた、新年にぴったりの作品。(山崎) pic.twitter.com/emQebEbe8a

2019-01-03 10:05:04
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歌学と書道を家学とされ、歴代天皇の師範として秘奥を伝授された有栖川宮家。有栖川流を大成させた第八代の幟仁親王による「いけ水の 底にうへしと みへつるは きしねのまつの 陰にぞありける」の和歌が記された作品。(山崎)@山種美術館 pic.twitter.com/gAIzxN6SIt

2019-01-05 12:05:16
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明治新政府の最高職である総裁や美術団体・日本美術協会の初代総裁をつとめられた第九代熾仁親王。打曇と金泥引きで装飾された料紙には「幾かへり はるをむかへて よろづ年 あふぐや御代の 豊か成らむ」の一首。(山崎)@山種美術館 pic.twitter.com/izaCJrcpko

2019-01-05 12:05:40
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人々が家族連れで海水浴を楽しむのどかな光景を捉えた《湘南の海水浴》(山種美術館)。作者の黒田清輝は、明治43年、洋画家として初めて帝室技芸員に任命された画家。別荘のあった湘南は黒田が頻繁に通った場所でした。(山崎) pic.twitter.com/e4DUl4Iyl3

2019-01-06 12:07:14
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昭和9年に帝室技芸員に任命された橋本関雪《霜の朝》(山種美術館)は冷え冷えとする冬の朝、岩上のリスの一瞬の動きを捉えて描かれた作品。リスのしなやかな身体や柔らかい毛並の表現は、思わず触りたくなってしまうほど。(山崎) pic.twitter.com/ihOvRkJWD0

2019-01-08 12:06:36
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歌会始の儀、今年の勅題は『光』だそうですね。正親町天皇の皇子・陽光院誠仁親王《着到和歌》(山種美術館)は永禄10年3/3-6/14の100日間に毎日一首ずつ詠んだ和歌を記したもの。歌人の三条西実枝による添削にもご注目。(山崎) pic.twitter.com/uyAjsTPp6m

2019-01-09 12:09:11
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『新古今集』の和歌4首が散らし書きされた《和歌巻》(山種美術館)。後陽成天皇は、#和歌 など古典に精通し、書にも長じたことで名高い人物。文字ではなく絵で表された第1首の「桜」と第2首の「時鳥」にご注目。(山崎) pic.twitter.com/qOJGnLrAyQ

2019-01-10 12:08:35
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《竹に鶴蒔絵硯箱》は、昭和天皇の皇后・香淳皇后より下賜された硯箱。身近にお仕えした女官が #歌会始 に入選した際、皇后のお手もとにあった硯箱を拝領したというもの。使い込まれた硯にご注目。(山崎)@山種美術館 #初公開 #歌会始の儀 pic.twitter.com/gWNkKBra8E

2019-01-11 12:02:35
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《丸形草花文ボンボニエール》は、明治43年4月11日、明治天皇の第八皇女・富美宮允子内親王と朝香宮鳩彦王のご婚儀前の送別会で用いられたボンボニエール。西洋風のピルケース形は作例としては珍しいものです。(山崎)@山種美術館 pic.twitter.com/VhxtjqGDBW

2019-01-12 12:08:10
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《兎置物形ボンボニエール》は、大正13年1月19日に、久邇宮良子内親王(香淳皇后)と摂政宮(昭和天皇)の御婚儀に際し、作られたもの。兎は香淳皇后の干支にあたり、しばしば好んでお使いになられた意匠。(山崎) @山種美術館 pic.twitter.com/mYpiMCvWBa

2019-01-13 12:07:03
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