皇室ゆかりの美術展 @山種美術館 館長・山崎による作品紹介
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《柏葉筥形ボンボニエール》と《釣灯籠形ボンボニエール》はそれぞれ、大正と昭和の大礼大饗夜宴の儀で配られたもの。柏葉筥は祭祀である大嘗祭で用いられる祭器、灯籠は大嘗祭の祭場に吊るされた灯籠を象っています。(山崎)@山種美術館 pic.twitter.com/xX4iBoNkWD
2019-01-14 12:04:49瀧和亭《五客図》(山種美術館)。中国・宋時代の宰相、李昉(りほう)が5種の鳥を飼い、鶴を仙客、孔雀を南客というようにそれぞれ名付け、後には絵にも描かせたという故事に取材した作品。華麗で雅な雰囲気を感じさせます。(山崎) pic.twitter.com/FsGVErFCm0
2019-01-15 08:55:10竹内栖鳳《双鶴》(山種美術館)。この鶴はその特徴からおそらく真鶴。古来、鶴は長寿や夫婦円満を象徴する鳥として扱われ、画題としても好まれました。多くの鳥を飼育して描いた栖鳳ですが、鶴は飼育が叶わず制作に苦心したとか。(山崎) pic.twitter.com/t90IbWzCzC
2019-01-15 12:40:27山元春挙《火口の水》(山種美術館)。春挙は川合玉堂とともに帝室技芸員に任ぜられ、昭和の大礼の際には大嘗会屏風を手がけました。自ら登山し撮影した写真や写生をもとに本図のような雄大な景観を描いた作品を数多く残しています。(山崎) pic.twitter.com/rsDo0TDFHL
2019-01-16 12:00:37荒木寛畝《雉竹長春》(山種美術館)。「平安」を象徴する竹と、「長春花」と呼ばれる薔薇を組み合わせて吉祥画題を表したもの。寛畝は洋画家だった明治12年、元老院の命により英照皇太后の肖像画を手掛けています。(山崎) pic.twitter.com/Nf7OWRAgJ6
2019-01-17 12:11:20蒔絵師と画家の双方の領域で活躍し、絵画の部門で帝室技芸員にも任命されている柴田是真の《墨林筆哥》(山種美術館)。後期には、雁の飛ぶ姿などの場面が登場。扱いが非常に難しいとされる漆で、のびのびとした筆致で風景や花鳥を描き出す超絶技巧にご注目。(山崎) pic.twitter.com/4iJUUWftbd
2019-01-17 12:11:59橋本雅邦《松林山水》(山種美術館)。松の大樹や白梅もみられる早春の水辺の景色。対角線構図、松の枝の表現、直線的な筆致による岩の描写など、中国の宋元画の様式に基づく描法を駆使した、いかにも雅邦らしい山水画です。(山崎) pic.twitter.com/JCOOvBvau0
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