日本人は血液型性格診断がお好き?
ええ、そうですね。その不確実性からの逃避が似非科学のようなわかりやすい=確実に思える言説なのでしょうね。RT @bobbygetshome バーナム効果、確証バイアス、コールドリーディング…。ここまで解っていても信じるという心性…。自己や未来の不安定、不詳、不確実性からの防衛?
2011-05-05 09:09:19似非科学はややこしい。私は似非科学を「非科学のうち科学であると偽装しているモノと定義している」似非科学にもいくつかの種類がある。(1)そもそも科学的手法を用いてないもの。(2)科学的手法を用いているがデータの合理的でない解釈。
2011-05-05 09:12:21(3)科学的な方法を用いているが、その仮説の誤りが他のより合理性の高い実験により否定されているにもかかわらず正しい解釈だと主張すること。
2011-05-05 09:13:53(1)はそもそも反証可能性がないので簡単に似非科学と見分けられる。(2)と(3)はそうはいかない。(2)のデータの合理的でない解釈とは、実験結果のreliabilityを超える解釈を指す、例えば実験の想定している条件を無視または超えて意図的解釈をする等。
2011-05-05 09:22:01@yutakioka 時として(多くの場合?)、「不確実性への不安が、死への恐怖にさえ優る」というのは本当に興味深い現象です。
2011-05-05 09:22:06そうですね。なぜなら前者は自動的で抑制できない反応で後者は論理的な抑制可能な反応だからです。bottom-upとtop-downの違いです。 RT @bobbygetshome 時として(多くの場合?)、「不確実性への不安が、死への恐怖にさえ優る」というのは本当に興味深い現象です
2011-05-05 09:23:59@yutakioka なるほど。出典は失念しましたが、「癌は治る可能性があるから治療せよ」という論文と「癌は治らないから諦めろ」という論文では、「治らない論文」の方が圧倒的に読者に安心を与える、という統計結果を見たことがあります。
2011-05-05 09:28:13なるほど。RT @bobbygetshome 「癌は治る可能性があるから治療せよ」という論文と「癌は治らないから諦めろ」という論文では、「治らない論文」の方が圧倒的に読者に安心を与える、という統計結果を見たことがあります。
2011-05-05 09:32:22血液型性格診断の場合は(2)の場合でホメオパシーは(3)、(4)の分類に該当している、すくなくともホメオパシーはいくつもの実験で効果が否定されている、例えば英国保健省が行った実験など。また定量可能でない神秘的効果を謳っているのもアウト。ゲルマニウムも(3)で既に反証されている。
2011-05-05 09:39:38パワースポットとかいわれるアレも大地のパワーとか反証不能なパワーを想定してるから(4)に該当して少なくとも非科学。それを科学と言えば似非科学。
2011-05-05 09:49:42@yutakioka 変形性関節炎に対する「飲むヒアルロン酸・コンドロイチン・グルコサミン」は、(2)(3)に該当しますね。ビジネスが絡むと統計操作や恣意的解釈というノイズが入るので厄介です。
2011-05-05 09:52:44いわゆるゼロ地場地点も似非科学の可能性が高い。そもそも先ほどあげたような似非科学だってプラシーボ効果で実際に効果が出てしまう人がいるからたぶん疑うのが難しいのだろう。
2011-05-05 09:53:20ええ、まさに。RT @bobbygetshome 変形性関節炎に対する「飲むヒアルロン酸・コンドロイチン・グルコサミン」は、(2)(3)に該当しますね。ビジネスが絡むと統計操作や恣意的解釈というノイズが入るので厄介です。
2011-05-05 09:54:16例えばパワースポットやゼロ地場地点だってはじめから何らかの効果があると思っている人が行っているわけでその時点でバイアスかかりまくってる、だからそこに着いた時に何となくいい気分になって、効果があったと思い込むのだろう。
2011-05-05 09:58:12こういう似非科学を信じるのが悪いとは思わない、その宇宙のパワーとやらで癌が治ったとか本人が思い込めればそれはそれで本人の自由。それはもう信仰の範囲の問題だから私がとやかく言うつもりはない、ただ似非科学だということは事実として指摘はするというだけの話。
2011-05-05 10:06:17科学は不確実性を減らすためにあるようでいて、どこまで行っても不確実性への不安を解消しきれない。その満たされないニーズを似非科学が埋めているってことですかね。RT @bobbygetshome自己や未来の不安定、不詳、不確実性からの防衛?@yutakioka
2011-05-05 10:26:33ええ科学の慎重な結論より似非科学の”確実性”に救いを求めるのでしょうね。RT @ununur @bobbygetshome 科学は不確実性を減らすためにあるようでいて、どこまで行っても不確実性への不安を解消しきれない。その満たされないニーズを似非科学が埋めているってことですかね。
2011-05-05 10:29:02@yutakioka そういったプライバシーへの配慮の欠如もまた、人により様々な事情があるという多様性を無意識に無視し日本人なら誰もが同一であろうという幻想の共有を押し付けているということでもあるのでしょう
2011-05-05 10:42:53@yutakioka 血液型診断は馬鹿ですが,時にはどうしても意志決定や工学的に最適化をしないといけない場合もあります.その場合は多様な環境を単純にモデル化せざるをえない.結局,重要なのはどの基準を選択するか,モデル化にどの仮定を採用するかですよね.(続く)
2011-05-05 11:29:28@yutakioka (承前)なので,人間をクラス分類したいときに,何故血液型という基準を好きな人が多いのか,気になります.やはり,4クラスというのがしっくりくるのでしょうか?
2011-05-05 11:30:11HLA遺伝子、匂い、相性、で爆弾を投下してみる^^; RT @yutakioka: 血液型診断だって別の血液型分類法を使えば、例えば140種類以上にすら分類できるわけで、そう考えればそもそも4種類の血液型という考え方自体何の根拠もない。
2011-05-05 12:35:43