焼け跡のエレン先生——中学英語はこうやって始まった(中2)

中学英語教科書の戦後第一号『Let's Learn English』を分析していこう
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uroak_miku @Uroak_Miku

69)学校が舞台の青春ストーリー。 pic.twitter.com/DGyV1txrM5

2019-03-08 14:32:10
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70)特定の主人公チームがいるわけではなく、台本風ですが、とにかく学校が舞台の英会話。青春ストーリー。 pic.twitter.com/MCoGLT6ODd

2019-03-08 14:34:10
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72)左ページは英語のことわざ集。右は登場英単語集。 pic.twitter.com/RHNCEzGRCQ

2019-03-08 14:36:35
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74)以上が『Let's Learn English』の中二編です。 いかがでしょう、大学入試で使っても違和のないようなレベルの長文がぎっしりで驚きました。

2019-03-08 14:41:16
uroak_miku @Uroak_Miku

75)昭和21年度に旧制中学(とそれに匹敵する女学校)の1年生だった方が、本教科書デビューの22年度より新制中学二年生になった…のだと思います。その場合、中二からこの教科書を使うわけです、理屈でいけば。

2019-03-08 14:43:32
uroak_miku @Uroak_Miku

76)旧制ラストの中学英語教科書は未見(いや何かの研究書で少し目にしたかな)ですがこの『Let's Learn English』並みの難度だったのでしょうか。興味がわいてきましたね。

2019-03-08 14:51:23
uroak_miku @Uroak_Miku

77)新制中二生、それに中三生になった方々は、要するに旧制中学校から新制中学校に途中で転校したのと同じです、理屈で考えると。 そして転校先は中二、中三では英語の授業がない学校だった…そんな感じかな。

2019-03-08 14:56:00
uroak_miku @Uroak_Miku

78)先ほども述べたことですけど、新制中学で英語の授業は中一のみというところが多数派でした。 今の目で眺めると信じがたいことですが本当です。詳しくは寺澤なにがし氏の研究を参照。

2019-03-08 14:58:01
uroak_miku @Uroak_Miku

79)この『Let's Learn English』の編纂チームはどういうつもりでこれをまとめあげたのか…中一でしか英語を教えない(なにしろ必須教科ではなかった)学校が全国で圧倒多数になるだろうという想定で作っていたのでしょうか。

2019-03-08 15:00:54
uroak_miku @Uroak_Miku

80)中一編は口語英語の体裁でした。トムくんの一人称語りが本編でしたしね。 しかし中二編は、旧来のリーダー(長文読解)。口語英語は巻末に押し込められている。

2019-03-08 15:02:30
uroak_miku @Uroak_Miku

81)ちなみに中三編も同様です。

2019-03-08 15:02:55
uroak_miku @Uroak_Miku

82)「新生日本」の意欲を、中一編には強く感じます。 それが中二編からは旧来のスタイル。この落差はとても興味深い。

2019-03-08 15:04:15
uroak_miku @Uroak_Miku

83)そうそう、中三編はまた趣が大きく変わるのですよ。 中一、中二、中三で一貫性がないのです。それぞれ別の方が手分けして大急ぎで作り上げたのだと考えれば、このばらばらぶりも説明がつくので、中三編の分析をお楽しみに。

2019-03-08 17:18:56

続く

まとめ 焼け跡のエレン先生——中学英語はこうやって始まった(中3) 中学英語教科書の戦後第一号『Let's Learn English』を分析していこう 1896 pv 5

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