- motidukinoyoru
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@makoto_shimizu_ また、「日本は財政出動をしたが効かなかった」という"偽史"があまりにも蔓延しすぎていますが、togetter.com/li/1182052で論難したように、日本はむしろ財政拡張が急停止した国であり、財政出動は、いまだ試されていないにも関わらず無効扱いされているという奇妙な状況です。
2019-03-24 17:40:03@motidukinoyoru 雇用の動きが人口動態によるとの見方は一致しているが、原因はどうあれ労働の逼迫は経済学的には財政コストを高くし、それに反する理想的完全雇用はない。財政の短期的効果は否定しないが、急停止云々も、かつてリフレ派が足し算の経済学と批判していたような事でしかなく、長期的効果は示されていない
2019-03-24 21:44:30@makoto_shimizu_ 私がameblo.jp/nakedcds/entry…で議論したような「一見雇用数量指標が改善しているように見えても、実際には生産余力は十分残っている」という話は、別に昨日今日急に思い付いた話ではなく、ニューケインジアンのオーソドックスな労働需給分析に基づいた議論であることには注意してください。
2019-03-24 22:27:10@makoto_shimizu_ 「急停止云々は足し算経済学」というご批判は正直よくわかりません。 繰り返しになりますが、もし清水先生が「日本は財政拡大したのに効果がなかった」と思い込んでいらっしゃったのであれば、それは大いなる誤解だと指摘したまでのことです。
2019-03-24 22:28:42@makoto_shimizu_ 清水先生は何を見たら長期的効果があったとお認めになるのか分かりませんが、少なくとも大恐慌の研究家は大抵、大恐慌を最終解決したのは第二次世界対戦の戦時支出だというコンセンサスを持っていると思いますけれども、どうでしょう。
2019-03-24 22:30:02@motidukinoyoru フリードマンは違うと言ってノーベル賞取りましたね。急停止で効果が無くなるのは、実証的に長期的効果が無いこと以外の何物でもありませんよね?誤解でも思い込みでも無く、あなた自身が言っていることからもそう言えます。
2019-03-24 22:50:48@makoto_shimizu_ フリードマンは金本位制の問題を指摘したのであって、財政出動が無効であったと論じたわけではないですし、少なくともクリスティーナ・ローマーら大恐慌の研究家のコンセンサスはすでに私が論じた通り、戦時支出によって最終解決されたというものになっています。econdays.net/?p=8138
2019-03-24 23:02:14@makoto_shimizu_ 「急停止で効果がなくなるのは、長期的効果がないということ」というのは大変理解に苦しみます。 私が指摘したのは、「財政は拡大したどころか、むしろ停滞しているのだから、不況脱却できないのは当然だし、まして『財政拡大しても効かなかった」などという俗説は嘘っぱちにも程が有る」ということ。
2019-03-24 23:04:09@motidukinoyoru フリードマンは銀行取付けについて主に主張してますが、金本位にして財政ではありません。クリスティーナが戦時支出のみが恐慌を解決したと考えたかは分かりません。停滞しただけならあんなに赤字は積み上がりません。短期的にはやった分の効果はありますがそれだけだと言うことです。
2019-03-24 23:12:38@motidukinoyoru バーナンキも財政だと言ってましたか?財政が足りないというのは、緩和が足りないというリフレ派の言い分のようですよ。
2019-03-24 23:16:52@makoto_shimizu_ フリードマンは金本位制の問題を説き、バーナンキは最後の貸し手としての機能を果たさなかったFedの問題を説きましたが、二人とも財政政策が有効でなかったという話をしたわけではありません。 二人が主張していないことを主張したと言い張るのは苦しいと思いますよ。
2019-03-25 06:34:42@makoto_shimizu_ クリスティーナ・ローマーについては以下に引用しましょうか。 「1930年代の教訓からどんなことが学べるでしょうか? こうまとめましょう:【財政政策は試してみれば機能する】」 econdays.net/?p=8138
2019-03-25 06:35:57@makoto_shimizu_ 「1930年代に用いられたとき,財政政策は現に回復に拍車をかけています.主な問題点は,財政政策があまり用いられなかったことなのです.」 econdays.net/?p=8138
2019-03-25 06:37:18@makoto_shimizu_ 「それはそれとして,第二次世界大戦が非常に巨大な財政刺激となったことは明白です.……産出と雇用が戦時中に急増したという事実は,現に実施されたときには拡張的な財政政策が成長をのばしたことを示す証拠,私たちが手にしている最強の証拠の1つです.」 econdays.net/?p=8138
2019-03-25 06:39:01@motidukinoyoru 「二人とも財政政策が有効でなかったという話をしたわけではありません」金融政策より有効だとは言っていないと取れますが? 「二人が主張していないことを主張したと言い張るのは苦しいと思いますよ」は私ではないですよね?
2019-03-26 10:50:40@motidukinoyoru 私は財政政策の短期的効果は認めているわけで。その上で今の日本に必要なのはマイナス金利深掘りだと言っているだけです。財政政策の例として、戦争を取り上げるのは(短期的効果を示せても)極論であって、平時の経済状況を考えるうえではどうかと思いますよ。
2019-03-26 10:54:52@makoto_shimizu_ 少なくともフリードマンは、twitter.com/WARE_bluefield…によると大恐慌を終わらせたのが戦時支出であることを認めているようです。 バーナンキについても、imes.boj.or.jp/research/paper…を見るに、財政政策の必要性を強調する向きがあるようですね。
2019-03-26 16:50:09「第二次世界大戦になるまで決して完全な繁栄はありませんでした。『 大恐慌を終わらせたのは何か』という質問に対する通常の解答は,第二次世界大戦と政府の軍事支出です。政府の軍事支出は紙幣の印刷によって賄われたという意味で,正しいと思います」
2019-03-26 03:43:23@makoto_shimizu_ 戦争を取り上げるのがなぜ極論なのかがいまいちはっきりしません。 戦争が短期的効果はあっても長期的効果がなかったと主張したいのでしょうか? しかし、その具体的根拠を清水先生は挙げられていません。 現実に起きたのは、戦争を伴う財政出動によって大恐慌が終結したということだけです。
2019-03-26 16:52:33@motidukinoyoru バーナンキも昔書いた学術論文のトーンに比べれば財政に傾いているが、マイナス金利は議論していないし、金融政策が効かないから財政のみが重要とは言っていない。フリードマンは引用が不明でなんとも言えないが、バーナンキあるいはクルーグマンでさえ、MMTの財政だけのマクロコントロールは否定的。
2019-03-26 17:05:41@makoto_shimizu_ フリードマンの引用元は「大恐慌を見た経済学者11人はどう生きたか」kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-97845… のようです。 バーナンキは先ほど挙げた論文で、財政政策による補完が必要な部分がある、つまり金融政策の限界において財政政策が必要になる旨を主張しているのでご覧ください。
2019-03-26 17:12:32@makoto_shimizu_ もちろん、バーナンキにせよクルーグマンにせよ、MMTのことがそもそもよくわかっていないし、MMTが指摘している点についてもあまり理解しているとは言えないので、MMTerが主張するような政策提案に賛同しようとしていないのは普通に当然かと思います。
2019-03-26 17:13:47@motidukinoyoru だって戦争ってかなり民間の経済活動は制約されているし時代も違うでしょう?具体的根拠なんて私が知る限り、最近までのマクロの実証研究論文の多くは財政の効果を否定的に捉えるものの方が多いですよ。このご時世では公共投資で経済の生産性を上げるのは難しい。成長戦略で何か上手くいった?
2019-03-26 17:22:28@makoto_shimizu_ 民間の経済活動が制約されたにも関わらず不況脱却に資したというのはむしろプラス要素ですし、時代が違うというのもいまいち曖昧な指摘です。
2019-03-26 17:27:00@makoto_shimizu_ 最近の実証研究だと、むしろIMFのように、「財政乗数への過小評価が、欧州における緊縮財政の失敗を招いた」といった具合の財政政策再評価がなされていると思います。 この件に関しては、antoniofatas.blogspot.com/2012/10/undere…がまとまっていますね。
2019-03-26 17:27:17@motidukinoyoru でしょう、だから実証の多くは財政の効果を否定的に捉えているのが多数なのです。学問的なコンセンサスは多くの研究の蓄積で成り立つものです。もちろん私の意見にはコンセンサスとは別に主観が入りますが、財政に効果はあっても、マイナス金利より秀れている理由はないのに金融政策無効には反対です。
2019-03-26 17:35:57