【第17夜】「絵が上手いか下手かは運が決める」東京ネームタンクごとう隼平(@goto_junpei)の連続ツイート #深夜に漫画技術アプデ
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夜漫第17夜です〜。令和になったので原点を振り返りたいと思っていて、今日は「絵の才能」とは、「絵が上手くなる」とはなんなのか。僕が影響を受けた天才の話も交えてお話しさせてください! #深夜に漫画技術アプデ #コルクラボマンガ専科
2019-05-04 03:31:45【夜漫1】先に言いたいことを言うと、 「絵が上手いか下手かは運なのだ」 ということ。 その人に絵の才能があるかどうかが、運である、ということではないです。 絵を楽しく描けてきたか、そうでなかったか。それは運が決めるのだ、という話です。
2019-05-04 03:32:46【夜漫2】本題の前に僕が思う才能観を共有します。 まず人類に、漫画を描く才能、なんてものは備わってないだろうな、と思ってます。 だって漫画で生きれる世の中になったのって、長めに見てもこの百年ですよね。 キャラをかわいく描く才能とか、トーンをうまく貼る才能、があるとは到底思えない。
2019-05-04 03:33:49【夜漫3】ざっくり手先が器用、くらいの才能の有無はあるかもですが、それもみんな基本スペックとしてお箸が器用に使えていて、才能の有無は誤差の範囲では…と思っています。 という前提の上で聞いて欲しいんですが、 ある絵に関する業種の会社社長さんから話を伺える機会があったんです。
2019-05-04 03:34:30【夜漫4】僕が初めて、天才ってこういう人なんだなと思った人です。 その人は通常の会話の3倍くらいの速度で話される上に、ついていけないものを置いていくスタイルなので、僕の解釈であることもお伝えしておきますね。 絵を描く業種で、どんな新人を採用するか、という話題のときに聞きました。
2019-05-04 03:35:09【夜漫5】ポートフォリオは信用できないのだと。なぜならその一枚のクオリティは、PCで何時間でもかけて修正できる。そうするとその新人の本当の実力は分からない。ではどうしたら見抜けるのか。 そして最初の話に戻るわけですが、 絵が上手くなるかどうかは、運から始まる。そこから考えるのだと。
2019-05-04 03:38:04【夜漫6】最初に顔を描こうとしたとき、2つの点と1つの曲線の、バランスが取れるかどうか。 こんなものは才能でもなんでもない。 ただの、運だ。 これがたまたま顔に見えた人は幸運で、楽しくなり上達する。 不運なのは、バランスが取れなかった人。この人はここから試行錯誤の長い旅が始まる。
2019-05-04 03:39:50【夜漫7】なんども点と曲線を描いて、綺麗なバランスで顔に見えるかは、ただの確率でしかない。 一度上手くいった人は次の成功体験を求めてまたトライする。 次上手くいくかも、まだ運だ。 そうやってガチャを引き続ける中で、脳が上手くいくパターンを学習していき、実力に変わる。
2019-05-04 03:40:59【夜漫8】これが苦手意識を持ってしまった人は、そのガチャを引く頻度がどうしても減ってしまう。 そして社長が言っていたもう一つ大事なこと。 「運の確率を上げるには、分母を増やすしかない。」 つまりたくさん挑戦し続けて、たまたまうまくいく、その回数を強引に増やす他ない。
2019-05-04 03:41:27【夜漫9】新入社員の採用で見るのは、一枚のポートフォリオのクオリティではなく、持ってきた量、だそう。 数が多ければ、それだけ上手くいった体験をしている。その体験は、信用に値する。 挑戦の回数、と言われると気が重いと思います。 でも、才能、とか言われるより、ずっとマシではないかと。
2019-05-04 03:42:21【夜漫10】もしあなたが「絵が下手だ」と悩んでいても…、それは才能のせいなんかじゃない。 これまで、たまたま、運が悪かっただけ。 もう少しだけガチャを引けば、きっと当たりが来る。 上達ガチャはただいま引き放題キャンペーン中みたいです。ただ次の当たりに、賭けるのはどうでしょうか!
2019-05-04 03:47:21