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編集部イチオシ

「紀要」の問題と課題

「紀要」にまつわる諸問題を選択・編集しました。たぶんに恣意的ですので、問題ある場合は柔軟かつできるかぎり迅速に対応します。※2019年5月7日最終更新
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再論・紀要掲載論文と査読誌掲載論文の問題:「知のドーナツ化」現象

Daisuke Tano @tanosensei

卒論指導とかしてると参考文献に挙がってるのオンラインで読める紀要論文ばかりだったりするので、査読論文が上だとか依頼論文が上だとか内ゲバやってるうちに質の保証がない大量の紀要論文に取り囲まれて一掃されてしまう未来が見える。

2018-10-09 01:28:47
学術支援リテラ(レポート・卒論の執筆サポート、添削指導、調査代行)🌐 @Info_LITERA21

近年、「CiNiiで出てきた大学院生 or 若手研究者の紀要論文(本文公開)を大学4年生が卒論で引用する一方、学外の査読付き学術誌(相対的に電子化&ネット公開が遅れている)に掲載された重要文献が読まれなくなった」ことで、知のドーナツ化現象が起こっています。 twitter.com/oxomckoe/statu…

2019-05-04 17:47:20
オッカム @oxomckoe

僕は紀要肯定派なのです。ただ大学院で訓練を受けた人々以外に公開されることには懐疑的です。そこにはライフワークと呼べる長期的な営みの経過報告から、かなり怪しいものまで雑然と詰まっています。形式は緩く、論文としては問題のあるものもある。学位を持つ専門家が読めば色々な事情を飲み込める。

2019-05-04 01:15:25
学術支援リテラ(レポート・卒論の執筆サポート、添削指導、調査代行)🌐 @Info_LITERA21

承前。インターネットで情報公開すれば、誰でも「簡単に」アクセスできます。しかし、落とし穴がありました。学生さんは、スマホで「簡単に」アクセスできる情報だけで卒論を書くようになったのです。(世代批判ではなく、教える側への問題提起として。)

2019-05-04 17:55:41
学術支援リテラ(レポート・卒論の執筆サポート、添削指導、調査代行)🌐 @Info_LITERA21

承前。人文系の場合、学術的に権威のある査読誌ほど、電子化&一般公開への意思決定が遅れたように思います。その結果、(学内改革が追い風になったのかは知りませんが、)各大学の紀要のほうが、先に一般の目に触れるようになった。結果論で言えば、これは、あまり良くなかったのかもしれません。

2019-05-04 17:59:24
takechi masaaki @1575masaaki007

海外の日本研究者の書いた論文も、紀要など電子化されたものしか引用していない場合があります。海外にいると電子化されているかいないかは大きいです。 twitter.com/Info_LITERA21/…

2019-05-04 21:55:57
Eurasia Watcher @eurasia_watcher

短期的には確かに知のドーナツ化現象ですが、長期的には権威あるジャーナルの交代に繋がる可能性を秘めた流れかも知れません。自然科学系などでも、Earth Planets and Space誌などオープンアクセス化してから存在感を躍進させる媒体もあれば、アクセスの問題で嘗ての地位を失った雑誌もあります。RT twitter.com/info_litera21/…

2019-05-04 22:47:48
学術支援リテラ(レポート・卒論の執筆サポート、添削指導、調査代行)🌐 @Info_LITERA21

@eoas_info 考えてみれば、2014年に起こったSTAP騒動のささやかな成果が、“査読システムの権威の失墜、インターネット集合知の勝利”でした。すべての情報を開示してみたら、学問的真理に裏打ちされた真の権威と、まやかしの権威とが明らかになるかもしれません。

2019-05-04 22:54:32
Eurasia Watcher @eurasia_watcher

@Info_LITERA21 その可能性はあり得ますね。他に、掲載誌で論文を権威づけるのでなく、academia.eduやresearchgateのように筆者で論文を繋げて見ていく動きがあることも注意を要するかもしれません。この場合、研究者のネームバリューが掲載誌のよりも重視される流れが強まるのかもしれません。

2019-05-04 23:02:04
HAJIME KIDERA/ 木寺 元 @hajimekidera

これは学会側が「遅れた」というよりも、学会費を払っている会員に差別化を図る必要性から、という点もあると思う。海外の主要誌の大半もまた最新号はネットで無料公開されてはいない。誰がどう知を財政的に支えるかの話ともリンクする。twitter.com/Info_LITERA21/…

2019-05-04 23:12:10

公開論文への批判をネットでおこなう是非

yuki @yuki_history

【独り言】研究者が他の研究者の「研究内容」を批判するときは、研究者集団というコミュニティの中で行われるべきだと思う(論文か書評、あるいは学会発表など)。Twitterという媒体で、非専門家を巻き込むかたちで、それを行うことには慎重になるべきではないかと思う。

2019-04-06 22:52:40
東専房 @rokurohei_XI

専門外の(批判の方法を知らない)人も巻き込んだなかで批判がエスカレートして、人格攻撃にまで発展してしまうことの危惧はわかりますが、「議論は研究者コミュニティ内で」というのは閉鎖性以外のなにものでもないのでは…。 twitter.com/youkey_s/statu…

2019-04-07 09:46:38
東専房 @rokurohei_XI

学会誌や学会が開かれた場だというのは、少々夢見がちな話だと思っております。

2019-04-07 09:53:49
東専房 @rokurohei_XI

普段なじみのない異業種の人の日常や頭の中を覗けるのがSNSの面白いところなのであって、よその人に興味をもってもらえるならどしどし発信すればいいと思います。それこそ研究者なんて普段何をやってるのかわからないと思われてるわけで。それで学会も盛り上がるならなおさらです。

2019-04-07 10:09:33
東専房 @rokurohei_XI

当たり前なことですが、人格攻撃やそのほか他人を傷つけるようなことは論外。

2019-04-07 10:11:19
Makoto GOTO / 後藤真 @mak_goto

H島さん案件は自分の課題にひきつけていうと。あれ、紀要だし実験的な要素も頭に入れといてもいいかと思うんですね。中身の当否はともかく。なお、こういうのも含めて紀要がWebに載って諸々な方面で話題になるのに対してがっちり査読の論文誌が見えないから議論にならないのが問題ですよね。

2019-04-08 09:56:08
Makoto GOTO / 後藤真 @mak_goto

あと、Twitterにいない人をTwitterで批判するのは…的な話には私は同意しません。publishされてる以上はどこでどのように論評されるのもやむを得ない。SNSでの感想を学術的な何かのように振舞う所作が問題。学術的な批判はその文脈でやり、応答に足るものもそこだけと整理できていればよい。

2019-04-08 09:56:31
忘却散人(Yoichi IIKURA) @iikurayoichi

人文科学の公益性の説明責任と可視化。これが大事である。人文科学に関わる者がいつも意識し、発信し、たえず自己検証すべきである。そう思いませんか。「虚学」の価値、「いつか役に立つ」、「教養力」、「人生が豊かに」は内向きの論理。厳しい問いに自らをさらすこと。

2019-05-02 12:17:50

結語

Ninja DAO | CryptoNinja @CryptoNlnjaNFT

自分は紀要は使うよ。便利だしね。使いようじゃないかな。

2019-05-04 10:10:09

増補加筆(まとめ後の反応など含めて)

Naoki Iso @isnki

紀要には一度しか書いたことがないけど、最近また紀要の原稿を書いている。査読付きの学術誌には載らなそうで商業出版も無理そう、でも公刊しておきたい、という論稿が紀要向きではないかと思う。上手く説明できないのだけど、論稿の質や水準の問題ではなく、その性質が紀要向きという内容の論稿はある twitter.com/isnki/status/1…

2019-05-04 10:36:50
Naoki Iso @isnki

人文・社会科学系の場合、依頼原稿(本の分担執筆か学術誌の論文や書評)、大学の紀要、学術誌の査読付き論文、単行本(単著、共著、編著)など、使用言語を含めて研究業績の出し方はいろいろある。目的に応じて、どの媒体でどういう文章を発表すべきかは異なる。どれが良いかは価値観にも左右される。

2019-05-02 11:24:58
懶獺@黄昏を待つ梟 @dassaiok

紀要のいいところって先生たちが好き勝手に?書いてるから未訳とか明治以来訳されていないラテン語やギリシャ語の翻訳が載ってるところだと思う。 あと、それがレポジトリで無料で見放題なのもいい。 twitter.com/iwasemi_kuuu/s…

2019-05-04 15:03:15
Takashi SATO @cas84920

学務で忙しく、研究に手がつかないときは、こつこつと紀要に第一次文献(あるいは重要な第二次文献)を翻訳するとよいと、ある先生が教えてくれた。その意味でも紀要は大事。たまにCiNiiで「えっ、これ翻訳されているの!」みたいなものに出会うと、本当にありがたくと思う。 twitter.com/oxomckoe/statu…

2019-05-04 22:53:15