哲学と地理とか地理哲学とかTLまとめ。
@tatsuw0 いや、私もよく知らんのだけど、エドワード・ソジャとかデイヴィッド・ハーヴェイのカリフォルニア学派が90年代にしばしば空間論的転回と称される議論を提起し、アメリカにおける郊外やゲート化などを論じていたわけよ。ショッピングモールについての議論などもそっちが先に着手。
2011-05-14 00:35:04@tatsuw0 10+1とかVOLってそのへんのポストモダン地理学を導入していたんだけど、東はたぶんそれらを経由してないと思うよ。なので、建築と左翼の両方から微妙にスルーされやすい反発下地が形成されていてもおかしくはない
2011-05-14 00:57:26@tatsuw0 流れを把握してなかったので補足。千葉論文をまだ読めてないのでカリフォルニア学派の動きを押さえてるかどうかは私はよく知らんす
2011-05-14 12:58:00@tatsuw0 あ、空間論ならルフェーブルの『空間の生産』がもろに該当するのではないかと。知り合いがハーヴェイから辿って読んでました。
2011-05-14 00:40:04まぁ、自分が時間の哲学をやってるから身内びいきなところはかなりあるとは思うけど。分析系に限ると特にそんな傾向が強いように思う。Time and Spaceを読んだ限りでは空間の哲学とか面白そうなんだけどな。
2011-05-14 00:18:44@danipuru 確かに和辻はそうかも。一応最近読んでた本では、ニュートンみたいに空間が実在するって考える実体論と、ライプニッツみたいに空間を物の間の関係に過ぎず実在しないと考える関係論が争ってきたと書いてあったけど、主流ではやっぱり無いよなぁ。
2011-05-14 00:14:18@kaji0911 主流かどうかはわからんけど、ベルクソンはカント主義の空間の形式化に抗して、非等質的なものとしての空間あるいは物質の実在性を唱えたというのならあるよ。メルポンもそうかもしれんけど、独仏では時間と空間をもっと身体的な契機から捉えようとする動きはあると思う。
2011-05-14 00:28:22@kaji0911 だからそういう哲学は、空間や時間をそれ自体として捉えて扱う哲学とはなかなか噛み合わんかも。ちゅーかカント以降、時間と空間の伝統的な図式をそのまま引きずりながら空間について哲学しても何にもならんのよなー。二項を立てるにしても、どっかで新しい図式を組み直さんと。
2011-05-14 00:32:18@kaji0911 だからこそ時間と空間との相関関係を強調する哲学が19世紀後半から盛んになったんやと思う。ベルクソンなり、アインシュタインの影響を受けた英米系なり。
2011-05-14 00:35:54@danipuru 身体と結びつけて考えていくっていうのは面白いアプローチだよなぁ。現象学とかもそうなんだけど、分析系とは全く違う視点も忘れてはいけないんじゃないかなって最近思うわ。後、今は時空としてまとめて考えるのが一般的なのかもね。
2011-05-14 00:44:18@sskyt 突然すいません。まさにその通りで、先ほどのツイートは先輩のカントの地理学と哲学についての発表の後、先生がおっしゃっていたことから思いついてつぶやきました。やはり哲学で地理って言うとカントが思いつくものなのですね。
2011-05-14 00:51:22@kaji0911 他にもあるのでしょうけど(アリストテレスとか)、まずカントが思い浮かびますね。例えば、坂部恵は、「人間学の地平」の中で、自然地理学講義がカントの人間学を準備したのではないか、と論じています。
2011-05-14 01:00:10@menkyak 和辻の異議申立ては、京都学派の歴史哲学に対して、でもあるんでしょうね。『倫理学』での空間論は(クマの先生も強調してたけど)、「信」の問題と結びついているのが、興味深いね。
2011-05-14 01:07:17思っていたより先ほどのツイートの反響があってびっくり。念のために言っておくと、決して空間の哲学をdisる気とかはないです。もしそう受け取った方がいらしたらすいません。むしろ最近読んだ本でその存在を知って興味を抱いてるところです。
2011-05-14 01:10:59