ジェンダー・アイデンテイテイ・ポスト国民国家について

ジェンダー・アイデンテイテイ・国民国家を巡る問題についての議論を纏めて見ました~。
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瀧岡 優 (Yu Takioka) @ytakioka

それで差別用語なるものの存在だが、そういうものは存在しない。言語は記号に過ぎなくて、意図や文脈、そしてそれを解読するコードにより意味が異なるので。それはデリダのサール=オーステイン批判でも明らか。

2011-05-13 12:00:56
瀧岡 優 (Yu Takioka) @ytakioka

では「Xは差別用語だから差別を助長するからやめるべき」という言説はどうだろうか?と言えば、実はこの言説に差別性が含まれている。なぜなら、この文だと、ではその「差別用語」を伴わない差別ならいいのか?と言われても仕方がないからである。

2011-05-13 12:02:55
瀧岡 優 (Yu Takioka) @ytakioka

もう一つ差別主義者の罠にかかる言説は「Xを理由に差別してはならない」という命題。実はこれもではXじゃない理由なら差別してもいい、というメッセージを与えかねない。ではどうするか?簡単で「理由や用語、いかなる事情にかかわらずあらゆる差別に反対する」と言えばいい。

2011-05-13 12:05:06
瀧岡 優 (Yu Takioka) @ytakioka

これはいじめ議論にも同じような構造が見られる。いわゆる「いじめられる方に責任がある」論。この言い方だと、いじめられる方にそれらしい原因を無理矢理見つけてでっちあげて後からいじめる方が自己正当化すれば、実質的にすべてのいじめが正当化可能になる、私がいじめる方ならいくらでも探せる。

2011-05-13 12:08:07
瀧岡 優 (Yu Takioka) @ytakioka

だから、私はいじめ議論でも理由にかかわらずいじめた方がいじめられた方に対して責任をとるべきと言う考え。いじめが感情的な動機に発している場合その「理由」というのは自己正当化の為にでっち上げられてる場合の方が圧倒的に多い、人は感情判断を行ったあとに論理で自己正当化する場合が多いので。

2011-05-13 12:10:48
瀧岡 優 (Yu Takioka) @ytakioka

これは、道徳判断についてHaidt、2001が行った実験の結果などからも妥当と考えられる。いじめる相手を選ぶのは一種のそのいじめる側の道徳/価値判断なので(例えばあの態度は気にくわないとか、あいつは悪いなど)。

2011-05-13 12:12:43
りさ @risa_234_234

@yutakioka 差別って一体なんなんでしょうね?何が差別で何が差別でないのか…考えればわからないですね。

2011-05-13 12:14:01
瀧岡 優 (Yu Takioka) @ytakioka

そうですね。難しい問題ですが、過去に一応区別と差別の区別をしてみました興味があれば御覧下さい。http://yutakioka.jugem.jp/?page=3RT @risa_yoshi 差別って一体なんなんでしょうね?何が差別で何が差別でないのか…考えればわからないですね。

2011-05-13 12:19:13
瀧岡 優 (Yu Takioka) @ytakioka

○○力やらファッション誌の「春コーデはこれできまり」などといという一つの”大きな物語”を求める傾向も結局identity不安からくる自己範疇化願望の表れに過ぎない。そんな他者に頼っても結局は”自分らしさ”にはたどり着かない、自らの言葉で自らを主体化する方法を考えた方がまし。

2011-05-13 12:28:57
瀧岡 優 (Yu Takioka) @ytakioka

もちろんこの小さな物語を書くための言葉は文字通り言葉に限らない、創作活動でもいいし、ボランテイア活動に参加することでもいいし、芸術活動でもいい、仕事でもいい、とにかく自分に当てられた何らかの個性や手段に基づいて自己表現していけば、”自分探し”なる罠に陥らずにすむ。

2011-05-13 12:34:23
瀧岡 優 (Yu Takioka) @ytakioka

ただ、オタクとnationalismに逃げ込む人では、能動的/受動的、個人主義的/権威主義的、という大きな違いがある。だから私はオタクと言われるようとも自己表現を自分の趣向に合わせてしている人の方がよりidentityの危機に対する対応としては合理的だと思う。

2011-05-13 13:23:22
瀧岡 優 (Yu Takioka) @ytakioka

ええ特に性犯罪が問題ですよね。被害者(まだ未決定だが)の立証責任よりも加害者(まだ未決定だが)の反証責任という形にした方が被害者の負担が少ないのでいいと思いますRT @bobbygetshome 最近は「被害者」の「責任」を問われるケースが増えてきています(特に性犯罪には顕著)。

2011-05-14 01:16:03
瀧岡 優 (Yu Takioka) @ytakioka

普天間基地問題がまだ解決しそうにない。問題を複雑にしてるのは日本は憲法上”軍隊”を有していないこと。だから米軍を例えばグアムなどに移設させたとしても、じゃあその代わりの沖縄の防衛をどうするのか?という問題に対するコンセンサスが国内でとれていない以上、交渉のしようがない。

2011-05-14 05:59:12
瀧岡 優 (Yu Takioka) @ytakioka

そこがドイツと日本の大きな違い。ドイツの駐留米軍は冷戦終結後ほとんど撤収したが、それはドイツが独自軍を有しているという点と近隣に”仮想敵国”が存在しないというのが大きい、だから日本とは状況が全く異なる。

2011-05-14 06:02:02
血液たん @ubzm

普天間なくてもまだまだ米軍がいるからいいのでは。RT @yutakioka: 普天間基地問題がまだ解決しそうにない。問題を複雑にしてるのは日本は憲法上”軍隊”を有していないこと。だから米軍を例えばグアムなどに移設させたとしても、じゃあその代わりの沖縄の防衛をどうするのか?

2011-05-14 06:03:17
徳川 家康 @bornekiller

@yutakioka ドイツではこっぴどく追い出されましたからね。韓国ですら居づらい。日本だけ軍隊がないからって名目で居てやってると無尽蔵な出費すらむしられる。ホントは出て行ってもらってもあまり困らないのにね。

2011-05-14 06:05:18
瀧岡 優 (Yu Takioka) @ytakioka

ええ、ドイツの場合は、「駐留したければ費用は自前で出せ」と言って追い出しましたからね。(笑)RT  @bornekiller ドイツではこっぴどく追い出されましたからね。韓国ですら居づらい。日本だけ軍隊がないからって名目で居てやってると無尽蔵な出費すらむしられる。

2011-05-14 06:07:02
瀧岡 優 (Yu Takioka) @ytakioka

普天間基地だけじゃなくて、米軍が必要以上に日本に駐留している理由は、結局その駐留費用を日本側が負担しているという点にある。なぜなら米軍の世界再編計画の一つの動機は支出抑制にあるから、駐留は金がかかるので。思いやり予算を全額カットすれば必要以上の米軍は喜んで出て行くと思うのだが。

2011-05-14 06:10:09
徳川 家康 @bornekiller

@yutakioka 民主主義国家としての大前提(国民主権)と後は地位協定の問題が大きいんじゃないすかね。

2011-05-14 06:10:15
やまぐろ @yamagrove

@yutakioka 僕には、「軍隊を有していなければ、どの国も攻めてこない」という発想をする人が信じられないんですよね・・・在日米軍はディベートの議題によくあがりますよね、日本人にとって抜き差しならない問題。

2011-05-14 06:10:40
瀧岡 優 (Yu Takioka) @ytakioka

一言で言えば、「別にいる必要はないけどお金出してもらえるならいてもいいか」という感じ。

2011-05-14 06:11:07
瀧岡 優 (Yu Takioka) @ytakioka

全く同感です。世界中の国が日本みたいに平和ぼけしてるなら別ですけどね。RT  @yamagrove 「軍隊を有していなければ、どの国も攻めてこない」という発想をする人が信じられないんですよね・・・在日米軍はディベートの議題によくあがりますよね、日本人にとって抜き差しならない問題。

2011-05-14 06:12:42
徳川 家康 @bornekiller

@yutakioka 集団的自衛権の解釈が国連と日本で違うのもありますね。んで、日米安保の実効性を担保するのはとりあえず曖昧な集団的自衛権じゃなくてホンネの米軍駐留。海兵隊戦力温存。前線基地なわけだからアメリカが戦争したら日本も巻き添え喰らう。恐いです。

2011-05-14 06:14:44
瀧岡 優 (Yu Takioka) @ytakioka

とはいえすぐに中国が攻めてくるとかは全く思えない。日本を占領するメリットはあまりないので、資源もないし、金融資産なんてすぐにみんな持ち逃げできるし。技術力だって中国に占領されてまで日本に残って働きたいと思う人はいないだろうから、彼らが海外逃亡すれば実際手に入れられないし。

2011-05-14 06:16:47
やまぐろ @yamagrove

@yutakioka その通りだと思います。しかしながら、インセンティブは常に持っていると思います。国民感情の捌け口としてかなり優秀ですから・・・

2011-05-14 06:17:32
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