- nanka_daya
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あとやっぱり面白かったのは「歌会で一首単位だと技術論になるのに、連作や歌集となると途端に人生の話になる」という話。なるほどなあと。
2019-05-19 21:56:27そういえば斉藤斎藤さんとの対談は、何度かやって本にしようという申し出があったのだけど、僕が怠けてるうちに長い時間が過ぎてしまった。
2019-05-19 21:57:48いぬのせなか座によるイベント、いつもながらおもしろかった。吉田恭大『光と私語』へのメンバー5人の各者各様の評言は圧倒的な情報量で、とても要約はできない(僕自身、処理し切れていない)が、言語表現をよりニュートラルに考えようという試みの数々にたくさんの示唆を受けた。記録集がたのしみ。
2019-05-19 21:50:27いぬのせなか座の講座。やはり楽しい。みなさんの語り口を聴いてるだけで楽しい。吉田さんの導線の話も最後に聞けてよかった。人生の使用範囲ともいえそう。あるいは人生の計測可能域。もちろんここまで言ってしまうと引ける線に限りが出てくるけど。
2019-05-19 23:10:57いぬのせなか座連続講座第4回「小さな灰色の矩形」 私の人生をどう扱うか、そういうことを考えながらあるダンサーについての文章を書いていて、とてもタイムリーだった。私にとって短歌はそれを見てなにか言うことはできるけれど、やはりそれだけでは全体として捉えがたい、という点で
2019-05-19 23:39:58ダンスのシークエンスに似ているかもしれないと思う/映像で具体的なイメージが出てくると、むしろ歌の見えが一気に抽象的になる感じがした。hさんの姥捨山の文章では、短歌のルールやフォーマットによってそれが乗り越えられている(歌のなかの私と読む私が脈絡なしにつながる?)実感があった/
2019-05-19 23:39:59そしてデザインも脈絡なしに受け取ってしまうものへの反射神経的な反応というか、解釈以前みたいなものによって出来ている部分があるというのがわかって面白い、むしろ書き手の手つきを反転させる感じ/山本さんが言っていた、連作単位で分析する必要というのは本当にそうだなと思う、
2019-05-19 23:39:59作品単位で見ていくのは面白いけれど、もっとエモにも人生そのものにも(それはあるものとして)収束させない仕方で、どうやってこれを読み使っていけるのか。へんなやり方で誰かの伝記を編んでいくような... そして今更ながら『光と私語』を得たのでたいせつに読みます
2019-05-19 23:39:59いぬのせなか座連続講座第4回。𠮷田恭大『光と私語』刊行記念の特別編。短歌に表れる「私性」をめぐり芸術と人生とその物質性についての議論。僕は『光と私語』の中で、「いつまでも語彙のやさしい妹が犬の写真を送ってくれる」という歌が好きなのだけど、この写真を送ってもらっている人物は作者と→
2019-05-19 23:43:10イコールな「私」とシンプルに考えていいのか?だとしてこの妹さんは本当に実在しているのだろうか?或いは実在はするものの実は犬は飼っていないのでは?私性の発露に抑制的な吉田さんの事だから様々な可能性が考えられるなどと私性の迷宮に迷い込んだような気分になりながら皆さんの話を聞いていた。
2019-05-19 23:43:10そしてこのテーマだとやはり私小説のことについて考えざるをえないのだけど、少なくてもトークの中にあった「テクストの背後にある作者の人生を感じ取ってそれだけで作品を十全に理解した気になってしまうような読解」は、事実そうなりがちなので本当的に根本的なところで注意深く退けなければと思う。
2019-05-19 23:43:10短歌の「私性」は、作者の人生や社会的属性みたいなものに短絡されやすいが、問題にするべきは、歌に現れず示される「この私」ではないか。
2019-05-19 23:56:55一首単位だと技術論になるのに、連作になると人生の話になってしまうのは、連作全体を一首の歌のように構成する方法論が欠けているからだと思う。
2019-05-20 00:38:22いぬのせなか座の装丁やレイアウトは抜群にカッコいい。ただ、それがうまく機能しているかどうかはよく分からない。テクストとレイアウトが乖離しているように思えて、一つのまとまりとしてはなかなか響いてこない。面白い試みであることは間違いないし、個人的に共鳴する部分も多いのだけど。
2019-05-20 22:48:11携帯のデフォルトのアラームが鳴り、もう一度鳴り……起きた。昨晩のいぬのせなか座の連続講座を聞いたときにおもったことの覚え書き……
2019-05-20 09:17:48・人生をやらずに情報を薄める、というテクもひとつのエモさ、読みに際して立ち上がるドラマに寄与している、そうして『光と死語』は読ませる書物たりえている……読んで素朴にエモいと思った テクくて侘びた美学の埋め込み、決して機械的な文字列ではない。あんまり人生じゃないけどエモ
2019-05-20 09:18:00・デザインについて 恣意を排して機械的にやっている、というだけでは説明しきれない優美さ、フェティシズム(天命反転住宅的なキッチュさから遠く離れて……)どうして美しい書籍を作るのか 美しさの機能性……
2019-05-20 09:18:45・『6畳の白い部屋その床面にあなたは水平に横たわる』……ほれぼれする。語が略されていると前の主語を引き継いで読むのが普通なので、まんま読めば、初読だと、途中まで映像は二重化しない 「いないときのあなたのことをよく知らない」という種明かしで「あなた」の所在が遡及的にねじれていく
2019-05-20 09:19:42「携帯のデフォルトのアラームをかけ、水平な姿勢で横たわる。」のあと、冒頭に戻ると、再びねじれて元に戻っている。「昨日のことはいくらか覚えている。床は白くて床は冷たい。」……メビウスの輪になった定点 短歌の型に則っているので、次の1行では前の主語をしれっと引き継がない
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