【R18】絶倫ペアの情交模様・ＥＰ１１・同級生の告白

夢乃 @iamdreamers

そう言われてみると、確かに、どちらからも『付き合おう』とは言っていなかったかな。あたしの答えは決まっている。 「はい。あたしで良ければ喜んで」 猛くんを見下ろしながら答えてから笑いが込み上げてきて、軽く吹き出してしまう。 #twnovels

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「笑うことないでしょ。酷いなあ。頑張って言ったのに」 「ごめんね。だってさ、可笑しくって。猛くんの告白じゃなくて、この状況がね」 何しろ、あたしは猛くんの上に跨り、今も大きな逸物を下のお口で銜え込み、猛くんに抱き付いているのだもの。勿論、二人とも全裸で。 #twnovels

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猛くんも悟ったらしく、笑った。 「まあ、確かに、繋がったままで言うことじゃないかな。でもさ、このほうがぼくたち らしいんじゃない？」 「うん、確かにね」 いつも猛くんとシた後は、こうして繋がったままピロートークをしているものね。 #twnovels

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だって、猛くんを中に挿れたまま、肌を密着させているの、とっても気持ちいいんだもの。セックスしていない間はずっとこうしていたいと思えるくらい。挿入ったままだから、これもセックスの延長になるのかもしれないけれど。 #twnovels

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「でもさ、どうしたの？　急に愛の告白だなんて」 「はい、えっと、これからが本題、じゃなくて今のが本題であとはおまけかな、で、えっと」 猛くん、話したいことがあるのに整理しきれていないみたい。あたしは猛くんの頭の整理が終わるまで、愛しい顔を見つめて待った。 #twnovels

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「今日ですね、クラスメートから、セフレにしてくれって言われて」 「あら。猛くん、モテるのね。それで、オーケーしたの？」 「いえ、その、その子には昨日告白されて、でもぼくには華純さんがいるから断って、そしたら今日、その子と友達の二人から、セフレにしてって言われて」 #twnovels

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たどたどしいのは、まだ混乱しているから、かな。話も前後しているし。あたしは猛くんの頭を撫でながら、続きを聞いた。 「で、本当にそれでいいのか良く考えてから、もう一度言って、って伝えて保留状態なんだけど、その、それでもセフレに、って言われたら、受けてもいいのかな？」 #twnovels

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「猛くんがその相手を嫌いじゃなければ、受けてもいいと思うよ」 「えっと、華純さんは、それで、いいの？」 「うん。猛くんの一番があたしなら。あ、できれば、後でも先でもいいから、セフレは紹介して欲しいなぁ。一夜を共にするだけの関係なら、別にいいけど」 #twnovels

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「うん、解った。そうする」 大学の友達には猛くん、不評だったけれど、同年代の女の子にはモテるのかな。良かった、誰かに取られなくて。 「でもさ、そんなに気にしてたの？　あたしがセフレを許さないか、とか」 合コンの時は乱交になったし、ついこの間も、スワッピングしたのに。 #twnovels

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「はい、えっと、その」 逡巡する猛くん。 「あ、話しにくいことならいいよ。言わなくても」 「いえ、いつか言おうと思ってたから、今言います。ちょうど良い機会だし。えっとですね」 頭の中を整理するようにしばらく時間を置いてから、猛くんは話し出した。 #twnovels

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「ぼくの実の母と、今の養父、陸男さんの父親ですけど、二人って不倫の関係だったんですよ」 「不倫って、家族に内緒で付き合ってたってこと？　今時珍しいね。パートナー合意の上で、愛人とかセフレとか作ってる人がほとんどなのに」 #twnovels

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「うん。養父が母に本気になっちゃったのか、養母が愛人の存在を許さなかったのか、理由は判らないけど、二人は不倫してて。で、母が交通事故で亡くなった時に瀬山家に引き取られたんだけど、家族に責められる養父を見て、その轍は踏むまい、って思ったから」 #twnovels

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「それで、セフレ作るならあたしに断ってから、って思ったのね」 「うん」 「大丈夫。あたしを一番にしてくれてるなら、セフレでも愛人でも作っていいよ。さっきも言ったけど、できれば紹介してね」 「うん、解った」 「それで、ちょっと聞きにくいことなんだけど」 #twnovels

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「何？」 自分から言ったものの、言い淀んでしまう。けれど、言い始めてしまった以上、中途半端に終わらせたら返って悪い、よね。 「言いにくかったら言う必要ないんだけど、その、猛くんのお父様は？」 今の猛くんの話に、実父は出てこなかった。お父様は不倫を知っていたのだろうか。 #twnovels

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「えっと、父のことは判らなくて。母も、父のことは一言も話さなかったし、それで、ぼく、父を、と言っても父の存在じゃなくて、父親って概念を小学校に上がるまで知らなかったくらいだし」 「そ、うなんだ・・・」 それだけお母様が、徹底して隠していた、と言うことだろうか。 #twnovels

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「瀬山家に引き取られる時に、養父が探してくれたんですけど見つからなくて。そもそも、母の過去も謎に包まれてて。住民票とか戸籍で、中学卒業までは西日本の孤児院にいたことは判ったけど、その後ぼくが母と二人で暮らしていたアパートに引っ越すまでの足取りがまったく掴めないとかで」 #twnovels

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「そうなんだ・・・」 「その、不明の期間に出会ったどこかの男がぼくの遺伝子上の父なんでしょうけど、そういうわけで、ぼく、父を知らないんです。わ、華純さん？」 あたしは無意識のうちに猛くんをしっかりと抱き締めていた。なんでそうしたのかよく解らない。でも、抱き締めたかった。 #twnovels

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「・・・猛くん」 「はい・・・」 「あたしがいるからね」 「え、あ、はい・・・」 「猛くんには、あたしがいるから」 「・・・はい」 あたしは猛くんをしっかりと抱き締めた。猛くんも、あたしの背中に優しく両腕を回してくれた。 #twnovels