【R18】絶倫ペアの情交模様・EP11・同級生の告白

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まとめ 【R18】絶倫ペアの情交模様・EP10・伴侶交換 ※続きは〈小説家になろう〉(ノクターンノベルズ)に移転します。 移転先:絶倫男♂女♀の情交模様 https://novel18.syosetu.com/n9108fw/ 移転のお知らせ:https://togetter.com/li/1436897 ---- 友人からの突然のスワッピングの誘い。華純と猛は、性欲の赴くままに交換した相手から精を吸い取る。 4942 pv 1

 
 

エピソード11・同級生の告白

夢乃 @iamdreamers

♤ ♤ ♤ ♤ ♠︎ ♠︎ ♤ ♤ ♠︎ ♤ #twnovels

2019-07-13 09:04:02
夢乃 @iamdreamers

「鹿古下くん、好きです。付き合ってください」 ぼくに愛を告白してくれる同級生がいるだなんて、一体全体、誰が想像できただろう。中学の間、女の子とは会話すらほとんど無かったって言うのに。いや、つい先日も継姉から告白されたっけ。同級生じゃないけれど。 #twnovels

2019-07-13 09:04:27
夢乃 @iamdreamers

華純さんのマンションで一夜を共にした翌日、そのまま直接登校し、その日の授業を終えて帰ろうとしていたぼくを呼び止めたのは、クラスメートの堰脊 依子(せきせい よりこ)。クラスで、と言うより、学年で一番成績が良い。 #twnovels

2019-07-13 09:04:53
夢乃 @iamdreamers

高校の各所にあるデジタル・サイネージで公表された、中間テスト上位二十位の成績優秀者リストのトップに彼女の名前があった。因みにぼくは、ぎりぎり二十位に滑り込んでいた。・・・いや、それはどうでも良い。 #twnovels

2019-07-13 09:05:28
夢乃 @iamdreamers

性格は大人しめで、他人と話しているところはあまり見ない。中間テストで学年二位だった趾重 津茱萸(あとえ つぐみ)と仲が良さそうだ、と言うことぐらいしか印象がない。その、あまり接点のない堰脊さんに、放課後、人気のない校舎裏に呼び出されて、ぼくは愛を告げられた。 #twnovels

2019-07-13 09:06:01
夢乃 @iamdreamers

正直、華純さんと出会っていなければ、OKしていたと思う。異性として見ていないのは他の女子と同じだけれど、こうしてきちんと向かい合って見れば、スタイルは悪くないし、そこそこ可愛いし、肩に届く黒髪も綺麗だし、華純さんほどでないけれど胸もあるし。 #twnovels

2019-07-13 09:06:30
夢乃 @iamdreamers

成績以外、飛び抜けて目立つところはないけれど、ぼくにとっては望むべくもない相手と言っていいと思う。華純さんがいなければ。そう、いまのぼくには華純さんがいる。それこそ、堰脊さん以上に素敵な女性で、なんでぼくと?と思わなくもないけれど、でも、彼女がいる。 #twnovels

2019-07-13 09:07:08
夢乃 @iamdreamers

だから、悪いとは思ったけれど、ぼくは否定の返事をするしかなかった。 「ごめん、堰脊さんの気持ちは嬉しいけど、ぼく、他に好きな人がいるから、付き合えない」 視線を下に向けていた彼女は、ぼくの返事に反応して顔を上げ、また視線を落とした。 #twnovels

2019-07-13 09:07:35
夢乃 @iamdreamers

「そ、そう。ご、ごめんなさい。迷惑かけて」 「迷惑ってことはないよ」 彼女が涙声になったので、ちょっと慌てる。 「ぼくの方こそ、ごめん、応えてあげられなくて。でも、堰脊さんなら、ぼくなんかよりずっと良い人見つかるよ」 #twnovels

2019-07-13 09:08:09
夢乃 @iamdreamers

言ってから、この台詞は拙かったかな、と後悔した。未来は兎も角、今は彼女にとってぼくが一番“良い人”なのだろうから、そう思われている当人が『もっと良い人がいる』なんて言ったら駄目だよな。でも、他にかける言葉も浮かばなかったし。こういう時、どう慰めればいいんだろう。 #twnovels

2019-07-13 09:08:42
夢乃 @iamdreamers

けれど、ぼくが次にかける言葉を思い付く前に、彼女は頭を上げた。 「ううん、鹿古下くんの都合を考えずに突然こんなこと言ってごめんなさい。ありがとう、正直に言ってくれて」 「ぼくの方こそ、本当にごめん。堰脊さんの気持ちに応えてあげられなくて」 #twnovels

2019-07-13 09:09:12
夢乃 @iamdreamers

「うん、もういいの。じゃ、また明日」 それだけ言い残して、彼女はぼくに背を向けて去って行った。元々大人しい彼女だけれど、いつにも増してその背中が寂しそうに見えたのは、気のせいではないだろう。もしかすると、泣いていたかもしれない。 #twnovels

2019-07-13 09:09:53
夢乃 @iamdreamers

でも、追い掛けたりしたら、それこそ彼女の心の傷を広げることになってしまう。彼女が校舎の傍を曲がって見えなくなってから、ぼくもその場を後にした。 #twnovels

2019-07-13 09:10:21
夢乃 @iamdreamers

♤ ♤ ♤ ♤ ♠︎ ♠︎ ♤ ♠︎ ♠︎ ♤ #twnovels

2019-07-13 09:10:48
夢乃 @iamdreamers

この件はそれで終わりだと思っていた。翌朝、堰脊さんとすれ違った時も、多少のぎこちなさは互いにあったけれど普通に挨拶できたし、その日はそれとなく堰脊さんの様子を窺っていたけれど、普段と特別変わった様子はなかった。 #twnovels

2019-07-13 09:11:18
夢乃 @iamdreamers

尤も、これまで彼女を意識していなかったから、本当に普段通りか、と言われると確信はなかったけれど。少なくとも、ぼくに“フラれた”ことを引き摺っているようには見えなかった。それで、午後の授業が始まる頃には、彼女のことは既に頭の中から消えていた。 #twnovels

2019-07-13 09:11:57
夢乃 @iamdreamers

けれど、それはまだ、終わっていなかった。 #twnovels

2019-07-13 09:12:27
夢乃 @iamdreamers

その日の授業がすべて終わり、帰り支度をしている時のことだった。 「鹿古下って、アンタ?」 突然、乱暴な口調で名前を呼ばれて顔を上げると、見覚えのない女の子がぼくを見下ろしていた。その子の後ろには堰脊さんがいて、不安そう、と言うより、困った表情を浮かべている。 #twnovels

2019-07-13 09:12:56
夢乃 @iamdreamers

いくら人付き合いが悪いといってもクラスメートの顔くらいはもう覚えている。制服の襟に付けられたバッヂは一年のものだから上級生でもない。ということは、別クラスの同期生だろう。 「うん、そうだけど」 何だろう、と思いつつも返事をする。 #twnovels

2019-07-13 09:13:26
夢乃 @iamdreamers

後ろから「天袮ちゃん、もういいから」と小声で言う堰脊さんに「アタシに任せときな」と振り返って答えておいて、改めてぼくを見下ろす。 「ちょっと顔貸しな」 顎をくいっと動かして横柄に言う。着いて来い、ってことだろうな。何なんだろ、一体。 #twnovels

2019-07-13 09:15:32
夢乃 @iamdreamers

ぼくを待たずに教室の出口に向かう、見知らぬ彼女。 「ちょっと、天袮ちゃんってば」 ぼくに済まなそうな顔で頭を下げて彼女を追う堰脊さん。名前を知らない彼女は出口のドアのところで立ち止まるとぼくを振り返り、また顎でぼくを促した。 #twnovels

2019-07-13 09:16:03
夢乃 @iamdreamers

ほんと、何だろな。ぼくは立ち上がって鞄を肩に掛けると、二人を追った。二人は、ぼくの先に立って廊下を歩いて行く。堰脊さんは先立つと言うより彼女の後についている感じだけれど。昇降口で靴を履き替え、さらに着いて行くと、昨日堰脊さんに告白された校舎裏辺りで彼女は止まった。 #twnovels

2019-07-13 09:16:27
夢乃 @iamdreamers

振り返った彼女は鋭い瞳でぼくを睨み付ける。その視線がちょっと怖い。堰脊さんは彼女の隣でおろおろしている。 「アンタ、依子を捨てたんだって?」 唐突に彼女は言い放った。・・・って、はい? 「え、いや、捨てるも何も、付き合ってもないんだけど」 #twnovels

2019-07-13 09:17:00