- Uroak_Miku
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昔『タッカー』という映画がありました。乗用車のビッグ・スリーに抗って理想の乗用車を開発する天才エンジニア・タッカーの夢と挫折の物語。youtu.be/ty93RYkzYQQ
2019-07-26 14:00:21日本のアニメ制作業界は零細企業(どこも資本金1000万円)ぞろいですが、それでも圧力団体的なグループは存在します。日本動画協会。東京国際アニメフェア(現在は改称)の主催者でもあります。
2019-07-26 14:04:27あそこは1997年のポケモン・ショック(ポケモン視聴中に全国で児童がけいれん症状を起こした)を受けて、国と世論への窓口機関として発足したところです。 ちなみに日本アニメーション学会もそうですね。東映アニメ出身の任天堂重役が「学会」の必要性を訴えたのが始まりでした。
2019-07-26 14:07:16詳細は過去に論じたので省略しますが、アニメ制作現場における偽装請負体制を隠蔽するための機関に成り下がっています日動協。
2019-07-26 14:09:45京アニはあそこの会員ではない。偽装請負には断固背を向けて社内ですべてを作り上げる体制を維持してきました。 つまり日動協にすれば「何なんだあそこは?」なのですよ。
2019-07-26 14:11:25日本の自動車業界には「日本自動車工業会」という団体があります。トヨタやホンダなどが加盟しています。 京アニは、いうならば「京都モータース」という独立系自動車メーカーで、「自工会」には距離を置いているようなポジション。
2019-07-26 14:26:34日本は大昔から「なになにの誰それ」の名刺でまわっている。風の谷のなんとかとかダヴィンチ村のレオナルドとかではなくて。だから「シューショク」は実際は「就社」のこと。英語でいう「職を得る」という概念が薄い。
2019-07-26 14:32:02AKB的な女子アイドル文化は、往年のヤンキー文化とおたく文化のハイブリッドだとする論があります。かつて「根暗」とかいわれていた時代にはアングラだったおたく的感性が、今では味の素と同じくらい大衆化しています。
2019-07-26 14:35:40昨日の朝刊で見かけた大衆週刊誌の広告、トップはやはり京アニテロの犯人ねた。ファンたちがツイッターやSNS上であまり犯人の精神疾患(と思われる言動)ぶりを攻撃しないのは、そういうテーマを無意識に排除したがっているからかな。しかし週刊誌は容赦しないのだ。
2019-07-26 14:40:19ただ大衆化といっても、感性の大衆化であって、拡散化と呼ぶべきなのかな。「ウマミ」(味の素の基本)はおいしい料理の基本だけど世界に広く知れ渡ったとは今でもいいがたいように。
2019-07-26 14:44:03「辛み」という味は実は存在しない。あれの正体は「熱み」。試しにトウガラシをばりばり齧ってみた後に熱いお茶を口に含んでみてください、辛みは流れ去るどころかもっとひどくなる。 水であれば「熱み」が冷まされるのですが。
2019-07-26 14:46:31おたく的感性もそう。体感と実際が違うので、言語化しにくい。京アニテロが世界的ニュースになった一方で「キョーアニってなんだべ?」な反応のほうがずっと大きかったのも、「ウマミ」は料理の世界で広まっても認知度はまだまだな現状に似ている。
2019-07-26 14:49:43私たちがさっとイメージできるのは「〇〇料理」。味覚という抽象的なものはなかなか理解できない。何か色彩を見て「赤30%、緑15%、明度66%、彩度44%」とかさっと分析できるひとは少ないように。
2019-07-26 14:51:53この乖離が大きいぶん「これはもはや放火でも殺人でもない、テロだ!」等の分かりやすい事件解釈があっという間に定着した。 間違ってはいない。しかし分かりやすさの裏で、真のテーマが隠蔽されていく様が、私の目にはくっきり映っている。
2019-07-26 14:57:48SNS全盛の今、社会的事件を語る(叩く)際に私たちは「弱者」をイメージする。そして「そんなことをいったら〇〇はどうなるのだ?」と相手に切りかかる。この刃は自分自身にも返ってくるので、自然と物言いが慎重になる。
2019-07-26 15:00:48世界で虐殺(戦争は別枠)が減っていったのと、紙メディアの普及は同じ時代の子だったという。うろ覚えですが。メディア情報を介して異人への感情移入心が刺激され、前ほど「やっちまえ!」と言いにくくなったのです。
2019-07-26 15:03:39SNSそれにツイッターの世界的普及は、どんな風に私たちの「良心」を変えていったのか? 京アニテロは、その分析研究のためのよきサンプルであります。
2019-07-26 15:04:50論がまた蛇行を始めているので戻します。京アニ社長が「真っ暗闇のなかに今、私たちはいます」という意のメッセージを先日公にしていましたが、彼のいう「暗闇」は、皆さんが思い浮かべるものとはたぶん違うものです。
2019-07-26 15:07:51かつてカントは空間をテーマに哲学的思弁を行った。何もない場を「空間」と呼んだ。しかし重力理論の進化とともに「空間」には「歪み」があることがわかり、カント空間論は良くも悪くも古典の棚に移された。
2019-07-26 15:10:28「歪み」とはすなわち重力。重力は巨大な質量から生まれる。ブラックホールももとは質量から生まれたエネルギー体。私は今、歪みを生み出している巨大質量(とエネルギー)体を順に確認中。
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