昨日発生していたサイトログインできない不具合は修正されております(詳細はこちら)

『“環境問題のウソ”のウソ』に先見性はあったのか、なぜ話題にならなかったのか考えた日記

ただの読書感想文を書いた日記です。内容に間違いがあった場合は訂正し謝罪しますので、ご指摘ください。
6
前へ 1 2 3 ・・ 6 次へ
いちのせやよい @iciinoseyayoi

山本弘が自分の本をアピールしたいのであれば、先進国が輸出するペットボトルを含む廃プラスチックを途上国が喜んで受け入れているというニュース記事を伝えて、武田邦彦の言ってることはデマだったでしょと証明すればいいだけの話だったのである。 それなのに実際は何をしていただろうか。

2019-08-05 11:02:59
山本弘 『BIS ビブリオバトル部』 @hirorin0015

@hirorin0015 〈極端な話、ものすごく醜い顔の人間が選挙に立候補して、野暮ったいファッションで立派な演説をしたとしても、いったい聴衆の何割ぐらいが票を入れるかってことだ。選挙民の多くは、中身が空っぽでも、顔がいい候補者の方を信頼するんじゃないだろうか」〉

2016-06-12 11:08:45
山本弘 『BIS ビブリオバトル部』 @hirorin0015

@hirorin0015 『翼を持つ少女』の中で部長にこう言わせたのは、この時の苦い体験があったからなんだよな。

2016-06-12 11:10:04
山本弘 『BIS ビブリオバトル部』 @hirorin0015

@hirorin0015 〈「それは差別意識でしょ」 「確かにな。だが、そうした間違った選択をしてしまうのが、人間の本能的な性質であることは否定できない。言葉よりも見た目で。統計や論理よりも雰囲気で〉

2016-06-12 11:11:41
山本弘 『BIS ビブリオバトル部』 @hirorin0015

@hirorin0015 〈俺はテレビで人気のあるコメンテーターの顔を何人か思い浮かべた。確かに、部長の言うような不愉快な法則はあるように思う。前に明日香先輩が紹介したマンガに出てきた、デマ怪人のように。〉

2016-06-12 11:12:50
山本弘 『BIS ビブリオバトル部』 @hirorin0015

@hirorin0015 言うまでもないけど、「明日香先輩が紹介したマンガ」っていうのはこれのことね。amazon.co.jp/dp/4253230822/ pic.twitter.com/iPmRCA0Jn3

2016-06-12 11:15:54
拡大
山本弘 『BIS ビブリオバトル部』 @hirorin0015

@hirorin0015 「ツラの皮が尋常じゃないくらいブ厚くできてるのよっ!!!」というギャグには大笑いしました。はい。

2016-06-12 11:19:30
いちのせやよい @iciinoseyayoi

ペットボトルリサイクルについての言葉や統計論理ではなく、相手を笑いものにしたり自分の小説でこう書いてやったというような実体験をアレンジして小説にしたというような話をしてウケると思ったのだろうか。

2019-08-05 11:03:37
いちのせやよい @iciinoseyayoi

こんなことをやっている著者の本『“環境問題のウソ”のウソ』という本がリサイクル推進派にウケるのかという話である。おそらく大半の人は山本弘の顔や雰囲気で判断したのではない。その言葉をきちんと読んだ上で判断したのである。

2019-08-05 11:03:54

山本弘「“環境問題のウソ”のウソ」
P77
とりあえず茶系飲料の消費は減らすべきだと思う。ペットボトルの41パーセントを占める茶系飲料が、ペットボトルのごみを増やしている主な原因だからだ。
冷たいお茶が飲みたいなら、家で作って、ピッチャーか使い終わったペットボトルに入れ、冷蔵庫で冷やしておけばいい(我が家ではずっと前からそうしている)。最近は水出しのティーバッグなんてものもあるので、それを使えばガス代さえかからない。
自販機でお茶を買うのは、外出先でのどが渇いた時に限るべきだろう。それもリサイクル効率の高いアルミ缶の方を選ぶべきだ。

P191
どうしてもペットボトル飲料を飲みたい場合、飲み終えたボトルは必ず分別回収に出すこと。できれば事業系回収ではなく、自治体の回収に出すのが望ましい。自治体ルートは事業系ルートに比べて海外に流れにくいので、国内のリサイクル業者は助かる。また、キャップとラベルは取り、中身を洗って捨てる。多くの消費者がそれを心がければ、収率はかなり上がる。
帰りの新幹線の中で、車内販売でペットボトルのお茶を買って飲んだ。
新大阪に着いた時、完全に飲みきり、キャップとボトルを取って、ホームにあった「ビン、ペットボトル」と書かれたゴミ箱に捨てた。また元のボトルか、あるいはぬいぐるみにでも再生されて、手元に戻ってくることを願って。

いちのせやよい @iciinoseyayoi

なんか素晴らしいこと書いてあるけど、最終的にリサイクル取材の帰りに買ったペットボトルを駅の事業系回収ごみに出すの?、と誰もがツッコムところである。 こういう事を書いてる素人の本をわざわざ買ってまで読むかという話である。

2019-08-05 11:04:49
いちのせやよい @iciinoseyayoi

家からお茶持って行けよとかアルミ缶のお茶買わないのかよなんて私は言わない。リサイクル取材の行きに出たゴミなら荷物になるから家に持ち帰れないというなら100歩譲ってもいい。

2019-08-05 11:05:30
いちのせやよい @iciinoseyayoi

でもさ、帰りに出たペットボトルぐらいは持ち帰ってよ。もう100万歩譲って普段はペットボトルなんて分別してなくてもいい。でも、せめてこの本の中でとる行動ぐらいは自分が書いた行動をとってよ。 環境問題に関心があってリサイクル推進について考えたい人にこういう本がウケのかという話である。

2019-08-05 11:06:05
いちのせやよい @iciinoseyayoi

なぜ多くの人がこの本を武田邦彦批判がしたいがための本だと嫌悪感を持ったのか。それはこうした本だからである。それを「武田信者から攻撃」としか理解出来ないからこその結果である。

2019-08-05 11:06:26
いちのせやよい @iciinoseyayoi

誤解されないようにもう一度言うが、山本弘武田邦彦どちらが正しいかなどという話はしない。 山本弘だって武田邦彦だって正しいこともあれば間違うこともあるのである。

2019-08-05 11:06:38

山本弘「“環境問題のウソ”のウソ」

P101
近年、ネットや出版物で「朝日新聞悪玉論」みたいなものが安易に流行しているのが気になる。もちろん、間違った記事や偏向した記事を載せたら批判されなければならない。だが、最近の風潮はそうではない。単に朝日新聞を笑いものにして楽しんでいたり、日本をダメにした諸悪の根源であるかのように吹聴したりするものが多い。中略
何かを批判する時、イデオロギーがどうこうというのは二の次である。事実か事実でないか、正しいか正しくないかが問題なのだ。たとえ朝日新聞が思想的に偏向していたとしても、事実でないことを根拠に批判するのは間違いである。

いちのせやよい @iciinoseyayoi

実にすばらしい言葉である。このような考え方について間違いだという人はいまい。 「朝日」という文字を「山本弘」「武田邦彦」に置き換えれば分かりやすいだろう。 このようにこの本にだって正しいことは書いてあるのである。

2019-08-05 11:07:03
リンク kokorohaitsumo15sai.la.coocan.jp 山本弘のSF秘密基地 2 users 4

山本弘
●二分法
 相手の考えを悪魔の説だと決めつけ、自説の正しさを訴える手法。
 これもネットでよく見かけるなあ。「あいつはウヨクだから」「サヨクだから」「○○信者」「××シンパ」などとレッテルを貼り、それを根拠に相手の主張を全否定する奴。
 言うまでもなく、その人間の思想信条がどうだろうと、それだけでは主張が間違っていることにはならないし、ましてや、自分が正しいという根拠にもならないんだけどね。

いちのせやよい @iciinoseyayoi

一般論ではあるが「武田信者」「柳田信者」「小林信者」「サイコパス」「僕のストーカー」… こういうレッテルを貼り、それを根拠に相手を全否定する奴。確かにネットでよく見かけるなぁ。 と思う人もいるだろう。こうしたやり方は間違っているという山本弘の言葉は実に正しい。

2019-08-05 11:07:42
いちのせやよい @iciinoseyayoi

さて、ここからは長々とつまらない引用と解説をしていく。都合よく部分的に切り取っただけだという両者からの批判を防ぐためである。

2019-08-05 11:08:19
いちのせやよい @iciinoseyayoi

先ほど引用した山本弘「“環境問題のウソ”のウソ」P29からP30を全文きちんと示す。 分かりにくいが、最初に山本弘による武田氏の著書の引用があり、その後の批判が山本弘のものである。

2019-08-05 11:08:42

環境問題うそのうそ 山本弘
P29P30

使用済みペットボトルの引き取りに関し、これまで自治体は処理業者に費用を支払ってきたが、最近では処理業者がペットボトルを有価・有償で引き取るケースも増えてきたという。これは、中国でリサイクル資源としてペットボトルを含む廃プラスチックの需要が高まっていることを受け、日本からの輸出が増加している事情が背景にある。
しかし、国際的に環境問題が浮上してから、常に議論されてきたのは「先進国のごみ(廃棄物)を発展途上国に押し付けない」という原則をいかに守るかということだった。
有害物を含む廃棄物を国境を越えて移動させることを規制した「バーゼル条約」もその一つで、国単位で「資源を使う国、ゴミを回収する国」に分けるという考え方は「環境」という概念にそぐわないと考えられたのである。
だから、たとえ有償でもペットボトルを外国に出すのは日本の国際的信用を落とすだけである。さらにこの問題は、「人が集めてくれれば、商売になる」という構造を具現化している。つまり、ペットボトルは膨大な税金を使って集められている。それをいわば低価格で横取りする。さらに国際的な約束に反して外国に出すのだから二重の倫理違反である。
             ――『環ウソ』63ページ

これはペットボトルリサイクルについて論じた第1章の最後のくだりである。まるでついでのように、たった1ページふれられているだけで、輸出量がどれぐらいなのかさえ具体的に書かれていない。これではペットボトルの海外流出量がどれほど重大な問題なのか、読者にはピンと来ないのではあるまいか。
僕が資料を調べていくうちに分かったのは、この資源ごみの大量海外流出こそ、現在の日本のリサイクル業界が直面している最も大きな問題だということだ。それは断じて1ページで済ませていい問題ではない!
なお、武田教授がバーゼル条約を持ち出すのは、はっきり言って見当違いである。バーゼル条約はあくまで有害廃棄物の移動を制限するものであり、ペットボトルはそれに該当しないのだ。経済産業省のホームページでも、廃プラスチック(PVCを除く)、鉄くず、繊維くず、ゴムくずは、「原則規制対象外」に分類されている。当たり前だ。有害廃棄物がそんなに大量に輸出されていたら、とっくに大問題になっている。

いちのせやよい @iciinoseyayoi

武田邦彦の文章をもう一度読み直してほしい。武田邦彦が言っているのはバーゼル条約でペットボトルが規制されているいないというような話ではない。バーゼル条約が生まれた国際的な環境問題に対する考え方・背景であり、向こうが買ってるんだ、輸出なんだという理屈は通らないよという話である。

2019-08-05 11:09:11
いちのせやよい @iciinoseyayoi

国際的な環境問題の考えとして先進国のごみを発展途上国に押し付けないという原則があり、そういう概念で生まれた条約のひとつにバーゼル条約というものがある。

2019-08-05 11:09:39
前へ 1 2 3 ・・ 6 次へ