SHIMANO GRX Di2STIレバーのインプレッション(ST-RX815)
シマノのグラベル向けコンポーネントGRXのDi2STIを購入してみました。
↓シマノ(SHIMANO) ST-RX815 (Di2) 左右レバーセット 2x11S ハイドローリック ISTRX815PA1
用途はグラベルではなく、ロード用なのですが、私は手が小さく、メインがブラケットポジションでなおかつブラケットをほぼ水平にセットするという使い方をしていました。
このセッティングをやろうとすると
1:ブレーキレバーをハンドル側に近づけることが出来なくてはならない
2:ブレーキレバーのピボット位置がブラケットから近くなければならない
の二点が重要な条件となります。
非Di2のSTIであるST-RS505が今までで一番楽なポジションを出せていました。
次点はST-6870のブレーキレバー調整ねじを長いものに交換して無理やりブレーキレバーをハンドルに近づけていたセッティングです。
油圧Di2のST-8070を最近購入して使用していたのですが、
非常に残念なことに上記の二点に合致していないため、ポジションが出せずに困っていました。
2019年6月にシマノがGRXを発表して非Di2のラインナップはすぐにデリバリー開始となりましたが、Di2のラインナップは9月発売予定ということで、とりあえず予約を入れて待っていたところ、8月30日に着弾~
もともとのST-8070+BR-RS785+FD6870+RD8050GSの構成からSTIだけST-RX815に変更しました。
ブレーキホースは標準で付属したBH90を使用しています。
以下、取り付けとインプレッション等々。
ST-GX815、公称373gに対して実測383g(バンド込み) pic.twitter.com/azrmg5ev6O
2019-08-30 09:28:20GRX ST-GX815はブラケット頂点部の内側にスイッチが増設されているため、このスイッチをリアシフトup/downで設定すると、ブラケットポジションを取る限りはブレーキレバーのスイッチにほとんど触らなくても良くなる。
2019-08-31 09:51:40ただし、ブラケットポジションにかなり特化したデザインをしているため、ショートドロップのハンドルじゃないと下ハンポジションでレバー長さが足らないと感じると思われ。
2019-08-31 09:53:45ブラケットほぼ水平にセット。 ハンドルはdixnaのj-fitモンローFZ(リーチ62mm/ドロップ115mm) pic.twitter.com/tRmq25ol1N
2019-08-31 10:05:44GRX油圧Di2のSTIレバー・ST-RX815で注意しないとアカンのは、油圧Di2の例に漏れずスプリンタースイッチの回路を内蔵していないのでスプリンタースイッチ的なものが欲しい場合は SW-R9150を使う必要があることと、STIのe-tube接続が二つなのでSTIだけで増設できるスイッチは一つ。
2019-08-31 10:09:22レースにガンガン出るよって人と下ハンがメインだよって人はDURA ACEやULTEGRAのSTIを使えばいいし、ブラケットポジションでリラックスして乗りたいよって人はGRXを使うって選択肢が増えたのは単純にうれしいですね。
2019-08-31 10:13:13肝心のブレーキレバーの調整幅
今回、購入を決意したことの一つに、「RX815はブレーキリーチ調整幅がRS505と同じくらいある」ってのを事前にシマノに問い合わせして確認していたんだけど、それをチェックしてみる。
2019-08-31 10:30:59最小/最小と最大/最大の調整幅は実測で17mmくらいあるのでRX815のブレーキ調整幅はRS505と同等と言っていいでしょう。(ブレーキリーチ調整が約12mm、遊び調整が約5mm)
2019-08-31 10:37:35参考:ST-RS505の場合
ブレーキレバーのピボット位置がブラケット上面よりも上にあるため、画像のセッティングだとブラケットポジションからのブレーキは指一本でできます。