池戸万作氏とMMT(er)の齟齬を確認する

池戸万作氏は経済論議に際して度々MMTを援用しているかのように主張していますが、彼の経済主張は根本的にMMTとは相容れないものとなっています。 (※関連して、池戸氏以外との方との議論も一部含めております)
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池戸万作@政治経済評論家 @mansaku_ikedo

信用貨幣論において、租税貨幣論は「必要条件」だと考える望月さんに対して、信用貨幣論は正しいが、租税貨幣論はその「十分条件」にしか過ぎないので、租税貨幣論が無くなっても、信用貨幣論は成り立ち得ると考えるのが私ですね。その点は意見の相違かと思います。 twitter.com/motidukinoyoru…

2020-09-02 02:16:33
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@mansaku_ikedo 信用貨幣論を抜いてしまうと、「誰かの黒字は誰かの赤字」という話も、「財政黒字はバブルを示唆する危険信号」という話も、それどころか商業銀行における信用創造についてさえ、議論することは出来ないのですが、池戸さんの中で一体MMTがどう利用可能なのか、大変不思議に思います。

2020-09-01 14:38:59
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@mansaku_ikedo 信用貨幣論というのは、貨幣が信用(credit)として価値を持つという理解です。当然、バランスシート上、逆側から見ればこれは負債として貨幣が発行されるということと同義です。 twitter.com/mansaku_ikedo/…

2020-09-02 07:03:48
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@mansaku_ikedo 例えば、銀行預金の場合は、銀行による履行義務ゆえに、銀行負債(非金融部門から見れば債権)として機能することで、貨幣たりうる。 当然これはCurrencyに対しても言えなくてはなりません。 fiat currencyにおいていかなる負債性があるかといえば、形態上、徴税権との相殺に他ならないでしょう。

2020-09-02 07:05:44
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@mansaku_ikedo もしfiat currencyの価値の源泉を、徴税権との相殺に求めないのであれば、信用貨幣論の枠内にcurrencyを含めることが出来なくなるのではないでしょうか。 負債としての償還プロセスが不在となってしまうのですから。故に、信用貨幣論を認めつつ租税貨幣論を認めない立場は、非常に苦しいものです。

2020-09-02 07:08:48
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