産油国の無税国家説批判、租税貨幣論・表券主義の構造、アイリッシュ・パブの小切手、明銭・宋銭の流通について

貨幣論まわりの雑駁な議論のまとめ
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池戸万作 @mansaku_ikedo

産油国は無税国家です。そういう国は、国営の輸入品業者で、生活必需品を買えることが、貨幣価値の担保になっているそうです。 twitter.com/ALAP_1984/stat…

2020-04-11 00:50:51
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@KumaX_jp @mansaku_ikedo @ALAP_1984 この「産油国の無税国家説」については、拙著 shuwasystem.co.jp/book/978479806… にて徹底的に批判しています。 掻い摘んでポイントを述べると、 租税貨幣論、表券主義の基本は「国家による受領が貨幣を貨幣たらしめる」ことにあり、それは狭義の租税に限定されるわけではありません。 twitter.com/mansaku_ikedo/…

2020-04-11 11:10:30
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@KumaX_jp @mansaku_ikedo @ALAP_1984 例えば、サウジアラビアは、2019年にVATが導入されるまで、一部の税を除きほぼ無税に近かったですが、その一方で石油会社サウジアラムコを筆頭に、国内の大企業を軒並み保有しており、その営業収入が「広義の徴税」として機能しています。twitter.com/motidukinoyoru…

2020-04-11 11:12:04
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@KumaX_jp @mansaku_ikedo @ALAP_1984 租税貨幣論、表券主義の本質は、「国家による受領が貨幣を貨幣たらしめる」というところにあるため、その受領方法がオーソドックスな徴税であっても、社会保険料であっても、或いは公的投資の利子収入であっても、はてまた公的企業の営業収入であっても、本質的に同じこと。 twitter.com/motidukinoyoru…

2020-04-11 11:14:40
レイ_0212 @Ray_0212

@motidukinoyoru @KumaX_jp @mansaku_ikedo @ALAP_1984 MMTでは「国家が租税の支払い手段として定めていることは、貨幣の十分条件であって、必要条件ではない」という見解もありますので、ここの議論になぜ拘泥するのか、よくわかりません。 一定の条件では、無税国家(それに近い状態)もありうる、ということでよいのではと思うのですが。。。

2020-04-11 11:56:35
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@Ray_0212 @KumaX_jp @mansaku_ikedo @ALAP_1984 ①MMTでは通常、ある通貨のヒエラルキー構築において、表券主義的構造を『必要十分条件』と見なすと思います。 ②”上記をさておくとしても”、やはり「産油国の無税国家説」を表券主義・租税貨幣論への反証として用いることは端的に不当です(理由は既述した通り)。 twitter.com/Ray_0212/statu…

2020-04-11 12:00:48
レイ_0212 @Ray_0212

@motidukinoyoru @KumaX_jp @mansaku_ikedo @ALAP_1984 「MMTでは通常、ある通貨のヒエラルキー構築において、表券主義的構造を『必要十分条件』と見なすと思います」 すみません、この「表券主義的構造」と「租税貨幣論」の関連が理解できません。こちらも既述でしょうか?

2020-04-11 12:29:02
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@Ray_0212 @KumaX_jp @mansaku_ikedo @ALAP_1984 MMTは、フリードリッヒ・クナップの表券主義(Chartalism)をベースにして租税貨幣論(Tax-Driven Monetary View)を構築しており、このためMMTは『新表券主義(Neo-Chartalism)』と呼称されることもあります。 twitter.com/Ray_0212/statu…

2020-04-11 12:36:08
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@Ray_0212 @KumaX_jp @mansaku_ikedo @ALAP_1984 表券主義はクナップの原著にも述べられているように、貨幣の流通性の根拠を国家による受領に求めるとする議論で、この点については英語版の表券主義(Chartalism)のWiki がよくまとまっている en.wikipedia.org/wiki/Chartalism と思います。

2020-04-11 12:39:21
池戸万作 @mansaku_ikedo

租税貨幣論者の「広義の徴税」は、結局、何にでもそう言い張れてしまうので、詭弁だと私は感じます。もしくは、「租税」という言い回しが適切ではないので、「国家受領貨幣論」としたら良いと思います。 twitter.com/motidukinoyoru…

2020-04-11 16:29:21
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@mansaku_ikedo 「国家に対する支払いが貨幣を駆動する」という構造が本質であって、それが徴税なのか、社会保険料なのか、利払いなのか、はてまた営業利益なのか、という経路の違いは本質ではないということです。 どうしてもTaxという言葉が嫌いなら、表券主義としても良いでしょうが、 twitter.com/mansaku_ikedo/…

2020-04-11 16:37:40
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@mansaku_ikedo 何にせよ、「国家に対する支払い」(裏を返せば、国民に対する”請求”)が本質であることに変わりはないので、租税貨幣論という表現自体に拒否を示すのは、税(tax)という言葉に対する無為なアレルギー反応に過ぎないように私には思われます。 twitter.com/motidukinoyoru…

2020-04-11 16:40:33
池戸万作 @mansaku_ikedo

Taxという言葉が嫌いというよりは、適切な言葉ではないように私は思えます。これは感覚の問題なので、論破は出来ないですよ。 twitter.com/motidukinoyoru…

2020-04-11 16:45:36
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@mansaku_ikedo 「税」をどう捉えるか次第でもありますが、『国民に対する強制力のある請求』とするならば、徴税であっても、社会保険料であっても、公的投融資に対する利払い請求であっても、基幹物資供給や国家規模の事業を掌握した上での営業収入であっても、強制的な請求という構造は変わらないです。

2020-04-11 16:48:57
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@mansaku_ikedo 税という言葉への拒否を完徹するというのであれば、それを辞めさせる権利を私は持ちませんが、それはそれとしても、通貨制度は本質的に、上述したような「国家の、国民に対する強制力を伴う請求」(強制性を伴う国民の支払義務)に基礎付けられていることは押さえてほしい。 twitter.com/motidukinoyoru…

2020-04-11 16:52:15
optima @pontagon12

@motidukinoyoru @mansaku_ikedo 租税貨幣論は、租税の裏付けをあまりに絶対視している。 アイルランドの銀行閉鎖時にパブを中心に流通したという信用貨幣は明らかに租税の裏付けがなく、準備預金に根差してもいないが、問題なく流通した。 国家による流通の強制がない通貨は現に存在する。

2020-04-11 20:50:36
レイ_0212 @Ray_0212

@motidukinoyoru @KumaX_jp @mansaku_ikedo @ALAP_1984 少し角度を変えての疑問になります。 多くの国ではその国の通貨で賃金を支払うことを法律で強制しています。これも、政府・中央銀行発行の通貨を広く流通させる働きを有しており、租税を特別扱いすることに本質的な意義を感じないのですが、いかがでしょう?

2020-04-12 02:56:21
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@pontagon12 @mansaku_ikedo アイルランド銀行閉鎖においてアイリッシュ・パブで流通した小切手は、あくまで銀行機能が回復した後々に、銀行預金で決済されることが前提で発行されたものでした。 この意味で、通貨>銀行貨幣>その他負債という金融ヒエラルキー構造から逸脱したものではありません。 twitter.com/pontagon12/sta…

2020-04-12 10:05:45
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@pontagon12 @mansaku_ikedo 似た構図のものとしては、「通貨はいかなる意味で政府負債なのか」 ameblo.jp/nakedcds/entry… で取り上げたソマリアシリングがあります。 ソマリアシリングは、ソマリア内戦の中でも(大部分はドル化しましたが)限定的な流通性を持ち、新政府樹立の期待が高まるにつれて流通性が回復していきました。

2020-04-12 10:18:26
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@pontagon12 @mansaku_ikedo ソマリアシリングの事例は「政府・税制なき通貨の流通」と誤認されがちですが、それは全く逆です。 歴史的経緯が示唆するのは、ソマリアシリングの流通性がソマリア政府の”復旧”への期待に基礎付けられており、実際に復興期待の高まりが流通性の回復と同期していたことです。 twitter.com/motidukinoyoru…

2020-04-12 10:21:15
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@Ray_0212 @KumaX_jp @mansaku_ikedo @ALAP_1984 通貨による支払いは原則に過ぎず、実際、多くの人々は(通貨[現金]ではなく)銀行預金での支払いに労使間で同意しているものと思います。(参考:rosei.jp/jinjour/articl…) 労働組合と同意が取れさえすれば、現物支給すら可能です。 ストックオプションも実態的には給与もどきとして機能してますし。

2020-04-12 10:26:05
optima @pontagon12

@motidukinoyoru @mansaku_ikedo 明が滅亡した後に日本国内で流通していた永楽通宝にも明の復旧の期待があったんですか?

2020-04-12 12:11:05
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@pontagon12 @mansaku_ikedo 永楽通宝は、関東などの諸地域において、納税手段および納税単位として利用されており ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B8… 、これが流通を基礎付けたものと思われます。 永楽通宝単位での税制度のことは、特に永高制 ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B8… と呼ばれたようです。

2020-04-12 14:03:29
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@pontagon12 @mansaku_ikedo 通貨流通において重要なのは発行ではなく、受領である……というのは、この永楽通宝のケースを見ても、また先述したマリア・テレジア銀貨のケースにおいても、共通して見られる本質的なポイントとなっています。 twitter.com/motidukinoyoru…

2020-04-12 14:04:59
optima @pontagon12

@motidukinoyoru @mansaku_ikedo では宋銭はどうか。 ja.wikipedia.org/wiki/宋銭 明代に入ってからも、明銭よりも好まれたとも。ローマ貨など他にも類例あり。 歴史的には貨幣が広く流通してから貨幣で納税するようになったのであって逆ではないです。早くとも18世紀までは納税は主に現物であり、貨幣納税は例外に属した。

2020-04-12 15:04:09
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