正しくTogetter / min.tにログインできない不具合が発生中です。X側の修正をお待ちください(詳細はこちら)

尾上先生の勉強風景 (30)

自分用
1
前へ 1 ・・ 4 5 7 次へ
尾上正人 @9w9w9w92

「ブタは、イヌ同様、少なくとも部分的には自己家畜化されている。というのは、ブタは原始のヒトが出した糞便やゴミに関心を示すからだ。もう1つのゴミあさり者であるニワトリも、同じやり方で家畜化されたのかもしれない」p.48.

2019-08-29 13:31:46
尾上正人 @9w9w9w92

ハチ社会において、タンパク質を要する成長途上の幼虫が働きバチから肉だんごを受け取る一方で、もはやタンパク質は必要でないが飛び回るために糖質の必要な働きバチは幼虫の頭を叩いて唾液腺から糖分を受け取っているという「交換」の話。pp.49-50. 全てのハチ(wasp)で行われてるわけではなかろう

2019-08-29 14:54:41
尾上正人 @9w9w9w92

「テナガザルは、寝るために樹木に巣を作らない唯一の類人猿である」p.56.

2019-08-29 15:25:44
尾上正人 @9w9w9w92

[ニシ]ローランドゴリラの学名は、Gorilla gorilla gorilla(笑)p.67.

2019-08-29 16:28:17
尾上正人 @9w9w9w92

「涙腺はあるのだが、解剖学的特質と分泌量が少ないことにより、ゴリラは涙を流さない。ゴリラがその最終的な絶滅のために泣くことさえできないのは皮肉だ」p.68.

2019-08-29 16:36:10
尾上正人 @9w9w9w92

「二足歩行の恐竜が——草食竜も、また特に肉食竜も——四足歩行の恐竜よりも[体に対して]相対的に大きな脳を持っていたのは興味深い」p.72.

2019-08-30 10:14:18
尾上正人 @9w9w9w92

ヒトの最も目立つ身体的特徴は二足歩行だと見たのは、アナクサゴラス。p.73.

2019-08-30 10:26:44
尾上正人 @9w9w9w92

類人猿で性的二型が最も縮小しているテナガザルでは、動物園でも妊娠に気づかれにくい。p.75.

2019-08-30 10:44:28
尾上正人 @9w9w9w92

動物のあるグルーブの中のより小さい種は、同じグループのより大きい種よりも、脳の体重比が大きいという法則…ネズミ1:28に対してクジラ1:40000、小鳴禽類1:27に対してダチョウ1:800。「あたかも…脳には、もう減らせない最低の絶対量があるかのようだ」p.75. これも聞いたことない法則だなあ

2019-08-30 10:52:52
尾上正人 @9w9w9w92

(承前)この理論上はヒトは1:300で、大きなイヌの1:250と、成体ヒツジの1:350の間になければならないところだが、実際は1:40[つまり体が重い割に脳の比重が非常に大きい]。オランウータンのメスは1:112、オスは1:157、ゴリラのメスは1:150、オスは1:200。p.75.

2019-08-30 11:04:46
尾上正人 @9w9w9w92

「哺乳類の中でヒトは、脳に対して最も小さい脊髄を持っている」p.77.

2019-08-30 11:28:22
尾上正人 @9w9w9w92

「アナクサゴラスは、ヒトは手があるので脳を持っていると主張したが、アリストテレスは、ヒトは脳があるので手を持っていると論じた」p.82. 現代の人類学者はアナクサゴラスの方に分があると考えがちだが、著者は卵ニワトリ問題だと…手と脳は相互に影響し合い、これらと目が現実との接触を高めた。87

2019-08-30 14:06:21
尾上正人 @9w9w9w92

「ヒトの手は、全ての適応を終わらせるための適応である。すなわち、<解放された手はヒトを、他の全ての有機的進化から解放した>。ヒトとともに、遺伝的進化と有機的実験は終わったのである」pp.89-90. 言わんとすることはわかるが極論すぐる…

2019-08-30 14:42:53
尾上正人 @9w9w9w92

「ヒトの手とともに、身体適応による古いスタイルの進化は廃れる。…ヒトの進化は…自身の身体の外部の物体を用いた<自家移植的(autoplastic)>な実験を通じたものであり、自分の手・脳・目の産物のみに関わり、自分の身体そのものには関わらないのである」p.90.

2019-08-30 14:50:25
尾上正人 @9w9w9w92

「意義深いのは、ヒトの新しい種類の進化が遺伝から自由であることだけではない。その飛び抜けたスピードもまた、考慮しなければならない。…ヒトはわずか数世紀で潜水艦を夢から現実へと進化させ、しかも身体的特殊化においていかなる遺伝的代償も払わなかった」p.91. 近年の文化進化論と重なる論点

2019-08-30 14:58:01
尾上正人 @9w9w9w92

「真の進化的単位は今や、ヒトの単なる身体ではない。それは『手による操作の下にある全ての身体外的物質とともにある全人類の脳』である」p.91. マット・リドレーやジョゼフ・ヘンリックが強調する「集合脳」かの

2019-08-30 15:06:48
尾上正人 @9w9w9w92

「ヒトは、特殊化を通じて生物学的切断患者になる代わりに、あらゆる種類の人口装具を手足に取り付けたのだ。この<人口装具による進化>は、ヒトに特異的なものであり、繁殖の、また後戻りのない盲目的路地(alley)への遺伝的変異の、遅さから特異的に解放されている」p91-2 今日的に表現が不穏当だが

2019-08-30 15:29:49
尾上正人 @9w9w9w92

「この新しい種類の進化はさらに、もう1つの生物学的基準たる適応放散の著しい適用不可能性の点でネガティヴなものとなった。ヒト自身は、いかなる大きな、また意義深いやり方においても、身体的に進化することをやめてしまった。…<ヒトは、適応放散を全く経験しないで成功した唯一の動物である>」92

2019-08-30 15:43:10
尾上正人 @9w9w9w92

「ホモ・サピエンスの垂直化[直立歩行?]は、少なくとも類人猿の生息地の著しい変化であるが…ホモ・サピエンスはなおもたった1つの種として生存している!…尋常でないのは、ヒトの人種的違いが正確な意味での<放散>適応でもなければ、人種的な<適応>ですらないということだ」p.92.

2019-08-30 15:50:59
尾上正人 @9w9w9w92

「ヒトが遺伝的にごちゃ混ぜになり地理的に動き回ったことで、分岐した動物種の出現に必要な遺伝的・地理的孤立が妨げられた」p.93. 今でも基本的に正しい認識だと思う

2019-08-30 15:56:01
尾上正人 @9w9w9w92

「[E.A.]フートンは、ヒトの生物学における主要な人種形成段階は、更新世の終わるおよそ15000~20000年前に終わったと考えている」p.93. 今の進化心理学の想定に似ている

2019-08-30 16:01:00
尾上正人 @9w9w9w92

「ホモ・サピエンスの集団間交配が持続的でますます増加したために、ヒトの一人種で起きるいかなる『適応的』変異も、種全体に遺伝的に利用可能なものにとどまったのであろう」p.95.

2019-08-30 16:16:45
尾上正人 @9w9w9w92

「[J. N.]スプーラーは、ヒトの遺伝子座…が20000から42000のオーダーだと器用に計算した」p.97.

2019-08-30 16:29:53
尾上正人 @9w9w9w92

「ヒトの社会はヒトの身体に、とりわけヒトの胸とヒトのセクシュアリティに、生物学的に基づいている」p.98.

2019-08-30 16:35:42
尾上正人 @9w9w9w92

「いかなる野生動物も、恒常的な[膨らんだ]胸を持っていない。ホモ・サピエンスの女だけが、全ての哺乳類の中でそのような特殊化を所有している[家畜乳牛は例外]…ヒトのこの解剖学的特徴は、単なる『家畜化』形質以上のものであり、確かに性淘汰の単なるうわべを飾る創造物以上のものだ」p.99.

2019-08-30 16:44:04
前へ 1 ・・ 4 5 7 次へ