Les Enfants Terribles

耽美 倒錯 幻想 蠱惑 悪夢の映画たち
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和泉萌香 @moekaizumi

“ナイト・チャイルド” 蒼然とした瑞々しいイタリアの自然風景に流れるステルヴィオ・チプリアーニの哀愁漂う音楽、少女の内外で呼応する愛情な本作を一層美しいホラー映画へと昇華させる。悪魔が側にて舌舐めずりする、奇怪でフェティッシュなアイテムも魅力なゴシック・ロリータ。 pic.twitter.com/S3o6SF6M0s

2019-08-12 10:07:09
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和泉萌香 @moekaizumi

“柔らかい殻” 少年の目には黄金の波と映る寂寥の田舎、大人の狂気を少年が吸い取って空想が悲劇を呼ぶ。悪夢の卵はひとつだけでは無く、あちこちで既にもう孵化していたと知った時の衝撃に嫌悪混じりの性への目覚め、背徳の喜びさえある罪の意識 幼少期の地獄を可視化する嗚咽。#1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/bv3a9jEuag

2019-08-11 19:41:44
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和泉萌香 @moekaizumi

“家族の肖像” 「美しき者を追い求めよ 少年でも少女でも抱き締めろ 恥じらい躊躇うな 人生は短い 墓場に快楽は無い」 獣臭い官能に満ちた房を持つヘルムート・バーガーらの黄金の肉体 芳醇な天鵞絨の肌理が舞う夜の帳と、バート・ランカスターの濁りなき哀愁 ヴィスコンティの館に生きる永遠の美神達。 pic.twitter.com/L5nAZMFZDS

2019-08-11 11:02:51
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和泉萌香 @moekaizumi

“天国でまた会おう” 第一次世界大戦を背景に幻視者であり道化師、語り部が広げるめくるめく優雅で幻想的な舞台には、悪しき人間の欲望と愛の存在が幾重にも重なって含まれる。数々のフランスの芸術家を想起する美術がフェティッシュで眼福 「今度は愛の為だけに筆取る世界にて」#1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/YxZd8ul5Aq

2019-08-10 19:59:57
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和泉萌香 @moekaizumi

“フェイスレス” 塩酸で顔を焼かれた妹に移植を施すべくヘルムート・バーガー演じる美容整形医と恋人がナチスの元軍医を招き夜な夜な禁断の手術を行うエロティック・ホラー。本筋と関係無い突飛な展開や音楽と癖が少々強いが文字通りペロリと仮面の如くの皮膚分離シーンは見所。 pic.twitter.com/oYMGR07TUe

2019-08-10 10:40:19
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和泉萌香 @moekaizumi

“地獄に堕ちた勇者ども”が最も印象的だが背中、掌、肩とヘルムート・バーガーの身体の曲線はなんて優美なんだろうか...頽廃と爛熟の官能が肌のしたに詰まって、複雑繊細な役柄が沸騰させては放散する恐ろしい魅力... ああ素敵 pic.twitter.com/Tra21sQ4V5

2019-08-09 22:11:58
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和泉萌香 @moekaizumi

“雨のエトランゼ” その男の美貌には悪魔が潜み、女は知りながらも愛して破滅に堕す。サディスティックながら余りに優雅 絶望的だが見えるのは至純の愛。開いた唇から溢れる言葉も熱情も蒼然の哀しい闇に沈んでゆく...妖艶で危険な男を演じるのはヘルムート・バーガー。#1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/g58TdK3cys

2019-08-08 20:18:41
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和泉萌香 @moekaizumi

“インテリア” 瀟洒な部屋に整頓された繊細な陶器、芸術や創作の熱意に完璧を求めれば心は閉塞し、美に基づいていたはずの精神も歪んで悪意と罪悪に寄りかかる。母と父の亀裂、見守る三姉妹たちを覆うのは黒...ウディ・アレンが自らの翳りを露呈してある崩壊しゆく家族に投影した愛憎の作品。 pic.twitter.com/qxWwIIz5Kc

2019-08-08 17:51:00
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和泉萌香 @moekaizumi

“La polizia chiede aiuto(1974)” 艶めいた怪奇作品を多く手がけるマッシモ・ダラマーノ監督 少女が死んだことをきっかけに背後の事件や倒錯した思惑が明らかになっていくイタリア映画。ジャッロの特徴である鮮烈な色彩やエロティックで偏執的な映像、小洒落たアクションも魅力。#1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/c03RGO1JvZ

2019-08-07 18:39:37
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和泉萌香 @moekaizumi

“天国でまた会おう” つるんとした顔に瞼に大きく描いた瞳のメイクアップ、異端者の不思議な美が光る造形や画家エドゥアールのポージング、とってもコクトー... pic.twitter.com/z47Ep4hW6y

2019-08-07 12:28:25
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和泉萌香 @moekaizumi

“天国でまた会おう” 砲弾と名誉の死が望まれ権力が蔓延る時代、パリの街角。顔半分もぎ取られた彼がひとたび仮面を纏えば物語は幻想の輝きを持ってステップを踏み始める。次々変わるマスクの造形はまるで”芸術のデパート”コクトーを彷彿とさせ彼が走らせる線画はエゴン・シーレの頽廃と無垢。 pic.twitter.com/0jvVKeUwYu

2019-08-07 10:16:23
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和泉萌香 @moekaizumi

“さよなら子供たち” こんな酷い別離など。何も知らぬ故の無邪気で好奇心いっぱい、翳りを知らぬ美しい少年たちの瞳。雪の様に純な彼らの頭上を覆い尽くす灰色の雲、悪魔は容赦なく陽光の下に現る。終始耽美な画は眼福、負の歴史を真っ向から淡々と描くルイ・マルの傑作。#1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/UkUUpFV8xF

2019-08-06 19:43:09
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和泉萌香 @moekaizumi

“O公爵夫人” 拳銃自殺を遂げたドイツロマン派の作家クライストの小説をロメールが名画的な美を誇る画で映像化。”救うと同時に辱める” 蝋燭の灯に照らされて横たわる美女の胎内へ慇懃無礼に踏み込み粘っこく囁く、精神強張らせた末の皮肉めいた最後。名優ブルーノ・ガンツの怪演っぷりといったら。 pic.twitter.com/ZPJN0K9PYK

2019-08-06 10:53:01
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和泉萌香 @moekaizumi

“デビルズ・バックボーン” 「幽霊とは何か 時に彷徨う人の思い 琥珀に閉じ込められた虫の様な」完璧に逃避を許す幻想は存在せず、襲いかかるのは怪物では無く人間。戦乱が生んだ哀しき憎悪を乗り越えて歩く少年達と放浪の道を選んだかつての彼等の姿に涙するデル・トロ作品。#1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/XDm1sgsZvj

2019-08-04 19:36:52
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和泉萌香 @moekaizumi

“柔らかい殻” 黄金色の穂を背景に展開されるアメリカン・ゴシック 大きな口を開けた魚の骨とその前に佇む少年。長閑でありながら不穏な幻想が大地を唸らせて望郷の念を飲み込んでゆく...腐乱した死体の臭気が穏やかなひと時と幼少期の空想を蝕み食い尽くす本作の衝撃をこんな湿った夏にふと思い出す。 pic.twitter.com/Km54SIqGDA

2019-08-04 10:03:23
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和泉萌香 @moekaizumi

“牯嶺街少年殺人事件” 飴細工や琥珀色の輝きを連想する美しく静謐な画と夏の木漏れ日の輝き、彼らが迷路で立ち止まり、こちらを見つめ去っていく流動と不安定に揺れる灯り。少年の心が暗闇の奥の暗闇に飲み込まれていく様を全て描く本作はあまりに哀しくてぽっかりと穴があく #1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/O3dX77Is1J

2019-08-03 18:36:34
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和泉萌香 @moekaizumi

“ニジンスキー(1980)” 空中の皇帝 伝説のバレエダンサー“牧神の午後(1912)””春の祭典”(1913)” ニジンスキーの肖像をボリス・コフノ等の肉声コメント添って追う短編ドキュメンタリー。美と官能の舞踏に身と魂を浸した妖精が生きた激動の時代、繊細ゆえに粉砕を辿った精神の旅路が麗しい写真と共に。 pic.twitter.com/EmD646iJKz

2019-08-03 11:57:41
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和泉萌香 @moekaizumi

“Beatrice Cenci(1969)” 悪逆非道の放蕩者である父に姦淫され彼を殺害し、ギロチンにて処刑された”美しき親殺し”悲劇の美少女ベアトリーチェ・チェンチの生涯をイタリアホラー映画の怪匠ルチオ・フルチが映像化。汚濁溜まった関係を映す官能的なタッチが数奇な残酷を引き立てる。#1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/7U4IHbf26t

2019-08-02 21:22:54
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和泉萌香 @moekaizumi

“赤い影” 水に映る世界は現在か未来か忌わしい異世界 自らの翳る精神の淵か。赤を符号に恐怖が紡がれる部隊となるヴェネツィアの頽廃した街並み、爛熟した生命の凍える香気。鏡や写真の向こうから不幸を訴えかける不穏と緊張の美に終始包まれる本作には恐ろしい結末が待ち受ける。 pic.twitter.com/7A9rj7cwK3

2019-08-02 12:27:44
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和泉萌香 @moekaizumi

“エデン、その後” パリの大学生達が恐怖の粉を試した事により没入する幻覚世界、時空無き空間はSM遊戯に死への好奇と倒錯的イメージの断片となり氾濫する。 「講義の代わりにカフェへ 話を作り演技して悲しんだり喜んだり 愛しあったり別れたり なぜなら生活は無駄で現実には何も起こらないから」 pic.twitter.com/IeSLvhL4Lx

2019-08-02 10:05:00
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和泉萌香 @moekaizumi

“さよなら子供たち” 些細な喧嘩や可愛らしい程度の揶揄いに性への目覚め。ドイツ占領下のフランスに建つ寄宿学校にて暮らす果物に等しい輝きと肌理を持つ美少年たちの日常に、嗚咽する暇なく唐突に訪れる残酷な朝。理解し難い余りに理不尽なこのひと時を再現したのはルイ・マル、彼の自伝的作品。 pic.twitter.com/DnV0lTp84J

2019-08-01 10:14:44
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和泉萌香 @moekaizumi

“早春” 肉体が奔放に投げ出される公衆浴場にて恋は甘美かつ滑稽な狂気を帯びて溺れゆく。ロンドンの街を彩る独創的で鮮やかな色に迸る性的渇望を軽やかに表す隅々の画。ルードヴィヒ/神々の黄昏にて脆弱に痙攣するオットー演じたジョン・モルダー=ブラウンの初々しさも光る。#1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/A8rifeXChV

2019-07-31 19:56:44
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和泉萌香 @moekaizumi

#あなたの胸に刻まれたアニメ “哀しみのベラドンナ” 虫プロ制作、中世フランスの農村を舞台に愛する夫の為悪魔に魂を売った美しい女の物語。繊細で儚げな水彩画がゲルニカや死と乙女の如く、官能と倒錯が極致に達してうようよと蠢きだす無二の世界が音楽と共に脳を犯しては離してくれない。 pic.twitter.com/OuJdzSyqfg

2019-07-31 19:26:38
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和泉萌香 @moekaizumi

“やわらかな肌” 唇から紡がれるカタルーニャ語の響き 陽光や月光に照らされて、彼女の曲線が水に煌めき舞い上がる物狂おしい一瞬が浮き彫りになる。理性や既存を奪い去る魔力と官能的な狂気は、ただ彼女が彼女であったから...激情の愛に生きたエロイーズの名を持つ女性2人の愛を美しい毒塗して描く。 pic.twitter.com/C0orXqMDkP

2019-07-29 10:03:07
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和泉萌香 @moekaizumi

“ナイトチャイルド(1975)” 母が焼死する現場を目の前で見た少女エミリーを襲う恐怖と哀しみのセレナーデ。少女の嫉妬や葛藤が悪魔に憑かれた絵画に投影して現実と幻想、どちらも鮮血の悪夢が蝕んでゆく。甘美で不穏な悪の符号に惹かれるイタリア発のゴシックロリータ・ホラー。#1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/0Bfdu3so31

2019-07-28 20:01:07
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