アニメカイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡―グラゼニ(シリーズ構成・全話脚本):原作とアニメのリンクと相違
- makimogpfb
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はじめの一歩3期の一歩対沢村戦の脚本は3話分であるが、これも(シリーズ構成ではないが)「ミニシリーズ」と見ているのではないか。 ともあれ、あしたのジョー2最終3話の脚本は、高屋敷さんのシリーズ構成作における「男の生きざまシリーズ」の大きな起点となっているとみていいのではないだろうか。
2019-10-10 22:55:27グラゼニ東京ドーム編13巻、夏之介がここまでの境地(「おれは××投手!」)になるのは感慨深い。アニメ版のシリーズ構成である高屋敷さんがよく提示するテーマ「自分とは何か」と相まって、胸が熱くなる。ほんとアニメと原作を交互に楽しめる。中継ぎもかっこいいけど、××が本当に夢だったんだなあ pic.twitter.com/hIheiL4NaA
2019-10-11 01:33:25正直、ゆるゆると失点が許される先発を続けるより、方程式に組み込まれて8回をしっかり抑える夏之介の方がかっこいいと思ってたんだが、××でいたいという強い思いから覚醒して完×するというのは、これはこれで痺れる。ここまでの長い道乗りを考えると、ホントよかったな…と思った
2019-10-11 01:45:46コミックシーモアの10%引きクーポンで、グラゼニ東京ドーム編14巻(電子版)を買って読んだ。後の運命(wikiチラッと読んでるし、次はパ・リーグ編)を知ってると、やっとこさファンが付いてグッズが売れるまでになったのに××するのは心苦しいよね…でも、ファンが作中でも付いたのはホント嬉しい。
2019-10-15 23:01:31だって私が「凡田夏之介の物語」を見て/読んですっかりファンになっちゃったもんね。東京ドーム編は、不運としか言いようがない××から復帰して、××になって、命の危険を経験して、更に物語後半で大覚醒して、完×するまでになるのは胸が熱くなった。作中でも言われてるが、この「物語」は夢中になるよ
2019-10-15 23:06:17ここまでをアニメにするのは無理なのはわかってるけど、「凡田夏之介は、よくよく見れば魅力的だよ」と、アニメは十二分に教えてくれた。渡辺歩監督、シリーズ構成の高屋敷英夫さん(探求中)ほかアニメスタッフさんに感謝だなあ
2019-10-15 23:09:51グラゼニ東京ドーム編15巻(電子書籍)を買って読んだ。これで無印・東京ドーム編全巻読了!最終巻らしく、河内や富士野、則本や杉里、鳥海、椎名や丸金、そしてトクさんなどのドラマが片付いていく…パ・リーグ編を見据えていて、まだまだ終わりが見えないな。つくづくアニメはキレイに終わったと思うよ
2019-10-17 22:36:08原作は段々、夏之介がグラゼニを「実際に」掴み取って行くフェーズに入るわけだが、アニメは、まさに作品と主人公の「青春期」を切り取った。これはシリーズ構成・全話脚本の高屋敷英夫さん(探求中)の持ち味。同じくシリーズ構成・全話脚本のF-エフ-も、青春の輝きと、その終焉を、上手く切り取った。
2019-10-17 22:42:26F-エフ-の原作は、非常にドロドロした人間ドラマの果て、実際に××ドライバーになるが、人間ドラマは続き、原作のテーマ「父と子」の決着が描かれ終わる。グラゼニの原作は、本当に色々あった末、大金(すなわちグラゼニ)と夢(××投手)を掴み、ドラマは継続中。
2019-10-17 22:48:11対してアニメであるが、F-エフ-の場合は、父や故郷との決別、友や仲間との絆、挫折、ライバルとの決着と別れ、そして旅立ちが描かれ終わる。 グラゼニの場合、しがない中継ぎだが野望や誇り、悟りがある夏之介が、一軍で結構活躍するも××するが、優勝に貢献し、契約更改で自分を安売りせずに終わる。
2019-10-17 23:01:08両作とも、自分とは何かを模索して確立し(夏之介は大人なので、かなりアドバンテージがある)、色々あるも夢(F-エフ-の軍馬はF1ドライバー、グラゼニの夏之介は高年俸の先発投手)に向かい、前に進む。 この構成は、高屋敷さんがエースをねらえ!や家なき子の最終回の演出をしたことと無縁ではない。
2019-10-17 23:09:37エースをねらえ!最終回では、限界突破したひろみが、竜崎(お蝶夫人)との死闘を制し、選抜の最後の切符を掴む。 家なき子最終回では、色々あったが母と再会するも、一人前になるため、レミとマチヤ(と犬と猿)は旅に出て、前に進んでいく(ナレーションで、後に二人が立派な大人になった事が語られる)。
2019-10-17 23:15:45このように、両作とも未来に希望を持って、または夢に向かって進む所でアニメは終わっている。 F-エフ-と、あしたのジョー1・2(高屋敷さん脚本参加)との共通点は、前に色々書いたが、エースをねらえ!と家なき子の最終回を踏まえておくのも面白い。
2019-10-17 23:22:09この「高屋敷さんのストーリーテリングのルーツ」は、後の同氏シリーズ構成作でバンバン花開くようになる。先に述べたように、原作の「青春期」を最大限に活かし、殆どの場合、希望を(または夢を)持って、まだ見ぬ未来に進んで行く所でキレイに終わる構成になっている。
2019-10-17 23:28:50F-エフ-もカイジもグラゼニも、夢に向かってもがき、前に進んでいる状態の「アニメ版」の主人公達が眩しく見える。前書いたが、原作の一番キラキラした所をフィルムに「保存」する構成が、高屋敷さんは実に上手い。原作を読み進んでも、いつでもアニメでは、夢半ばで輝いている主人公達に会えるのだ。
2019-10-17 23:36:47そんなわけで、アニメ版グラゼニの、球場に自転車で通い、先発を夢見て頑張り、中学生並の片思いをして、プロ野球は「好きで選んだ道」(アニオリ)であるという覚悟を持っている、ある意味ギラギラしていた時代の夏之介が無性に見たくなる。 繰り返しになるが、原作とアニメのループがやはり楽しい。
2019-10-17 23:44:08こちらも紹介: 以前書いた、 ・F-エフ-のシリーズ構成についてのブログ記事: makimogpfb2.hatenablog.com/entry/2018/12/… ・グラゼニのシリーズ構成についてのブログ記事: makimogpfb2.hatenablog.com/entry/2019/06/…
2019-10-17 23:48:19続きはこちらです